武闘大会編~
●東龍斗 18歳
・2年間の修行の締め括りとして、連に気概空手を習う
・『春闘』に参加する。理由は家族が出来たことで身を固めようと決めたため。魔法という力に慣れるため基本的には魔法だけで戦う事にした。(ただし効率を考え、また呪文に対する慣れの問題もあって実際に使ったいたのは魔法ではなく『術』であった)
・3回戦にてヴァンサードと対決。相手の要求を飲み『決闘』を行った
・勝利した後、ヴァンサードが所有していた奴隷を全て解放した
・ヴァンサードへの処分として、罪を認めさせた後「家に帰ること」「自殺しないこと」という2つの命令を下した。一見軽いように見えるが、その実非常に狡猾で非情な『処罰』だった。なお、奴隷を奴隷として扱ったのはこれが初めてである。
・第4回戦の時に『物憑き』が再び出現する。そのため試合を棄権、他人に迷惑をかけないためにアサンの森へと向かった
・倒れているところを鬼人族の女ナツキに助けられる。この時点で物憑きが身体に影響を与えており、鬼人と同じように角があった
・自ら人間であると明かし、人間を敵視する鬼人族と対決。ナツキとも戦い命の危険を感じたが、解放した元奴隷の鬼人マルムが帰郷したことにより死を免れた
・マルムの祖父ゼオルの協力により空家を借りた。そこで物憑きとの決着をつける
・決着をつけた後、ゼオル、マルムに挨拶して集落を去っていった
●物憑き
・龍斗に出現する謎の声。正体は、忍として大成するために無理矢理抑え込んだ欲求や意識が、魔力を取り込み自我を持ったもの。
●レイア・フォルデント・マーティス 17歳
・龍斗に魔法を教えると共に龍斗が使う術などを習う。気概空手もある程度は使えるようになった
・武闘大会第3回戦では奴隷を使った卑怯な手段に憤りを覚え、ミーアと共に加勢しようとするが龍斗に止められた
・物憑きが出現して去っていった龍斗を10日間待ち続けた
●ミーア・フォルデント・マーティス 15歳
・龍斗やレイアと同じように修行し、気概空手も扱えるようになった
・トラウマがまだ強く残っていたのか、セトラベルクに来る際に船酔いした
・姉と同じく、ヴァンサードに憤り加勢しようとしたが、龍斗に止められた
・物憑きが出現して去っていった龍斗を10日間待ち続けた
●マルコ・ファスバンズ 33歳
・2年前、龍斗が助けて解放した奴隷の内の1人、金髪の男
・2年の間に春闘に参加、ベスト16ギリギリで騎士団員となる
・第2回戦の後、偶々手が空いたために挨拶に来た
・春闘に関する情報を龍斗達に話した
●烏丸連 18歳
・オリジアの外れにある岩場で、岩に向かって1日1万回の正拳突きというトレーニングの結果、魔力が扱えるようになった
・魔力を衝撃として発する術を完成させ、空手と合わせ『気概空手』という名で大成した
・オリジアの警備隊隊員として働いている。徒手空拳の有力者は稀有な存在なので、覆面隊員として活躍している。勤務歴4年
・いつの間にか霞と結婚していた
●斎藤霞→烏丸霞 18歳
・いつの間にか連と結婚しており、そのため苗字も烏丸姓に変わった。連の妻
・元々忍となるために鍛錬を積んでいたことと、連から気概空手を習っていたために、盗賊に引けを取らない戦闘能力がある
・夫婦関係はどちらかと言えば霞の方が強いらしい
●ヴァンサード・ディ・ガートランド・ベル・オルドラン 22歳
・エルグレシア王国貴族伯爵位、オルドラン家の3男
・幼少時は優秀だったが、それ故に2人の兄から疎まれ、あまつさえ暗殺されかけた。そこでカモフラージュのためにある時期から蛮行を重ねるようになるが、次第に欲に溺れていき、好き勝手暴挙を繰り返すようになった
・春闘において「奴隷は道具」という持論を展開。奴隷制度を嫌悪する龍斗の逆鱗に触れる
・戦奴隷5人を用いるも龍斗に敗れる。自分が持っていた全ての奴隷の所有権を龍斗に奪われる。また自身も龍斗の奴隷に身を落とした
・余談ではあるが龍斗とヴァンサードが戦った第5試合は、第3回戦全8試合の中で、試合が終わるまでに最も時間が掛かった試合であった。但し、参加者同士の戦いという意味では、全8試合中最も短い時間で決着がついているというなんとも矛盾した試合となっている。
・家宝の鎧だ剣だと言っていたが、特に能力が付随しているわけでもない。本人の力量もたかが知れており、『覇気』を受けて一発で気絶するほど
●青い髪の男
・ヴァンサードが唯一友人として認めていた男
・かつてはオルドラン家の私軍に属していた兵士だったが、命の危険に晒されたヴァンサードの頼みを聞き、生涯守り続けるために自ら彼の奴隷となった
・実質パーティのリーダー格
・得物として両端に穂先がついた槍を扱う
・解放された後、それでも義理を果たすためとヴァンサードの傍に戻った
●ガロウ 14歳
・狼の獣人族
・元ヴァンサードの戦奴隷
・ダガー2本を得物としていた
・犬と呼ばれると怒る
・他の亜人と共にオリジアへ向かった
●ジャック 53歳
・ドワーフ族
・元ヴァンサードの奴隷で、斧を扱っていた
・他の亜人と共にオリジアへと向かう
●ベン 20歳
・ハーフエルフ (人間とエルフの混血種)
・元ヴァンサードの奴隷で、魔法を操っていた
・他の亜人と共にオリジアへと向かう
●マルム 14歳
・鬼人族
・元ヴァンサードの奴隷で、弓を扱っていた
・他の亜人と途中まで同行、アサンの森にて彼らと別れた
・森の最奥にあう集落へと帰郷。そのとき偶然にも龍斗と再会する。なお龍斗は『天駆翔走』で空を走ってきたため、マルムよりも早く到着している
・水瓶を運んだ後、挨拶に来た龍斗と会う
・龍斗については「奴隷から解放してくれた恩人」として良い印象を持っている
●ゼオル 122歳
・鬼人族
・マルムの祖父で、集落一の長老
・孫娘を助けてくれたことには感謝しているが、今までの確執と集落、部族としての総意から、龍斗に対する評価は微妙なものである
・龍斗の願いを聞き入れ、彼に最奥の空家を貸した
●ナツキ 20歳
・鬼人族
・非常に男勝りな性格
・得物は金砕棒
・「人間は無条件で敵」という信条を持っていたが、同胞を奴隷から解放した龍斗の存在によって少し微妙なものとなっている