---72---
まずは島に偵察に行くことを考えよう。
ミカに地図を描いてもらって、大体の位置をつかんだら、飛行で高く飛び上がって、方向決めたら後はほとんど自由落下。最後に逆噴射。みたいな感じで行けば魔力も持つんじゃないかな?
行ったことを誰かに知られてもまずそうだし、朝方か夕方の薄暗い時に実行。
ついでに詳しめの地図も作れそうだし、一回見たところになら時空魔法で行けるはず。
なら、一回飛び上がれば、大体のところを見渡せるし、遠視で明かりのついてるとことか見ておけば転移で行けるとこ増えるんじゃね?
よし、解決。
次に移民団を集めることを考えよう。
これは前から考えてたことがある。
末端とは言え貴族の下で働くことになるってことは公務員だよね?
公務員って『公僕』って『おおやけのしもべ』って呼び名があるくらいなのに賄賂貰ったり、忖度したりわからないこと放り出したりって碌でもないないヤツ多くない?
伯父さん曰く「そんなん一握りの役場のヤツとか●保庁のヤツだけだ。」らしいけど。
こっちの世界でなら公務員を全部奴隷にすれば、主人の許可が無い限りそんなことはできない。
だから今回の移民団は全部奴隷を買って連れて行けばいい。
手に職持ってるのを確認できるし、行きたくないって言わないし、サボタージュもしない。
忖度も汚職もできない理想の開拓団員だ(ドヤッ)。
まあ全員がそうだから社会主義・共産主義って話しもないでもない。
30人は少し予算的に難しいかもしれないが、その辺はババンガ商会から毟り取ろう。
恩返しだって言ってたから出すんじゃないかな? つか出せ。 俺への慰謝料もだ。
持ってるスキルとかもある程度希望を言って探させようか。
大商会の実力で探して、権力で安く仕入れる。
越後屋おぬしも悪よのぉ・・・
ん?スキルのある奴隷?
慰謝料としてババンガ商会の人からスキルコピーさせてもらうってのはどうだ?
商人系や内政に役立ちそうなスキル持ってんだろ。
慰謝料だと思えば心も痛まない。
痛んだことがあるのかってツッコミは要らない。
よし、明日の朝、それにこれからも何回か打ち合わせが必要だろうからチャンスはいっぱいある。
次に移民団と島に行くことを考えよう
船は必要だな。
全員が乗る大きなものが一隻と行ってから使える小さなものが何艘か。
それに分乗して行くとして、行ったらまず上陸するために桟橋か埠頭が必要だろう。
とりあえずは浮き桟橋にするとして、筏を結構な数と、錨に鎖が必要だな。
次に居る場所と食事と安全か。
偵察の時にある程度周りで狩りをして安全を確保。
噂の竜種についてもその時に偵察するとしよう。
その後の安全の保持については、奴隷の中に戦闘要員を一定数入れるほかは別に考えるとして、次は建物と食事か。
食事はある程度調理済みの物を『亜空倉庫』に入れていくか。
俺が居ないとき用に保存食と悪くなりづらい食材も必要だ。
もちろん水は必須なので樽や甕の類も欠かせない。
居る場所は雨風を遮れるように・・・もう家とか持っていけないかな?
駄目なら墨俣の一夜城みたいに速攻で組めるように加工した家の部分品。
確かあれって川の上流で作って筏として流して運搬したはずだから海でもできるんじゃね?
無理があるようなら、別に考えもある。
何日かそこで暮らしてみて必要だけど思いつかなかったものを後日仕入れる。
衣類や道具類などのすぐに必要そうな物はババンガ商会ルート以外にも俺が気づいたら購入しておこう。
あぁ、前金でいくらか貰っておかないと準備もできないな。
まあ、今日はなぜかババンガ商会のメンバーも宿に泊まっていくようだから明日の朝にでも言えばいいか。
あとは、俺が島に居ない間に問題があったらあれだから、通信手段か。
伝書バト的なもの位は有りそうだが、島を巣と認識してるやつは居ないだろうから、島から送るだけになるだろう。
携帯電話みたいな魔道具とか無いかな。
無けりゃ作れないかな?
それかテイムスキルを取って、飛べる魔物をテイムすれば解決するか。
上陸地点の占拠の時にレベル上げもして、ポイントを稼がなきゃな。
まあ、なんにしろ、責任の無い立場での内政チートができる。
さすがに人の命がかかってる責任ある立場だと思い切ったこともできないけど、責任はエリザベスさんが負ってくれるし、それにあったチートもあるし、夢が広がるな。




