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ある日突然大悪魔?!  作者: 彩霞
第7章 ガールズトーク
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その71 「喋ります語ります!」

久々のアップにも関わらず、たくさん来ていただいてありがとうございます!

「ひなちゃん、ひなちゃんってば、おーい」


目の前で掌がひらひらと振られてる。


「あら……もしかして……本当に……?」

「ちょ!ひな、ほんとにか?!」

「サクは課題を終わらせなさい!」

「でもこんな……」

「サク、課題をするの?しないの?」

「サク、サク、葉月がだんだん怖くなってきてるから課題に集中して!」

「わ、わかった、やる、ちゃんとやるから!」


何か盛り上がってるわ……それにしても、何だっけ?ウチが枚岡くんのことをどう思って……


「どう思ってるんやろ……?」

「あ、ひなちゃんが再起動したみたい」

「ひなちゃん、大丈夫?

 ごめんなさい、急に詰め寄ったりなんかして」

「……葉月ちゃん、結衣ちゃん?

 わふっ!」


急に2人が抱き付いてきたもんやからびっくりしたわ……


「私もごめんね、無理やり聞き出そうとしちゃったから。

 でも、何か協力できたらなって思っちゃって」

「あ、うん……ありがと。

 でも……ウチ、よくわからへん」

「そっか、勝手に盛り上がっちゃってほんとにごめんね」


結衣ちゃんがあまりにも申し訳なさそうにするもんやから、何か逆にウチが申し訳なくなってしまう。とにかく、今思ってることを聞いてもらおう。


「ウチ、中学の時までほとんど友達もおらへんくて、男子と喋ったりとかも全然なかったから、オリエンテーション合宿の時、親切にしてくれた枚岡くんや本多くんと一緒の班になれたんは、今でもホンマに良かったって思ってるねん」


ウチが喋りだしたんを聞いて、結衣ちゃんも葉月ちゃんも、頷きながら聞いてくれてる。その向こうのサクちゃんがちらちらとこっち見てるのは何やろう?


「松本くんや前田くんは、最初ちょっと怖かったけど、今は2人とも普通に喋れてるし、仲良くしてもらって嬉しいんよ。

 松本くんは海に行った時も助けてくれて、それもめっちゃ嬉しかったんやけど……」


ところでサクちゃん、完全に手が止まってるけど……もう知らへんよ……


「でも海の時も、一番気になってたんは枚岡くんのこと……やったと思う。

 ちょっとハプニングもあって、いきなりぎこちなくなってしもて……」

「あれはほんっとにゴメン!

 アタシが慌てて開けなきゃ枚岡に見られることもなかったのに……」

「サ……サクちゃん……それ、は……」

「ん?」


それはサクちゃんと枚岡くんしか知らへんことやのに……っていうか何で会話にまで加わってきてるんよ?!思わず二度見してしまうわ。


「サク……課題が進んでないのも問題だけど、まずはその話、全部しなさい」

「あ……いや、その……」

「結衣子、そっち持って。

 ちょっと廊下まで連れ出すわよ」

「は、はづ……了解!」

「ひなちゃん、ごめんなさい。

 少しだけ待っててね」


声のトーンも普通やし、いつも通りの笑顔に見えたけど、葉月ちゃんの何とも言われへん迫力に、ウチは思わず頷いてしまった。そしたら、葉月ちゃんと結衣ちゃんが両方からサクちゃんの腕を持って連れていってしまった。サクちゃん……あんまり余計なこと言わんといてよ……

ちょっと待ってると、3人連れだってまた部屋に戻ってきて、サクちゃんは無言で課題に取り組みだした。葉月ちゃんと結衣ちゃんは、さっきと同じようにウチの前に座る。


「お待たせ、話の途中で切ってしまってごめんなさい」

「え、えと、別にだいじょぶやから」


葉月ちゃんは変わらず笑顔やけど、結衣ちゃんの笑顔はちょっと引きつってる気がする。


「ハプニングのことは聞いたわ。

 サクのせいで大変だったのね」

「あ、うん……えっと、それでね、枚岡くんがちゃんと謝ってくれたのに、ウチはちゃんと返事できひんくて、その時何かめっちゃ胸が締め付けられたような感じになってん。

 次の日に海で枚岡くんが1人になった時に、ちゃんと話したいって思って、追っかけたんよ。

 その時、知らへん人らに絡まれてまた大変やったんやけど、松本くんと枚岡くんが助けてくれて、腰が抜けてしもたウチを、枚岡くんが連れて戻ってくれてん」

「そういうことだったのね……」


ナンパされた下りのところで葉月ちゃんがぼそっと呟いた。そういえばあの時、戻ったら葉月ちゃんしかいなかったんやっけ。


「そんなこともあって、花火大会のこともあったから、枚岡くんにはホンマにめっちゃ感謝の気持ちはいっぱいやねん。

 でも、それだけかって考えると、それだけやない気もする……かも」


喋り終わってふうっと一息つくと、何となくつっかえてたものが取れたような気分になった。ふと見渡すと葉月ちゃんも結衣ちゃんも、課題に取り組んでたはずのサクちゃんまでこっちをじっと見て固まってる。


「あ、あの……?」

「ひなちゃん……」

「ひなちゃん……」

「ひな……」

「「「協力するから!!」」」


……あれ?そういう会話やっけ?

この章、本当に短くなるから、前のインターミッションに入れてもよかった気がしてきました…

そのうち組み替えて章減らすかも…

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