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序章 旅立ちのとき

 僕の上は標高の高い小高い丘の上にある。遠くに見える山脈はいつも白い雪が降り合間に黒い岩肌が見える。青空になれば澄んだ青空に流れる雲が見れる本当に景色のいい場所。

 ところがある日、僕の家は巨大な竜巻きに捕らわれてしまった。今じゃもう白い山脈も合間に見える岩肌も、青空も雲すら見えない。なのに竜巻は僕の家を壊そうとしない。閉じ込められているみたいだ。父さんと母さんが話し合って外に助けを求めに行くことになった。茶色いフードを被ってふたりとも鞄を掛けている。母さんが僕にしっかり抱き着いて父さんが頭を物凄く撫でてくる。そしてふたりは家を出て行った。

 僕は父さんと母さんが帰ってくるまでただ家で待つ。

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