眞琴変貌!?殿は任せろ!
化神居士視点
それは金ヶ崎の退き口と呼ばれる歴史的事件が行われる数日前のことだ。
浅井家の居城・小谷城
化神居士「ここが織田の協力者である浅井長政が居城としている小谷城でございます 」
私は第六天魔王様の命により、補佐を行っていた。
天邪鬼「案内ありがとね化神ちゃん♪ 」
今回の作戦の指揮官である天邪鬼のな
天邪鬼「化神ちゃんはボクの姿さえ消してくれれば後はボクがやってあげるよ。フフフッ!面白いことが起きそうな予感がするねぇ♪ 」
天邪鬼のあれが開始されるわけか、同じ同士とはいえあれを見るのは苦しきものであるな
一方その頃、私が城の中を見ていると
直経「眞琴様、帝より文が届いたでしょう。今こそ織田と手を切る(関係を断つ)べきです! 」
浅井家の家臣である遠藤喜右衛門直経が長政(眞琴)に対して何かを言っているようだ。
眞琴「ならぬ!お姉様と手を切ることは決してならぬ!たとえお姉様と同じように帝からの命で他の武将達から命を狙われようとも、お姉様を裏切ることはならぬ! 」
どうやら長政は甘い奴らしいな
するとそこへ
こっそり!
私の術によって姿を消した天邪鬼がこっそり現れると
天邪鬼「(にししっ♪) 」
スッ!
天邪鬼は自身の金棒(ピコピコハンマー型)を取り出し
天邪鬼「(マインド・チェンジ!) 」
ポカンッ!!☆ミ
眞琴「うっ!? 」
直経「眞琴様!?どうなされました!? 」
長政に一撃を食らわした。
すると
眞琴「・・・ 」
スッ!
長政は何事もなかったかのように起き上がったのだが
眞琴「攻めよ… 」
直経「は? 」
眞琴「帝に逆らうお姉様、いや信長を攻めてやれ!!どんな手を使ってでもな!! 」
直経「か…かしこまりました! 」
先程と長政の態度が変わってしまった。
スッ!
天邪鬼「化神ちゃん、作戦大成功だよん♪ 」
相変わらず天邪鬼の能力は恐れてしまうな
天邪鬼の金棒の一撃を食らったものは本心とは逆のことを実行してしまう
つまり長政が織田を守ろうとする意志が強ければ強いほど変心すれば逆の意志である織田を殺そうという意志もかなりの強さになるわけだ。
私達鬼軍は密かに『変心の天邪鬼』と呼んでいる
我々がこの場を去ろうとしたその時
市「まこっちゃん!どうしちゃったの!? 」
バンッ!!
長政の嫁であり、信長の妹である織田市が現れた。
市「お姉ちゃんを攻めるだなんて冗談だよね!? 」
市は長政に詰め寄るが
眞琴「市、お姉様は帝にとって反逆者なんだ。悪は滅しなければならないんだよ 」
市「そんなの嘘に決まってるよ!まこっちゃん、目を覚ましてよ 」
なおも詰め寄る市に
眞琴「うるさいっ!! 」
パシィッ!!
市「あぅっ!? 」
長政は容赦ない平手打ちを食らわした。
眞琴「誰か、市を牢に閉じ込めておいてくれ! 」
兵士「ハッ! 」
眞琴「僕はこれより朝倉と結託してお姉様、いや、織田を討つ!! 」
これは面白い展開になったものだ。
天邪鬼「それじゃあ化神ちゃん、浅井朝倉だけじゃ頼りないからボク達も軍に加わろうか、術をよろしくね 」
化神居士「承知 」
そしてこの後、金ヶ崎の退き口が発生するのであった。
剣丞視点
久遠「そんな!?何故眞琴が!? 」
自分の同盟者である眞琴がまさか裏切るだなんて予想外の出来事にショックを受ける久遠
久遠「そうか!すべては朝倉を油断させるためなんだ!我の相手をするのは見せ掛けだけでここから反転して朝倉を攻めるに違いない 」
ついには現実逃避までしだした。
剣丞「久遠… 」
目の前の真実から逃げようとする久遠に俺は現実を突きつけようとするが
?「残念だけどまこっちゃんはお姉ちゃんを裏切ったんだよ 」
久遠「誰だ! 」
突然誰かの声が聞こえてくると
市「はぁはぁ…!? 」
久遠「市!? 」
バァンッ!!
