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優しすぎる少年のY軸 ・ 神を超えし者  作者: 税込500円の玉ねぎ
[第壱章 少年、学園へ。]
8/19

7.アマテと序列と音速

今回は新キャラが多く出ます!


キャラの整理はどこかでする予定です。


本編どうぞ!(・д・。)

白い。それが第一印象だった。

白い壁の三階建ての広い館。シンプルな作りとなって、サーヴァンさんの見た目の黒さを一層際立せる。


へぇ...........これがサーヴァンさんの館...........


館のドアに近づくと、赤い長髪と目に、黒い翼の生えた魔族女性が見えた。僕に気がつくと、戦闘の構えになり、目つきが鋭くなる。明らかに警戒している。

そして

「何者だ!魔王様の館に何の様だ!」

と少し低い声で威嚇する。


「えっと...........サーヴァンさんに呼ばれた者です...........」

と正直に話すと。

「さ、サーヴァン様のお客様...........!?で、でもこんな平民が...........?...........し、しばし待て!」

と驚き、慌てたように館に入る女性。


...........そりゃ平民が魔王のお客様だったら驚きますよね。


数分待つと、先ほどの女性が現れた。


「も、申しありません。サーヴァン様のお客様とは知らずご無礼を...........」

とカタカタ体と口を震わせながら謝る女性。

ーあ〜。これサーヴァンさん怒ってるな...........

「だ、大丈夫ですよ。別に怒ってませんし」

と、なるべく優しく話す。

それに安心したのか、少しホッとして、中へ連れていってくれた。


先が思いやられる...........







中も白の壁に清潔感漂う家具が置いてある。

豪華なシャンデリアに、ロイヤルなイスが並べてある。


赤いカーペットの廊下を進むと、広いリビングについた。そこには優雅に豪華な食事を楽しみながらソファに座っている魔王ことサーヴァンさんが居た。

僕を見つけると、

「よく来てくれたアマテよ。ところで...........早速その女が無礼をした様だな、こちらから謝罪しよう。その事でその女にいかなる罰を与えるが.....................まぁ、貴様は何もしないのだろう?」


その女というのは、先程ドアの前で警護をしていたリルスさんの事である。


リルス・メルヴォルディーノ


魔王軍序列7位で、数少ない女性Sランク魔族である。戦闘力は高く。音速で移動する能力を持つ。

その攻撃はサーヴァンさんに傷をつける程。


「ええ、警戒するのは当たり前ですし、罰を与えないでやってください。」

「やはりな.....................リルス!今回はアマテの要望でお前を無罪放免にする。しかし、次に何かアマテに無礼をしたら.....................分かっておるな?」

サーヴァンさんが殺のオーラを放ちながら話すと、リルスさんが

「も、もちろんでございます。アマテ様、寛大なお心、誠にありがとうございます。」

と、跪きながら話す。


「あ、いえいえ。そんな堅苦しくしないで下さい。気軽に話していいですよ」

するとリルスさんは驚いた表情になり、目に涙を浮かべ、

「ああ、貴方は何故そのように優しいのですか...........分かりました。魔王軍序列第7位リルス、貴方様に一生の忠誠を誓います...........アマテ様、何なりと命令を。も、もちろん体の命令も承ります...........//」


ええええええ。なんか忠誠を誓われたぁ!?

そしてさりげなく爆弾発言しましたよ!?


「え、と、サーヴァンさんも!!他の人に忠誠誓われても良いんですか!?」

「アマテなら仕方がない」

「はい!?」


なんでぇぇぇぇ!!納得しないで下さいよぉ!!






と、

そんな事がありましたが、今はそのリビングで宴をやっています。(大変でした)

え?リルスさんはどうしたかって?

今も僕の腕に掴んで顔を赤らめて僕をじっと見ています。

誠に嬉しく思います。(色気凄い...........)


周りには沢山のサーヴァンさんの部下達が居る。

最初は僕に警戒していたが、サーヴァンさんのお客様&優しく接すると、警戒も解け、普通に会話し、楽しくパーティーをしている。


「アマテの目は珍しいなぁ。その目は生まれつきなのか?」

今話しているのはグーシオさんという方である。


グーシオ・メッゾ


魔王軍序列8位の方だ。ライオンの様な顔に、2mを軽く超える大男である。

戦闘力は魔王軍で1.2位を争うぐらい高い。(もちろんサーヴァンさんを除いて)

大雑把な性格のためよくトラブルが起きるらしいが、熱い人であり、周りからの信頼は高い。

そして僕にも普通の言葉で話しかけてくれている。


「はい。生まれつき白い目です。やはり珍しいのですか?」

「珍しいってもんじゃねぇよ。誰も見たことが無いんじゃねぇか?」


え?白い目って居ないのか?

「ええ、私もまだ見たことがありませんねぇ。」


今発言したのはオルバスさんである。


オルバス・ジア・コーネリオ


魔王軍序列第4位の方で、見た目は馬の頭・体は人で手にはいつもコインが握られている。

魔王軍の脳と呼ばれている。その名前故、豊富な知識があり、この世界の事で知らない事は無いと言われる程。しかし、僕の存在が現れたことで、知識欲がまた溢れ出てしまい.....................


