8月1日-2
「おーーい!ちゃんとやってるじゃん。偉いねぇ。でもお前、よくこんな格好で外出れるな。恥ずかしく無いの?(笑)」
昨日のヤンキー達、男3人女2人の計5人が待ち伏せしていた。
ヤンキー達を見ると昨日のことがトラウマのように頭をめぐり、声が出なくなってしまった。
「なんか言えよ。」
と言われた志穂は
「恥ずかしかったです…」
そう言った。そして、恥ずかしがる志穂を見て男達は笑った。
「そりゃそうだろうよ、こんな短いスカート履いてるやつも普通いねぇし、乳首浮き出しにして歩いてるやつもいねぇよな(笑)」
そういい、また嘲笑った。
裕翔助けて…志穂は内心、そう願っていた。
「今日、彼氏はいないのか?」
そう聞かれ、いないことを伝えると
「そうかー。残念だなぁ。とりあえずおねぇさん、ちょっと遊んで帰ろうや。」
とニヤリとして男が言ってきた。
志穂は嫌な予感がした。しかし、ヤンキー達に逆らえるはずもない。
「とりあえず、河川敷で花火でもするか!」
男の1人がそう言うと、みんなで河川敷へ移動した。夜も暗かったため、移動する時はあまり目立たずに済んだ。
河川敷に着くと女が買ってきた花火を広げ始めた。しかし、ライターを忘れたらしく、近くのコンビニへ買いに行くことになった。
「おい、おねぇさんよ、ライター買ってきてくれねぇーか?」
男が言う。
「わかりました…行ってきます。」
従順に志穂は従おうとした。すると、
「ちょっと待て。これで行け。」
そういうと、男は持っていた割り箸を半分の長さにして、動くなよ。と志穂に言いつけ、割り箸の片方を志穂の鼻に突き刺した。そして、もう片方を下唇の中に入れた。
そう、どじょうすくいのような顔にされたのだ。割り箸は通常の半分の長さなのため、相当長い。口を閉じることなど到底できず。鼻も上の方向に押されている。
「いやぁだぁ。やめてぇぇ、こぉんなぁんじゃあ、しゃべれぇなぁい、かってこれないですぅ」
うまく喋れず間抜けな声で喋った。
間抜けな顔と間抜けな声が相まってヤンキー達は大爆笑した。そして、ヤンキー達はじゃんけんをして負けた女が見張りとしてコンビニについてくることになった。
「えーやだよ。こんなブサイクと一緒にコンビニ行くのー。」
「しょーがねーだろ、行けよ!(笑)」
「ちゃんと、動画撮ってこいよ〜(笑)」
「わかったよー。おい、おねぇさん、途中でその割り箸をとったらもっと酷い目にあうからな?分かったな?」
そう女に言われると、志穂は頷き、コンビニへ向かった。
本当は恥ずかしくてたまらない。自分で自分の顔を見れる訳ではないからどんな顔になっているかは分からないが、確実にブスになっていることは分かる。こんな顔で外を歩くなんて、そして、買い物に行くなんてと思うと恥ずかしくて顔が真っ赤になった。しかも今、志穂はノーパンでミニスカートを履いており、おへそを丸出しにして、乳首が服から浮き出ている。そのことを思い出すとさらに恥ずかしくなった。
コンビニに着くと女は動画を回した。
「ほら撮っててやるから買ってこい。」
そう言われると、志穂はコンビニへ入って行った。なるべく人と目を合わせないよう、下を向き、ライターを手に取り会計へ向かった。
「198円になります」
そう言われると、喋ることができないため、200円渡した。
「お釣りになります…ちなみにその顔どうしたんですか?大丈夫ですか?」
志穂が罰ゲームでもやらされてるのだろうと悟った店員は話しかけてきてくれた。
「だいじょおぶですぅ。きにしなぁいでぇくだしゃい」
そういうと急いで外に出た。店の中や周りは少し明るかったため、何人かの人に顔を見られ笑われた。
店員に同情されたことや、見ず知らずの人に笑われたことは結構メンタルにきた。
また、動画を撮られていたため、また脅迫される材料が増えてしまう…と恐怖でもあった。そして、その動画には顔を真っ赤にして鼻に割り箸を入れられた志穂がはっきりと映っていた。
河川敷に急いで戻り、ようやく鼻割り箸からも解放されると思った時だった。一緒にコンビニに行っていた女が勢いよく志穂のミニスカートをめくった。
「キャッッッツ」
志穂は叫んだ。
網タイツ越しではあるがはっきりとマ◯コを5人に見られてしまいとても恥ずかしかったが、もっと最悪なことが起きていた。
それは叫んだと同時に鼻に入れた割り箸が取れてしまったのだ。
「あーあー、あとちょっとだったのに、割り箸取ったな??やっちゃったねぇー(笑)」
ヤンキー達は口を揃えて煽ってきた。
「いや、それは…」
言い返そうとしたが、ヤンキー達に睨まれて言えなかった。
「そしたら罰ゲームだね!」
