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四神伝説~散々支配してきたブリキ共に鉄槌を下してやんよ~  作者: 統氏


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96話 次の目標は!!! これ!!!

修復中の格納庫。



火花が散り、工具の音が響く。



その中で――



笑いが起きていた。



「ははっ、昇もう一回やってくれよ!」



「ちょっと……やめた方が……」



口ではそう言いながらも、少しだけ笑っている。



剣は何も言わない。


だが、わずかに視線を逸らしていた。



その中心で――



昇の父

「私に任せろ!!人と――」


「機械!」



「魂が重なり合う時――!」



その光景を見て――



昇は顔を覆う。



「……なんだったんだあん時の俺……」



「恥ずかし過ぎる……」



昇の父

「真の龍神となる!」



「だっはっはっは痛、やばい腹が凄く痛い......」


_____


お腹を抑え塞ぎ込む焔


_____



「え?大丈夫ですか!?」



______



それでもやめない父


______



「昇最後はお前が言うんだドラゴン......」


______



「やめろォ!!」



人生で初めて親父を思いっきり殴った。



ひとしきりの騒ぎの後――



場の空気は、少し落ち着く。



「それで……修復の状況はどうなんですか?」



守の父が手を止めずに答える。



「タイガーウェアは中破」



「タートルウェアは――重傷だ」



一瞬、空気が変わる。



「……そんなにですか」



守の父

「しばらくは出撃は無理だろう」



「マジか……」



「……となると」



視線が昇と焔へ向く。



「当面は、この二人で対応するしかない」



「任せろって」



軽く言う。



昇は――



「……ああ」



短く答えるだけ。



さっきまでとは違い、


テンションは低いまま。



「もし……今回みたいに敵が多く来たら……」



その言葉で、


全員が思い出す。



さっきの戦闘。



剣はすでに考えていた。



「……四獣合体しかない」



「合体か……」



四獣AI(青龍)



「現状では不可能です」



「……なぜだ?」



間髪入れずに聞く。



四獣AI



「これまでは」


「適合者同士の心を合わせることで成立していました」



「しかし現在は――」



「四獣神にも感情が発生しています」



「……つまり」

「機体の方とも、心を合わせる必要がある……?」



「その通りです」



「月ではできていたが?」



四獣AI

「状況が異なります」



即座に否定。



「現在の状態では――」



「心を合わせることは、極めて困難です」



重い沈黙。



その時――



大画面が点灯する。



映し出されるのは、


これまでの戦闘記録。



そして――


前回の戦闘。



テンションが異様に高い昇が大画面に映る。



「ははっ、やっぱおかしいなこれ」



「……いつもより、明らかにテンションが高いですね」



剣は無言で見続けている。



「写真撮ろうぜ!写真!!」


_____


「やめろ……マジでやめろ……」



顔を覆う。



四獣AI(青龍)



「原因は、適合率の異常上昇です」



「特に――」



「昇とドラゴンウェア」



「両者の適合率は、極端に上昇していました」



「……だから、あんなに……」



「テンションおかしかったのか」



剣は静かに言う。



「適合率が高すぎるとおかしくなるということか」



四獣AI



「その通りです」



「不安定な状態での高適合は」


「制御不能に繋がる可能性があります」



昇は何も言わない。



ただ、画面を見ている。



俯いたまま。



「四獣合体するにはいかなる状況においても適合率を一定に保つことが条件となります」



「……簡単じゃないな」



「はい……」



「でもやるしかねぇだろ」



昇は――



何も答えない。



その沈黙が、


今の状態を物語っていた。



四獣AI(青龍)



「まずは――」



「四獣神との適合率を」



「これまで以上に安定させる必要があります」

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