表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
39/76

16 ヒューイコブラ03

「電話誰からでした?」

 ジュリアがハニーに聞く。

 ピンクドルフィンのメンバー九人とジュリアは、野外音楽堂のステージから少し離れた塹壕に身を潜めていた。彼女たち用の塹壕は昨夜、GIジョージのメンバーが前もって掘っておいてくれたものだった。

 二つの塹壕に五人ずつがぎゅうぎゅう詰めに入って隠れている。最初にいた音楽堂のステージは上野陣営の砲撃ですでに粉々の廃墟になっている。


「サンダースからだった、あいつウザいんだよねぇ」

 ハニーがスマートフォンをポケットにしまいながら答える。塹壕が狭いのでジュリアとハニーの顔はくっつきそうなくらい近い。

「そうですか?面白くていい人だと思うんですけど」

「うーんなんて言うか、ノリが生理的に受け付けないんだよねー。あそうそう、ジュリアちゃんに奴からお願いだってさ。硬い敵がいるみたいで、なんとかして欲しいって泣きべそかいてた」


「お安い御用お茶の子さいさい屁の河童です」

 ハニー達がさらにぎゅうぎゅうに詰めてジュリアの射撃用のスペースを作る。


 ジュリアはサンダースから送られてきた敵戦車の位置情報を確認すると塹壕の底にライフルのストックを立てて射撃体勢を取る。距離、風向き、敵の移動方向と速度、高低差を計算して引き金を引く。


―――タァーン

 軽い発射音を立てて三十ミリ対戦車グレネードが空に飛び上がった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