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第十四話「生きて」①

 夕暮れの残滓(ざんし)漂う砂の大地に、イネッサは九垓に抱き抱えられたまま、なんの前触れもなく現れたグラディアと対峙していた。

()り損ねたのがそんなに気に食わなかったのか?」

 九垓は挑発じみた口振りであるが、その顔は険しい。それもそうだろう。ここは先日の<リュエール・デ・ゼトワール>と違い障害物もなければ、あまつさえ足場は砂地ときている。凄まじい突進力を見せたこの神父を相手取るには、少々分が悪い戦場だ。

「愚かしいな。個の視点でしか見られないというのは」

「なに?」

 グラディアの嘆くような素振りに、いわれのない九垓は眉をひそめた。

「やはり力は使えても、その本質までは捉えられていないか」

 続く神父の言は、どこか安堵を感じさせる。

(力の、本質?)

 ますます九垓は怪訝な顔つきで神父を睨みつける。

 ――貴様らアービターは異端だよ。なぜそのような仕組みとなったのか、まったくもって理解に苦しむ。

 <リュエール・デ・ゼトワール>で対峙したあの夜、グラディアはそう言っていた。彼が属する組織の教義からすれば、<アービター>の存在は異端だということなのか。

 しかし、やはり九垓はそこに食い違いを覚える。

 神父の口振りは、まるで<アービター>の正体を知っているかのようだ。ならばなぜ、同教のイネッサはそこに触れないのか。

 もし知っているならば、自分に宿ったその不運ばかりを嘆くことはしないだろう。自分のように同じ<アービター>を継承する者が身近にいるのだ。その存在意義について触れることがあってもいいはずである。

 それとも、真実を知らされていないだけなのか。

 だが、それはおそらく違う、と九垓の直感は言う。

(こいつ、本当に)

 神父なのか。否、本当に異端狩りの職務のためだけに、自分たちをつけ狙っているのか。

 九垓がその眼光を鋭くすると、

「貴様らはこの神の庭で生かされている家畜に過ぎん。いずれすべて土に還る運命だ。だというのに貴様らニンゲンは大地を穢し、空を汚し、まるで我がもののように消費していくばかり。それでは、下賜(かし)された神に申し訳が立たんだろう」

 凄みを増すグラディアの周囲が、ほのかに赤く揺らめいた。

「ハ。神父さんよ。そんな言い方じゃ信者、減るぜ?」

「イデアの再臨する地には不要だ。特にアービターはな」

 その赤い揺らぎは次第に神父を中心に渦を巻きはじめる。

「運命の夜だ。願わくば、貴様らに宿ったその仕儀も、ここでつまびらかにしてくれよう」

 九垓はいつ目の前の神父が飛び込んでくるかと警戒し、両の脚に力を込めた。

 その時、

「――運命なんて、ない」

 イネッサは迷いなく言い切るや、自ら九垓の腕から降り、意外そうに目を見開く彼の前に立った。

「あるのは、それを作る意志だけ」

 そう言う彼女の右手には青白い炎が揺らめき、すぐに現れた三叉の槍が握られる。

 彼女の視界は、いまだ斑点模様のような欠落が残されたままである。ちょうど視界の中心を遮るそれと神父の姿が被らぬよう、イネッサはわずかに顔を逸らし気味にして、視界の端で神父を捉える。

 それでも泰然として仇敵に相対する姿は、数日前の彼女からは想像もできないものだ。ビリエラの死がそうさせたのか。九垓は、その背中を呆然と見つめた。

 片や、彼女の心境の変化が興味深かったのは、グラディアも同じであった。

「ほう。シスター・イネッサ、ようやく向き合う気になったのかね?」

「そう、ですね。――少なくとも、取れるものなら、父の仇を取りたいと思うくらいには」

 一向に視線が交わるはずもないが、その静かに佇む姿勢がかえって神父の用心を招いた。もしイネッサが以前の彼女でないのなら、アービターふたりと同時に干戈(かんか)を交えることになる。クラドノ、そして、フランスと、取り逃がした失態をこれ以上繰り返すわけにはいかない。

 ゆえに神父は、すでに知る彼女の脆さを突くことにした。

「では、母親の分も併せるといい」

 わかりやすいほどの揺さぶりである。が、よもやそんな言葉が出るとは思ってもみないイネッサは、信じられないといった顔で目を見開いた。

「お母、さん?」

「アリサは最期まで君たちのためにその身を捧げたよ。司祭どもに(なぶ)られ、誰のかわからぬ子を孕んでもなお、まだ笑って。それがあまりに滑稽でね」

「滑稽、で――?」

 それに続く言葉に身構えるあまり、彼女の槍を握る手が震えだす。眩暈(めまい)のように頭を揺り動かす錯覚と無音のなかにする耳鳴りを感じながら、呼吸は動悸とともに乱れていく。

