2年ぶりの再会
次に俺が目を覚ますと、目の前に優奈がいた。ちょっと成長して顔が変わったけど、見間違えるわけない。
「ひさしぶり悠一!」
そう言って飛びついてくる優奈。
「ん。久しぶり優奈」
2年ぶりに優奈の名前を呼ぶ。
それに感化されたのか目頭が熱くなっていくのがわかる。
俺は一度目をこすってから、どこにも行かないように優奈を抱え込む。そうすると優奈の熱が体に入ってくる気がした。
しばらくそうしてから俺は周りの風景を眺めた。
見たこともないような木々、優奈が連れている初めて見る動物、そして何より赤い太陽と青い太陽。
・・・・ここはどこだ?
「なあ優奈。ここはどこだ?」
「あ〜ここは異世界だよ」
優奈は俺の問いにさも当たり前のことのように答える。
「は?」
「だから、ここは地球とは違う世界だよ」
「はぁぁぁ!」
悲鳴をあげて、もう一度周りを見渡す。
異世界・・・か。そう言われると全ての辻褄が合うもんな。
てっことはここ本当に異世界なのか?
「俺はなんでこんなとこにいるんだ?」
「私が悠一のことを呼んだんだよ」
そう優しく優奈は言う。
「じゃあ、優奈が2年前から行方不明になったのってここにきたから?」
「そうそう」
「で、俺も優奈に呼ばれてこっちの世界に来たってことだよな?」
頭の中は高速で回転し続けているが、できるだけ落ち着いた口調でいうようにする。
「そうそう」
どうやら俺は本当に異世界に来てしまったようだ。
読んでいただきありがとうございます!




