閑話 その17.7 「あたしのこと覚えてるよね?」
ということで、ひさびさのあの人です。
ふわふわ、ふわふわ。
1日中、寝てるような起きてるような、そんな自堕落(?)な毎日。
って言ってもまだ数日だけど。
それまでのあたしはほとんど意識もない状態だった。
それだけ回復するのは大変なんだから。
今回は契約者との相性がばっちりすぎて異例のスピード回復だったけど。
しかも多分、やられる前より調子いいみたいだし♪
それにしても今回も天使たちはとことんまでやってくれやがりましたね……
そのうち宣戦布告しなくちゃ。
ま、ひなちゃんとの契約を終わらせてからになるけどね。
『もー、何でこんなに注目されるんよ……』
あれれ、ひなちゃんが何かぼやいてる?
『教室でもそうやし、レストランでもやったし、帰りの電車かって……』
んー、ひなちゃん、注目されるの苦手だっけ……困ったにゃ。
でも一応説明しとかなきゃだめだよね。
「ひなちゃ~ん」
『え、ええ?!
ル、ルシフェル様?!』
うわぁ……何て呼び方するかな、この娘は。
あーでもそういえば契約後にパソコンで何かあたしのこと調べてびっくりしてたね。
そりゃあたしは悪魔の王とか言われてるし、七つの大罪のひとつである【傲慢】の罪の象徴とか言われてるし、いろいろと偉そうではあるからね。
あ、一応偉いけど、えっへん。
「ところでひなちゃん」
『な、なんでございましゅでちゅかっ?』
……どっかのドジっ娘みたいだね。
「あのね、その呼び方と、その喋り方、やだ!」
『ええっ?!やだって言われて……仰られましても……』
あー、完全にダメダメ状態だにゃー。
でもここは譲れないし。
「ん~、じゃ、呼び方はルーでいいよ」
『ひぃ……』
「ルーちゃんとかでもいいよ?」
『うー……どうしてもでしょうか?』
「うん、どうしても♪」
「はぅ」とか「にゅぅ」とか謎の奇声を発してるひなちゃんもかわいいね。
あ、やっと決心したかな?
『そ、それじゃルーちゃんと呼ぶことにします』
「うん、じゃ次ね。
そのかったい喋り方はいつもど~りでいいよ」
『ひぃぃ……』
ありゃ、さっきと反応が一緒だにゃー。
でも譲らないんだからねっ。
「ちゃんと喋ってくれたらいいこと教えてあげるから、ね?」
『うぅ……ルーちゃんのいけず……』
「わかってくれてよかったよ♪」
『選択の余地、なかったやんね……?』
「あはは、まあまあ。
それでね、さっきひなちゃんがぼやいてたことなんだけど」
『……もしかして原因はルーちゃん、とか?』
何かひなちゃんの声のトーンが少し下がったような気が……
気のせいかな?
「正確にいうと、あたしとひなちゃんのせいなのかな?
あたしの魔力が大きすぎて、ちょっともれちゃってるみたいなんだよね。
それが人を引き付ける力になってるっていうか……まあそんな感じ?」
『え、と、それ、ウチはどこに絡んでるんかな?』
「ひなちゃんの魂があたしと相性よすぎて、想像以上に力を取り戻しちゃったってことで……えへ」
あれ?ひなちゃんが固まっちゃった。
別に難しいことは言ってないよね。
『……
…………
………………
あー……それで、防ぐことはできるんよね?』
「できないよ~」
あ、また固まった。
「まあ、ひなちゃんが魔力の扱いに慣れれば何とかなるんだけど。
って聞いてる?
むぅ、固まってて無理かにゃ?」
ん~、何か乾いた笑いがひなちゃんの口からもれてる気がする。
しょ~がないな~、魔力の扱い方の練習はそのうちやってあげなきゃね。
ひなちゃんの反応が戻ってこないし、教えてあげるのはまた今度でいいかな?
もっかい休も~っと。
PVが2000に、そしてユニークも500にと、それぞれ大台に><
ありがとうございます!!
次の章がまだ完成してないんですけど、気合入れて頑張ります!