 その呼吸が、

「首を()ねてやった」

 あまりに軽々と告げられた事実に、ぴたりと止まった。

 途端、

「お前がッ!」

 イネッサは明確な害意を宿した刺すような眼差しを神父に向けた。

 もはや哀憐(あいれん)の情など抱く必要はない。この男の血肉の一滴、一片に至るまで、そのことごとくを駆逐せねばならない。この世に残していてはいけないものだ。

 だが青い殺意は、神父にとっては涼しいものらしかった。

「運命と言ったはずだ。さあ、仇を取るまたとない機会だぞ、シスター・イネッサ。もっとも――」

 夜影に浮かぶグラディアの両目が、獰猛な赤い光を宿す。

「この私と真っ向から斬り結べれば、の話だがね」

 そう言うや、激しさを増した赤い渦の外側を白い数字の羅列がまわりだし、神父の体は宙に浮きはじめた。

 それにイネッサは憎悪に燃える顔で槍の穂先を向け、背中に青白い龍の紋様を浮かび上がらせる。と、その背後から、それまで黙していた九垓が進み出た。

「ふたりの世界に入ってるとこ悪ぃが、そいつぁ俺の役目だな」

 手にはすでに一対のトンファーが握られている。

「こいつを守れってのが、雇い主の指示なんでね」

 イネッサの横に並び凛とした顔で言い放つ九垓を、グラディアは鼻で笑う。その傍から神父の姿は閃光に呑まれた。

「行くぜ」

 敵を睨みつけたまま言う九垓に、

「はい!」

 イネッサも同じく空を見上げたまま答えた。そして、

「リンケージ!」

 互いの生還を期して、ふたりは高らかに叫び上げた。

 青と薄緑色の光が、それぞれひと筋の柱となって夜空へ立ち昇る。それぞれの光柱の前には、天へ昇る青龍と勇ましく吼え猛る白虎の姿が浮かび上がっている。

 三者の光が収まり砂地に夜が戻ってきた矢先、先手を取ったのはやはり九垓のアーキグスタフ<風雷(フンレイ)>だった。

 狙うは空間を転移するあの牛刀のごとき腕である。切り離される前にどちらかだけでも破壊できれば苦戦の度合いも減るところ。水銀色のカブトムシを起こしたような巨体の、その左側面に向かってひと息に間合いを詰めた九垓は、すれ違いざま、展開したトンファーで相手の肘関節を叩き砕こうとした。

 だが、それは相手も見越している。

(くそ!)

 心中に毒づいた九垓の前に、水銀色の巨体が迫った。避けられるほうがまだよかった。グラディアートルはむしろ自分の質量を存分に活かし、接近する九垓へ体ごと当たりにきたのである。

 懐に飛び込もうとした九垓が衝撃に耐えきれるはずもなく、かろうじて防ぎはしたものの、彼は盛大にうしろへ弾き飛ばされた。

 不意を突くはずだった攻めから転じ、守りの体勢を取らざるを得なくなった緑のアーキグスタフへ、水銀色の異形は容赦なく肉薄する。

 その禍々しい刃による連撃は、腕を切り離さなくとも、相手に反撃の余地を与えない。グラディアートルはその傍ら、胴の両側面に三段ある、人のあばら骨のような丸みを帯びた装甲を外側に開き、伸長した。

(腕かッ!)

 九垓がそう睨んだとおり、展開されたそれらの装甲は、先端から五指を持つ手を滑り出させる。

 牛刀の連撃を躱すさなか、九垓はその細腕に掴みかかられた。

「クガイさん!」

 イネッサは叫ぶや、両手で持った槍を素早く構える。左肘を上げて右腕を伸ばし、槍の穂先を斜め下に向けた、大広間で双龍を解放した時のあの構えである。

「リキッド・エア!」

 自身のまわりに青い粒子が舞い上がるなか、彼女はさきんじて魔術を放った。動作は必要ない。軸を定めるだけでそれは充分な効果を発揮する。

「ん」

 グラディアートルは胴体から伸ばした細腕の動きが鈍り、刹那の間を作った。見れば、関節が凍っている。

 九垓にはその間だけで退避するに事足りる。振り下ろされた一刀を躱すや、そのまま飛び退いた。

 しかし、それで追撃の手を緩める相手ではない。

「記す。時は我が左より落ち、流転の右にて還らず!」

 すでに円形の陣を敷き終えていたイネッサが、その猛追を咎めるように叫んだ。

 彼女が扮する、一輪の花を逆さにしたような濃紺のアーキグスタフ<ハイドランジア>は、構えた槍のさきから光の雫を滴らせる。すると、たちまち陣のなかに幾何学模様が描き出され、イネッサは悠然と構え直した槍の石突を足元に突き立てた。

