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優奈との食べ歩き


「なんんだここ!」

「ここはねシルバート王国だよ」


 優奈が教えてくれる。

 シルバート王国は中世ヨーロッパの雰囲気に似ていて、多くの屋台が開いている。

 どこからか香ばしい香りが漂ってきて、お腹が空いてくる。

 街に入る前に優奈はリルから降り指輪の中に戻していたため、今はリルには乗っていない。


 ぐ〜ぅ


 俺の腹が鳴る。


「まず何か食べる?」


 優奈が笑いながらそう言ってくれる。


「ごめん、そうしたい」

「は〜い、じゃあ行こっか!」


 優奈は俺の手を引いて屋台に案内する。


「はいっ!」

「ありがとう」


 焼き鳥のような物を渡してくる。

 味は地球で食べていた味に限りなく近いが、いま食べているものの方が美味しい。

 隣に優奈がいるかいないかの違いだろう。


「美味しいな!」

「うん、美味しいね!」


 俺が笑って言うと、優奈も笑顔で返してくれる。

 空白の2年間の分まで、これからはこうやって笑いあっていきたい。







 




読んでいただきありがとうございます!

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