女は楽しそうにいい、5人で何をやらせるか話し合っていた。楽しそうに話してる姿を見て逃げ出したかった。しかし、弱みを握られている以上逃げ出せなかった。
「よし決まったぞ(笑)まず、網タイツを脱げ、そして四つん這いになれ。それだけでいい」
男はニヤけながら言った。
四つん這いになんてなりたくない。なったとしたらこんな短いスカートでは全て見えてしまう…そう志穂は思ったが従うしかなかった。
裕翔のことを不意に思い出しては、こんなことを外で、しかも見知らぬ男達の前でしてしまって申し訳ない気持ちと助けて欲しいと言う気持ちが込み上げてきた。
志穂は網タイツを脱ぎ、四つん這いになった。するとヤンキー達は脱いだ網タイツをまたもや志穂の顔に被せたのだ。
しかし、昨日とは違って網目があるため、息はしやすいしちゃんと喋れた。しかし、鼻に網が引っかかって、鼻が上を向いてしまった。
「おい豚。マ◯コもア◯ルも丸見えだぞ〜、ほらやめて欲しかったらブーブー泣いてみろ」
そう言われると、もっと恥ずかしさが込み上げてきた。
裕翔にもまじまじと見られたことのないマ◯コもア◯ルを野外でヤンキー達に見られてしまっている。惨めに感じ、泣いてしまった。
「ほら、泣いても終わらないんだよ。ブーブー言ってみろ。」
ヤンキー達は涙を流しても許してくれない。
「ブー…ブー…」
志穂が豚の鳴き真似をするとヤンキー達は笑った。そして動画を回し始めた。
その後も豚の鳴き真似をさせられ、網タイツを引っ張り、散歩だと言って、志穂は公園を四つん這いで歩かされた。
「おせぇよ、豚がよ…早く走れ」
ヤンキー達にそう言われ、さらにペチン!っと尻を叩かれて必死に這った。
それでもヤンキー達は普通に歩くため、遅れてしまう。すると、ヤンキー達はなんと、志穂ア◯ルに花火を入れた。
「ギャァぁぁ!!!」
細い花火だったが、異物が入った感触がしてとても気持ち悪かった。もちろん今までア◯ルに何か入れられたことなどない。
「やめて。取って!痛い!取って!お願い!気持ち悪いよぉ、、無理無理。取って!」
志穂は懇願するが全く許してくれない。
「お前が遅いのが悪いんだよ」
そういうと、なんと花火に火をつけた。
「熱い!熱い!焼けちゃう!取って!早く!お願い!」
「取って欲しかったら早く走れよ!!おい!!」
そう言われ、志穂は泣きながら四つん這いで這った。花火は少し動いたら消えたがとても熱かった。本当に殺されるかもと思った一瞬でもあった。
終わったかと思ったが
「まだ終わりじゃねーよ。河川敷を一周するまでだよ(笑)」
ヤンキー達はそう言い、ア◯ルに挿さった花火を取り出し、笑いながら次は3本、花火を四つ這いになっている志穂のア◯ルに挿した。
「うぅ、、気持ち悪いよお。取ってぇぇ。お願いだから、本当にやめてください、、お願いします、、」
しかしこの願いも届かなかった。
頭に被った網タイツを引っ張られ、ア◯ルに挿れられた花火には火をつけられた。
「熱い、、助けて、、助けて、、熱い、死んじゃう。。」
そう言いながら志穂は歩みを進めた。こんなことを6回ほど繰り返し、やっと1周した。そして、ア◯ルには最後に火をつけられた5本の花火を挿れたまま、疲れ果てて、志穂は地面に横たわった。ヤンキー達は大笑いし、火を消すためと、志穂に思いっきり水をかけた。
志穂が疲れてて限界であることを悟った男達は
「おーもう限界か?まぁまだ1日目だもんな。今日はここで土下座をしたら返してやる」
と言った。
すると、志穂は
「返してください。お願いします…」
と従順に土下座をした。しかし、土下座をした地面は水をかけたせいで、泥となり、ヤンキー達は志穂の土下座した頭を土に擦り付けた。
顔を上げると、顔面泥まみれとなっていて、ヤンキー達は大爆笑した。
志穂は恥ずかしかった上、痛かったため怒りも感じだが、もう帰れるならと何も言わなかった。
そして、ヤンキー達にその状態のまま帰宅するようにと言われ、顔に網タイツを被り、泥まみれとなったまま、今にもマ◯コが見えそうな短いスカートと乳首が浮き出るトップスのまま帰宅した。
帰宅すると、急いで服を脱ぎ、網タイツを取って泥だらけになってしまった顔を洗い、お風呂に入った。本当にいち早く忘れたかった。
しかし、ラインを見ると
「今日は楽しかったよ。明日も楽しみにしてるよ❤️」と、志穂が四つん這いになりながら、顔に被った網タイツを引っ張られ、ア◯ルには火のついた花火をいられて、懸命に地面を這っている動画が一緒に送られてきた。
その動画が一瞬目に入り、また泣いてしまった。
また、裕翔からは
「返信遅いけど大丈夫?病院では10日くらい、安静にしてろって言われました。治ったらまたすぐに会いに行くね!」とLINEが入っており、バイトが忙しかったと嘘をついて返信をし、眠りについた。