 次いで、彼女の背後に一対の龍がその像を結ぶ。と同時に、彼女の視界に現れていた斑点模様は霧散をはじめた。

 水龍と氷龍は、大広間の時よりも明らかに大きさが増している。グスタフという巨体ですら玩具に等しいくらいだ。そして、放つ野太い遠吠えのごとき咆哮は天地を揺らし、まさに神罰の具現であるかのようである。

 その存在感は、九垓に間合いを詰めるグラディアートルの視線を釘づけにした。

「やはり違うな。イネッサ・イヴァーノヴナ・イリューシナ」

 電子的な音声でそう口にするグラディアートルは、どこか感心したふうである。

「加減はしない! 行きなさい!」

 一分の油断も許される相手ではない。イネッサは片手で槍を振り向け、ただちに攻撃を指示した。

 水龍がグラディアートルに突撃をかける一方、イネッサのうしろに控える氷龍は天を仰ぎながら大口を開け、そこに光球を膨らませる。そして首を戻すと同時に、光球から水銀色の異形めがけ一条の閃光を撃ち出した。

 閃光はさきに行く水龍の脇を抜け、いち早く目標に到達する。

 対するグラディアートルの反応は明らかに間に合っておらず、自身の右側から迫ったそれに右腕の刃を持ち上げるのみである。

 そこへ左から、

「幽天!」

 と九垓の声が聞こえたものだから、グラディアートルは否応なく注意を向けざるを得なくなった。

 挟み撃ちにされた格好だ。けれど動揺はない。その技はこれまで目にしている。一度目の踵落としは残像であり、雷撃を伴う二度目のほうが本命だ。下手に躱そうとしなくとも、残像もろとも左の刃で受ければいい。

 が、

「幻雷脚!」

 踵を振り下ろして地面に着地した残像がまだ動き、ようやく異形は狼狽を見せた。

 本命を受けるべく持ち上げた左腕の脇下に、貫くように蹴り上げられた<風雷(フンレイ)>の足がめり込む。直撃を受けた左肩はつけ根が盛り上がり、関節を構成する金属たちが悲鳴をあげながらひしゃげた。

 九垓は残像が追いつくのを待っていたのだ。上から落ちてくる残像の、その着地点で待ち構え、敵の守りが薄くなる瞬間を突いたのである。

「どんなに厚着しようが、関節はなァッ!」

「おのれ!」

 忌々しげに吐き捨てたグラディアートルは自身の右腕にも異変を感じ、すぐさまそちらへ視線を走らせた。

 氷龍の光線を受けた右の刃は、その刀身のみならず二の腕に至るまでを氷漬けにされている。これでは分離することはかなわない。

 その視線をふと上げれば、眼前にはすでに猛々しき水龍の口内が迫っていた。

 されど慄くことはなく、グラディアートルは無抵抗のままそれに飲み込まれる。凄まじい風圧と飛沫から逃れるように、肉薄していた九垓は瞬時に飛び退いた。

 水龍はグラディアートルを含んだまま、螺旋を描いて夜天へ昇る。その間、敵の関節という関節、隙間という隙間から、水龍を形作る水は滑らかなその身を滑り込ませた。

 浸入した水は、装甲の下でこの異形を構成する鉄の骨組みを這いまわる。その視点を、イネッサの目は捉えていた。否や、正しくは「脳が」捉えていた。

 それまで瞳を閉じていたイネッサは、ゆっくりとその瞼を持ち上げる。けれど、敵の内部は見えたままだ。確かに頭のなかに、見えたままでいる。

 そして、

「コール!」

 イネッサはここぞとばかりに吠え上げた。

 途端にグラディアートルの内部で異変が起きる。流れ込んだ水は瞬時に氷となり、ところ狭しと膨れ上がる。装甲と鉄の骨組みの間は、内側から破裂させんと膨張する氷の体積に軋み、抵抗してみせようにも、凍てつく関節はあらゆる挙動を許されない。

 硬直するグラディアートルを、水龍は天空に置き去りにする。そのまま落下させるかに思われた。

 だが、

「まだ!」

 その様子を鬼の形相で睨み上げるイネッサは、左腕を力任せに振り払う。すると、主の指示を受けた水龍は上空からグラディアートルを再び飲み込み、頭から一直線に地上へと急降下をはじめた。

 それに驚いたのは九垓だ。

「あいつ」

 内部から爆裂させられるいまならば決めきれる。だというのにイネッサは、弄ぶかのようにわざわざそれを長引かせている。

 敵は殺せる時に殺さねば、あとあと事態を悪くしかねない。無策ならばなおさらだ。しかし、戦場に生きた九垓であればいざ知らず、ただの修道女であるイネッサがその考えを持つわけはない。

