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ようやく繁忙期が終わって、こちらに意識を向けられるようになりました。
年末年始にお楽しみいただけるように、書き溜めを頑張ります。
頑張るだけです。
保証は・・・
集団が死に絶えるのにそう時間は掛からなかった。
全部を亜空倉庫に仕舞い終えると、ミカが木から下りてきた。
「お強いのは良く分かりました。
しかし、なぜまだF級なのですか?
これだけの実力が有ればC級やB級と言われてもおかしくないと思うのですが。」
疑問はもっともです。
「冒険者ギルドに登録してからまだ10日位しか経ってないからじゃない?
それに本職は商人で冒険者は副業なはずだから・・・」
稼ぎで言えばそのはず。
ツノツナの販売価格を冒険者での報酬はまだ超えていない。
「10日で・・・
採集と護衛依頼がネックなのですか?
採集なら、近くの森に常時依頼の掛かっている薬草が生えています。
この際集めてみてはいかがですか?」
商人のくだりはスルーですか。そうですか。
確かに時間がかかりそうで面倒そうな護衛依頼はアウトオブ眼中でしたが・・・
まさか『脳筋』扱いじゃないよね?
戦闘だけは頭抜けてるけど、ちまちました採取や人付き合いの必要な護衛はできないとか。
「違うからね?
魔物を倒した方が見入りがいいからさ。
副業なんだから収入が多い方がいいでしょ?
そうすれば本業で好きなことやって損を出しても補てんできるし。」
商業ギルドの支部長をボコって商人ギルトに出入りしずらくなったから、金を稼ぐ手段として冒険者ギルドに登録しました。
って事実は言わなくても良いよね?
「旅商人が商品も持たず一人きりというのはどうも腑に落ちませんが。
とりあえずわかりました。」
意外と鋭いところを突いて来たな。
その注意力を奴隷堕ちの前に発揮していれば・・・
「変でしょ?
だから買ったの。
店員兼護衛。」
ミカを指さしながら言う。
「本当は、オッサン護衛と世話焼きおばちゃんと小僧店員の予定だったんだけどね。
一人で全部賄える逸材がいるって奴隷商の人が言うからさ。」
ハードルを上げてみた。
「護衛はともかく、後の二つにはあまり自信がありませんが、精一杯がんばります。
というか護衛が必要ですか?」
まああれだけヒャッハーしてれば当然の疑問かもしれないな。
「一人じゃ夜営がキツイでしょ?
なにより寂しいし。」
あとは、常識を教えてもらう先生役とか、目の保養役とか<※自主規制>役とかさ。
「かしこまりました。
ただ夜営を視野に入れているのでしたら、もう何人か人数が必要かと思います。
具体的には最低一人、理想は五人以上。
交代制にしないと集中力が途切れかねませんし、万が一寝たりしないためにも複数で見張るべきです。」
早速冒険者的常識を教えてくれたか。
たしかに一人で見張りは辛いし、寝たら終わりだし、夜番しても昼は移動しなきゃいけないし、交代要員は複数必要だろう。
前・中・後の三交代を二人ずつと考えても6人。
自分を除いて五人必要と。
うんうん。
よく考えられてる。
「人員については、お金ができ次第順次増やしていく方針で。
他に何か気づいたことある?」
この際、先達者の貴重な意見を吸い上げよう。
「では、まず武器ですが・・・」
いろいろ参考になった。
サブの武器を持つのは常識。
それもメインと系統を変える。
例えばメインが剣なら、サブは槌。
なぜなら、その武器では対応できない敵とエンカウントしたら困るから。
刺突剣メインでスケルトンと会ったら?ストーンゴーレムと会ったら?
槌メインで動きの速い蟲系の魔物と会ったら?
そういうことらしい。
「次にパーティ構成ですが・・・」
これも参考になった。
戦士・勇者・僧侶・魔法使い
某テレビゲームでは定番のパーティ構成だが、これはあくまで基本らしい。
相手が魔物メインなのか人間メインなのかでも構成は違う。
人間メインとしても、対兵と対賊でも違う。
対賊でも殲滅目的と捕縛目的で違う。
目的が敵の殲滅が護衛かでも違う。
エトセトラ。
もうめんどくさい。
殲滅は俺がするから、それ以外を任せられる感じにしよう。
「それでは、ご主人様が物理魔法の攻撃全般、私が斥候と考えまして、優先順位的にいえば盾職、回復職は優先的に揃えたほうがよろしいかと。」
実は回復職も俺ができるんだが・・・
勉強会はまだまだ続くようだ・




