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「ちなみに、こちらの商館で良く売れるのはどのような奴隷なのでしょうか?」


「そうですな。買う相手によっても様々です。

 一番のお得意様の商店の方々は、陸人族の商売に使えるスキルを持つ奴隷。

 冒険者の方は戦闘スキルがある、若くて力のある奴隷。

 農奴や鉱山奴隷は、獣人族や地人族が良く売れます。

 住み込みの管理人用として一家で売られている奴隷もおります。

 妾用の美人や魔法使いは、大体が入荷するとすぐに売れますな。」


 大商会のご令嬢の紹介とあって売る気マンマンで饒舌だ。


   商売できそうな若い女の人。

   護衛的な大人の男の人。

   女の人で料理とかなにか得意な人。


の三人を考えていることを伝えてみる。


「ほうほう。旅商人とおっしゃられましたか。

 それでは、一人でそれをまかなう者を買われた方がお得ですな。」


なんでも、三人買うお値段で全部できる一人を買えば、値段的に一人の方が高くても維持費(食事や宿代)でそのうちお得になるとのことだ。


でも、俺の計画とはちょっと違ってきてしまう。


少し考え込んでいると、


「今の在庫を考えますと、どちらも何人かおります。

 ご予算はいかほどで?」


「税や付属品などの込々で300万ゴルってとこです。

 が、掘り出し物であればもう一桁上位までなら候補となりますね。」


オッサンは少し驚いた顔をした。


そりゃ14歳の商人が、ババンガ商会の紹介があるとはいえ数千万円の購入資金を持っている

んだから驚くか。


「では、面談してみますか?」


それはありがたい。


相性ってものもあるだろうしさ。


「では、少々お待ちください。」


そういうとオッサンはメイドを呼ぶと何か言いつけてた。


「もう少々準備に時間がかかりますのでお待ちください。」


どうやら候補の奴隷の準備をさせているようだ。


「ちなみに候補の概略を教えていただけますか。」


考える時間は多い方が良い。


「そうですね。

 どんな種類であれ、商いをできる奴隷ということで。」


そういうとおっさんは候補を挙げてきた。


   1) 陸人族の女。19歳。10年契約奴隷。 

      所持スキル 剣、盾、料理、交渉。

   2) 陸人族の家族。夫40歳、妻24歳、娘9歳。10年契約奴隷

      所持スキル 夫:執事、短剣。妻:メイド、料理、交渉。娘:メイド。

   3) 地人族の男。40歳。

      所持スキル 槌、細工、鍛冶、大工。

   4) 森人族と陸人族のハーフ。30歳。終身奴隷。

      所持スキル 罠設置、罠発見、罠解除、狩人、気配察知、薬師。

   5) 森人族の女。150歳。

      所持スキル 水魔法、風魔法、魅了。



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