 ここに至って九垓は、妙に圧倒される敵の様子に悪寒を覚えた。見上げれば、水龍はもう地表に差し迫っている。そして、その視界の端を落下点に向かって翔ける氷龍が横切り、はたと顔を向けた彼は慌てて叫んだ。

「よせ!」

 氷龍の頭上には、ツノを握って勇ましく立つ<ハイドランジア>の姿がある。九垓は直感した。手ずから止めを刺すつもりである、と。

「お父さんと、お母さんの――」

 風を切るイネッサは砂漠に叩きつけられる仇敵を睨み、三叉の槍をくるりと逆手に持ち替える。それを顔の横で水平に掲げたさまは、まるで海中の魚を虎視眈々と狙うかのようだ。

 槍の穂先が青い輝きを宿す。イネッサは細腕に筋が浮かぶほどに力を込め、右手で柄をさらに握りしめた。そして、

「なにもできずに死ぬ苦しみを、お前もッ!」

 怨嗟の叫びとともに、眼下に迫る横たわったグラディアートルのその首めがけ、腕の筋を引きちぎらんばかりの勢いでもって、

「味わえ!」

 渾身の一投を繰り出した。

 もし、水銀色のあの異形に表情があったなら、ほくそ笑んでいたに違いない。

「え――?」

 目の前に生じた赤い旋風と、その間に割って入る龍たちが瞬く間に粉砕されていくのを、イネッサはなぜか横に流されながら目撃した。

 投擲した槍は渦を巻く赤い風に弾かれ、軽々と宙を舞う。砂地に倒れ込んだ()()()のそばに、それは穂先を下にして墓標のように突き立った。

 背中から倒れた<ハイドランジア>のなかで、イネッサは正面にある夜空を混乱した眼で見つめる。

 その視界が自身の上に覆い被さるなにかを捉え、彼女は顎を引いてそれを見た。

「ク、クガイ、さん」

 胸の上でうつ伏せに倒れる緑のアーキグスタフは、背に無数の斬り傷を負っていた。分厚い刃でさまざまな角度から斬り抉られたような損傷だ。

「う、ぐ……」

 焼いた鉄を押し当てられるがごとき激痛である。しかし九垓は意識を保ち、呻きながらも体を起こそうと全身に力を込める。

 そこに、電子的な男の声が響いた。

「ニンゲンというのは実に愚かだ。己を犠牲にしたところで、結局、結果を先延ばしにしているだけではないか」

 声は夜空に舞い上がる赤い渦から聞こえている。息を呑むイネッサの前で、九垓は歯を食いしばりながら、背後の敵を尻目に睨んだ。

「君の母親もそうだった。幾ばくもない命だからと、その身を捧げたところでなんになる。娘の前に、いずれ私が立つのは時間の問題であったろうに」

 落下の衝撃によって大きくくぼんだ砂地から、高々と噴き出す赤い渦は、まるで地獄の釜が開いたかのような禍々しさである。そのなかで蠢く巨大な百足(むかで)のような影は、仕留め損ねた異形が確かに息を吹き返そうとしている証だ。

「逃げ、るぞ」

 九垓はやっとのことで身を起こした。続いてイネッサもその体を起こしたが、

「待って」

 と怪訝に眉をひそめ、あろうことか渦へと一歩踏み出した。

「おい……!」

「幾ばくもない命って、まさか」

 それは、彼女が知り得ぬ真実である。

「――奇跡の代償だ、シスター・イネッサ。あれの身には過ぎた力だった。だが君は違う。言っただろう?」

 詰め寄ったイネッサに渦のなかのグラディアートルは、低く、魔物が誘いかけるような声色で告げた。

「それ、じゃあ」

(お母さんは、お父さんに売られたんじゃなくて――)

 <ハイドランジア>はたじろぐイネッサの動きをそのまま再現し、おぼつかない足取りであとずさった。

「くそ!」

 九垓は呆然自失となったイネッサを見かね、うしろから襟首を引っ張るや抱き抱える。そしてすかさず、

瞬靴(しゅんか)!」

 と唱え、電光石火の勢いでその場から跳び去った。

 ここが引き際である。長年戦場で培った生存本能が警鐘を鳴らすのだ。あの渦の中身が出れば、今度こそ生きては帰れないと。

 やはりあの神父は、ふたりで手に負える相手ではない。グスタフの足ならば<ヴェントゥス>までそう時間はかからない。

(いまは――)

 生き延びるのだ。

 九垓は遠くなる赤い渦を口惜しげに一瞥した。

 ふたりが去った砂漠で、グラディアートルはひとり(わら)う。

「賢明だな、シルフ・トーリスの継承者。――しかし」

 渦のなかで再生が進む己の装甲を見て彼は、

「これは、まるで毒だな」

 と、そこに走る青白い炎に興味深げな言葉を投げた。



      第十四話「生きて」



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