「まだ私に知らない事があるとは...........素晴らしい!是非あなたを研究したい!!」


と鼻息を荒くしてこちらに顔を近づける。

「あ、あははは..........それはまた別の機会で...........」

「むぅ...........。それならしょうがないか...........」

「たくっ、オルバスの鼻息が鬱陶しくてアマテ様が嫌がってるじゃニャいか。さっさと離れるニャ」

「な〜ん〜だ〜と〜!?」

「あ゛?ニャにか文句あるか?」

2人はお互いに睨み合っている。


この語尾がニャと付いてる方はリークスさん。


リークス・シャルディアーナ


魔王軍序列5位の女の方

猫目 猫背 猫耳 猫尻尾と魔族の中でも珍しい猫魔族である。

金色の目をしており、嘘を見抜く能力がある。

度々オルバスさんと喧嘩するが、おそらくオルバスさんのことが好きなのだろう。


仲が良いなぁ...........ああいう関係の友達が欲しかったな...........

と、考えていると、二人はヒートアップし、今すぐでも戦闘をするのでは?という雰囲気となっている。


「ま、まぁまぁ、お二人共そこら辺で...........」

慌てて二人を宥めるアマテ。

「う、申し訳ありませんアマテ様。つい熱くなってしまいました」

「アマテ君がそう言うなら........ご、ごめんなさいニャ...........」

何とか喧嘩が収まった。

もし戦闘が起きたら、ここに居る全員がサーヴァンさんに殺されるだろう。




安心した後、皆さんが楽しく話している光景を見て、アマテは笑顔になっている。


楽しい...........。こんなに楽しいのは初めて...........

と感じた。

施設にいた頃では絶対に予想出来なかっただろう。


幸せだ。










今回残念ながら参加出来なかった魔族の方もいるらしい。

どんな方なのか楽しみだ。





少しお腹が溜まってきた時、リークスさんが近づいてきた。

「どう?アマテ君。楽しんでるかニャ?」

「はい!それはもうとても」

「その顔は本当だニャ...........あーあ。せっかくこの目を使おうとしたのに、アマテ君なそんな顔されたら使えないニャ」

「無闇につかう能力ではない気がしますが...........」

そんな頻繁に使われたら、安心して話せませんよリークスさん...........

「クスクス.........冗談ニャ。でも、僕の目を使えばアマテ君の過去を知ることが出来るからニャ〜」

「僕の過去ですか...........」


リークスさんの真実の目は過去をも見ることが出来る。

あの過去はあまり知られたくない。


「そんなに僕の過去が見たいですか?」

「うん。でも強制はしたくないニャ。別に嫌なら大丈夫ニャよ」

「嫌というか...........もし僕の過去を知ったらリークスさんは.....................おそらく死んでしまいますよ?」

「し、死ぬ?」

リークスさんが驚きと怯えが混じった顔をする。

「これは残念ながら冗談ではありません。あまりの悲惨さに精神が壊れると思いますが、それでも僕の過去を見たいですか?」

「い、いや、大丈夫ニャ.....................」

「すみません怯えさせてしまって」

「いや、こちらもごめんニャ。そんな過去があるとは知らなくて...........嫌がることしてしまったニャ」


ー リークスさんにも迷惑はかけられないからね。


「大丈夫ですよ」

「ホント、アマテ君は優しすぎるニャ」

「はい、よく言われます」


ハハハと二人で笑う。

そして今までの楽しい空気に戻る...........筈が何故か殺気が漂う空気に...........

そう。いつの間にかリークスさんの後ろにサーヴァンさんが立っており、全身から死のオーラを漂わせていた。

リークスさんはギギギとぎこちない動きで後ろを振り返る。


「ほぉ?リークス。お前はアマテに[嫌がること]をしたのか。なるほど、そうかそうか」

「さ、サーヴァン様?.........いや、あのこれは...........」

ガタガタと体が震えており、リークスさんの額から尋常じゃない程の汗が流れ、ポタポタと地面に汗が落ちていく。

一方サーヴァンさんは手をポキポキ鳴らしながらリークスさんに近づく


あ、これは終わった。


「おまえは我の客に[とても失礼な事]をしたのだな?」


サーヴァンさん話が盛られてる!!!!

嫌のランク上がりすぎぃ!!!


そしてリークスさんの頭を鷲掴みにし、軽々と持ち上げ一言。

「リークス。最後に言い残すことは?」


「...............................どうか優しくお願いしmぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!...........」


リークスさんに最後まで言わせてぇ!?


遥か遠くに恐ろしいスピードでリークスさんは投げ飛ばされた。

おそらく音速は超えただろう。


リークスさん大丈夫なのか..........?


「これは死んだな」

「いや、あのバカ猫の事だし大丈夫よきっと」

「リークスに天罰か、ククク...........」

皆さん心配して!?















「うう。サーヴァン様ひどいニャ...........」


リークスさんは無事に帰宅しました。



閲覧ありがとうございます!


いやー魔王軍と仲良くなったアマテ君。

もはや人ではないですねw


山田「魔王軍と仲良くなる...........人族のみんなは知らない...........あっ(察し)」


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