表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヤンデレ女子達からは逃げられない。(短編)  作者: 銀河猿


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

8/8

第8話 隣席女子からは逃げられない

「じゃあ、今日は席替えをするぞ〜!」

「よっしゃあ!」「この地獄の席とおさらばだ!」

「……すごい盛り上がりだな」

「そうみたいですね。春崎くんも嬉しいですか?」

「ん? 嬉しいっていうか、次はもう少し後ろがいいな。先生と近すぎて下手打てねーし、リラックスしたいんだよ」

「……そうですか。じゃあ、私が隣でどうでしたか?」

「別に悪くなかったよ。初華とは話も合ったし、楽しかったな」

「……! そうですか。ふふ、また隣になれるといいですね?」

「クジだから、むずいんじゃね?」

「それは分かりませんよ?」


「よっし、一番後ろの席じゃねえか! 最高にリラックスできるぜ」

「……私は一番前。……一番、遠い席ですか。残念です。それでは……」

「おう、ドンマイ初華。またな!」

「春崎くん?もしかして隣?」

「お、桜か…これからよろしくな!桜なら問題ないな!」

「春崎くん…うん、これからよろしくね!」

「おうよ!」


「春崎くん、お帰りなさい。学食、美味しかったですか?」

「お、おう。……って、なんで初華がここに!? お前、一番前の席だっただろ?」

「ええ、そうですよ? でも『譲ってもらった』んです。前の席の子に」

「譲ってもらった? そこまでして後ろが良かったのか?」

「そうではないですが、……彼女が、あなたに対して『してはいけない表情』をしていましたから。……私の許可なく、あなたの隣という特等席で、そんなに幸せそうにするなんて」

「いや、あれはクジで決まったことで、桜は何も……」

『クジ? ……そんな不確かなものに、私たちの運命を任せられるわけないじゃない。……前の席の子と私が『お話』をしたことでここを譲っていただきました』

「……え?」

『どんな時も、あなたの隣には私しかいません。今までも、これからも……いずれは学校以外でも、ずっと隣には私が座ります。他の人が入る隙間なんて、一ミリも作ってあげませんから』

『……安心してください。あなたの隣は、ずっと一番安全な場所ですよ……?』

――どうやら俺の隣は、すでに彼女によって「予約済み」だったようだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