そこにはずいぶん疲れた様子の久遠の妹である市ちゃんがいた。
剣丞「どうしてこんなところへ!? 」
市「お姉ちゃんとまこっちゃんが戦うと聞いて市は牢から抜け出したんだ 」
幼いのに随分とすごい娘だな!?
市「それよりお姉ちゃん!市の話を聞いて!! 」
市ちゃんは俺達に知っていることを話した
久遠と共闘すると決意した眞琴の様子が急に変わってしまったと
久遠「やはり眞琴は我を裏切った訳ではなかったのだな 」
こうなると浅井の裏には鬼がいるとわかった久遠は安心するのであった。
麦穂「しかし久遠様、鬼に操られたにしても今の眞琴様は我らの敵です。話し合いが不可能な以上、我々はこの窮地を脱しなければなりません 」
確かに麦穂さんの言う通りだ。
今の俺達は浅井朝倉に囲まれ、更には鬼軍までいるという最悪的な状況にある。
対してこちらは浅井と共闘するためだったとはいえ全軍を連れてきてはいない
壬月「久遠様、我ら家臣一同は久遠様のためならばいつでも死ねる覚悟です。どうか殿をお選びください 」
久遠「し…殿だと!? 」
殿…退却する軍隊の最後尾に立って敵の追撃に備える役目
死ぬ確率が最も高い部隊である。
これが史実通りの厳格な信長ならば迷わず誰かを選ぶのだろうが
久遠「し…しかし…!? 」
優しい久遠にはできなかった。
となるとここは
剣丞「俺しかいないだろ 」
バンッ!!
俺は自ら殿を名乗り出た。
久遠「なっ…何をふざけたことを言ってるのだ剣丞! 」
剣丞「俺はふざけてなんかいない!いいか久遠、他のみんなは後の織田軍にとって欠かせない人物なんだ。だが俺は別にいなくたって歴史は進んでいく! 」
そんなことを言う俺を
久遠「たわけっ!! 」
久遠は怒鳴るのだった。
久遠「歴史がどうだかは関係ない!お前は殿がどんなに危険な任務か知らぬからそんなことが言えるんだ!我は剣丞に死んでほしくないのだ!! 」
泣き叫ぶ久遠
そんな久遠を
ギュッ!
俺は優しく抱き締めると
剣丞「俺は死なねえよ。まだ久遠と子作りしてないからな♪ 」
久遠「こ…子作りだと!? 」
顔を赤くする久遠
剣丞「とにかく!俺なら鬼を倒せるし大丈夫だ!万が一俺が死んだらその時は思いっきり笑え! 」
笑えないと思うが、俺は久遠に悲しんでほしくないんだよ
久遠「あぁ、その時は我と子作りできなかった哀れな奴と笑ってやるわ! 」
久遠は涙を拭いて俺から離れると
久遠「全軍!撤退だと気づかれずに撤退せよ! 」
パカパッ!
久遠は軍に命令を出し、壬月さん、麦穂さん、市ちゃん、兵達を連れて去ったのだった。
他のみんなはというと…
剣丞「やれやれ、そんなにみんな死にたいのかね 」
バンッ!!
残ったのは俺と剣丞隊の面々、一葉と幽さん、そして兵達であった。
ひよ子「お頭に言われたくありませんよ 」
転子「お頭一人を残すわけないじゃないですか 」
詩乃「軍には軍師が必要ですし 」
鞠「剣丞は鞠が守るなの! 」
小波「自分にできることがあるならば 」
梅「ハニーを死なせるわけにはいきませんしね 」
一葉「主様、余がいれば生き残る確率が上がるぞ 」
幽「公方様を一人にしたら何が起こるかわかりませんからね 」
兵達『大将は生きて信長様と子作りするだぎゃ! 』
剣丞「お前ら… 」
ったく、馬鹿ばっかだな
剣丞「それじゃあ気張っていくぜ! 」
全員『おぉーっ!! 』
オリキャラ紹介
天邪鬼
鬼軍五鬼の一員で小柄な体格。朱天童子のような力や茨木童子のような策略はないが本人いわく外道を極めた鬼。ピコピコハンマー型の金棒を使っての同士討ちを得意とする




