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ある日突然大悪魔?!  作者: 彩霞
第7章 ガールズトーク
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その70 「夏休みの課題と厳しい追及」

しばらく間が空いてしまいましたが、何とか仕事の方が落ち着きつつあります。

新学期のつもりだったけど、ちょっと短めの章を入れてみることにしました。

「あとはサクだけだよ?」

「言われなくてもわかってる!!」

「あれだけ計画的にって言ってたのに……」


今日は夏休み最終日。明日からまた授業が始まるんよね。そんなわけで、葉月ちゃんとサクちゃんと結衣ちゃんと、課題を仕上げようってことで、唯ちゃんの部屋に集まってるんよ。

ウチと葉月ちゃんと結衣ちゃんは、わからないところがちょっとずつあったから、お互いに教えあってそんなに時間を掛けずに終わったんやけど、サクちゃんが……ね。


「あ、こら、見て写すだけじゃ勉強にならないでしょ!」

「でも時間が……」

「それはサクがサボってたからでしょう?」

「忙しかったんだよ、ほんとに……」

「はいはい、サクはいつも忙しいものね。

 さあ、しっかりやりなさい!」


がっくりとうなだれるサクちゃん。まあ、課題やもんね……葉月ちゃんが厳しくなるのも当たり前やわ。


「じゃあ、サクが頑張れるように飲み物でも用意しますか。

 アイスコーヒーとアイスティー、どっちがいい?」

「コーヒー頼む」

「アイスティー、いい?」

「わたしもアイスティーがいいわ」

「オッケー、ちょっと待っててね」


3人の注文を受けて、結衣ちゃんがキッチンへ行った。寮の部屋にも小さなキッチンがついてて、簡単な料理くらいならできるみたい。結衣ちゃんは電子レンジと冷蔵庫も持ってきてて、ちょこちょこ自炊もしてるみたい。


「それにしても、夏休みもあっという間だったわよね」

「うん、もっといろいろ遊びたかったね」

「結局みんなで集まれたのって花火大会が最後だったし」


花火大会、って言葉にドキッとしてしまう。


「ひなちゃん、どうかした?」

「え、別に何も……」

「そう?

 でも、学校が始まったらみんなとも毎日会えるし、それはいいわよね」

「うん、そうやんね」


そっか、学校始まったら毎日会えるんや。


「おまたせ~」

「早いわね?」

「うん、火を使うのがやだから、ポーションタイプのを使ったの。

 これはサクの分、これとこれが葉月とひなちゃんの……ひなちゃん?」

「……あ、何?」

「何だか顔が緩んでたから、何を考えてたのかなって」

「そういえば……何かいいことあったの?」

「ちょっと、アタシもその話に混ざりたいんだけど……」

「「サクは課題をやるの」」

「はい……」

「「それよりひなちゃん、何があったの?」」


ぴったり揃ってる葉月ちゃんと結衣ちゃんが怖い……


「別に何も……」

「んー、花火の帰りに何かあったとか!」

「ひっ?!」

「ちょっとひなちゃん、どうして赤くなるの?

 本当に何かあったの?!」

「図星?

 聞かせてよー!」


2人の勢いに、ウチはじりじりと下がり続けてたんやけど、背中に壁が当たってそれ以上下がられへんようになってしもた。葉月ちゃんと結衣ちゃんに両手を取られて、完全に逃げられへん状態に。唯一参加してへんかったサクちゃんの方に助けを求めようと思って見たんやけど、サクちゃんすら課題を進める手を止めて、ウチらの方をじっと見てるし……


「ほらほら、もう諦めて素直に教えて、ね?」

「あ、サクはちゃんと課題を終わらせるのよ」

「酷っ!

 さっさと終わらせてアタシも話に混ざってやる!」


これ以上粘っても、サクちゃんが参戦するだけでどうしようもなさそうやわ……


「話すから、とりあえずちょっと離れて……」

「あ、ごめんなさい、何だか思わず……」

「あはは……盛り上がっちゃったね。

 てへぺろ☆」


顔を見合わせた後、とりあえず手は離してくれたけど、いつもよりも近い位置に陣取る2人に、とにかくあったことだけを話すことにした。


「実はあの帰りにね……」


ウチが話してる間、葉月ちゃんと結衣ちゃんはともかく、サクちゃんまで手を止めて話を聞いてたんやもん。もう、課題終わらんくても知らへんからね……?


「へー……枚岡くん、グッジョブ?」

「うん、本多くんと一緒にいることが多いから気付きにくいけど、彼もよく気が利く人だものね。

 それで、その後は何かなかったの?」

「はえっ?」


へ、変な声が出てしもた……


「まだ何かありそう、ほらほら、全部喋って喋って!」

「ひぃぃ……」

「結衣子、ちょっと迫りすぎ。

 ひなちゃんが縮こまってるじゃない、ちょっと下がって」

「はーい、ごめんなさーい」


は、葉月ちゃん、ありがと……ほっと一息やわ。


「それで、続きは?」

「ひぃ!」


追及は緩まへんのね……


「も、もう何も……」

「ひなちゃんって、隠し事が苦手みたいだね」

「そこがひなちゃんらしいって思うんだけど、とにかく続き、ね?」

「あう……」


結局、お礼に行った話も喋ってしまった。2人はともかく、サクちゃん……ほんとに課題終わらへんくなるから、ちゃんと進めて……


「ふーん……本多くんもグッジョブ?」

「流石よね。

 でもきちんとお礼もできてよかったわね」

「枚岡くん、もしかしてひなちゃんのこと意識してたりするんじゃないかな?」

「ええっ?!」

「そうね、枚岡くんって中等部の頃も結構女子の人気はあったと思うんだけど、本人があまり女子と関わろうとしてなかったのよね。

 でも、今年は同じ班になったっていうのもあると思うけど、去年までの様子を考えると全然違うと思う。

 特にひなちゃんに対してはね」


まさかそんなこと、あらへんと思うけど……ウチ何か迷惑ばっかりかけてるだけやし、きっとみんなに優しいと思うもん。


「ところで、ひなちゃんはどう思ってるの?」

「……何が?」

「何がって……もちろん枚岡くんのことだよ?」


結衣ちゃんの言ってることがヨクワカラナイ……?

忙しくて時間が取れないっていうのもあったけど、寝不足が割ときついです。

昔はもうちょっとがんばれたと思うのになぁ…

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