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天使様?


昼下がりの商店街で出会ったのは、

猫に囲まれ、頭の上に“輪っか”を浮かべた少女だった。


「……私、見えてます?」


普通の高校生・なおきにだけ見える、不思議な存在。

天使のようで、でもどこか抜けていて。

そして彼女は言う。


「あなた、人間ですか?」


これは、少しズレた天使(?)と、平凡な男子高校生が出会うところから始まる、ゆるくて不思議な物語。


日常×ほんの少しの非日常。



少ないけれど、バイト代が入った。


たったそれだけで、今日は少しだけ世界が軽い。

昼下がりの商店街を、カフェ目当てに歩いていた。


夕方にはまだ早い。

それでも、光の色がほんの少しだけ傾いている気がして、無意識に空を見ないようにする‥



日向ぼっこしたり、遊んだり、丸く小さくなった猫の集団の真ん中に頭の上にぼやーっと「輪っか」がついた小学生?中学生?ぐらいに見える女の子がいる


ひときわ目立つ女の子だった。



肩にふわりと当たって跳ねる、陽だまりみたいな金色の髪。

透き通るほど白い肌に、あさぎ色の大きな瞳は猫のようにくりっとしていて、こちらを一瞬で射抜いてくる。


黒のショートフレアスカートがひらりと揺れ、

ふわりとした白いシャツが風をはらむ。


まるで物語のページを破って、そのまま現実に飛び出してきたお姫様みたいだった。



コスプレか何かかな?ぐらいに思って通り過ぎようとした時、なおきの視線に、


ん?!と女の子は反応した



僕を気にした顔で小石をポイと右に投げた!それを僕が目で追う

小石を左にポイとまた投げた!また目で追った


‥私みえてます?


え?


こてん、と小さく首を傾げる。その仕草は、見た目相応の幼さを感じさせた。その女の子は自分を見ている男子のことをじっと見つめ、不思議そうに続ける


私の事みえてますよね?


‥あなた、人間ですか?!


女の子の周りを、数匹の野良猫がすり抜けるように通り過ぎていく。まるで、そこに壁などないかのように。

そしてただ純粋な好奇心でなおきを観察している。


見えるもなにも‥

目の前に可愛い天使みたいな女の子がいます


ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。


商店街の昼下がりから始まる、少し不思議な出会いを書いてみました。

猫の輪の中にいる“輪っか付きの少女”というイメージが頭に浮かび、そこからこの物語が生まれました。


なおきにだけ彼女が見える理由や、彼女が何者なのかは、これから少しずつ明らかになっていきます。


もし少しでも続きが気になって読んでいただけると励みになります。



今後ともよろしくお願いします。


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