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赤ずきんを被って森へ入ったら、銀狼が助けてくれました(継母と双子の妹にはもう懲り懲り)  作者: 風野うた
第二章 ブリシア公爵家のアリアドネ

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91/99

91 王子からの手紙 中

楽しい物語になるよう心がけています。

どうぞ最後までお付き合いください!!


 ライナスはフェルナンデスにジャイルの手紙を渡す。


 便箋には『婚約おめでとう』という一文だけが記されていた。


 五日前、ライナスとアリアドネが隣国へ向かっていると、原因不明の土砂崩れが発生し、隣国との道が寸断された。


 その際、何があったのかフェルナンデスは知らない。ただ、そのおかげで、ライナスはアリアドネに求婚し、二人の婚約が決まった。


 正直なところ、フェルナンデスは崖が崩れてくれて良かったと思っている。けがをしたのは御者だけだったし、道は修復工事をすればいい。何より二人の婚約で、帝国の未来の道が開けた。ライナスの妃問題はそれくらい深刻な状態だったのである。


 それに道が寸断されても・・・。


 隣国はこの国の情報を得ている。


 このタイミングでこの手紙が届いたのがいい証拠だ。ライナスが婚約したことを他国に公表していないのにジャイルは祝いの言葉を送って来たのである。


「残念ながら、私はジャイルが良い奴じゃないと知っている」


 ライナスは人差し指を立てて、ボソボソと呪文を唱えてから、便箋の文字に触れた。


――――パンッ。紙を矢で射抜いたような音が鳴る。


「ほら、やっぱり」


 お祝いの言葉は消え去り、代わりに夥しい量の文字が紙に浮かび上がってくる。フェルナンデスは手に持っていた便箋をライナスに返した。


 フッと笑みを浮かべて便箋を受け取ったライナスは、そこに何が書かれているのかを確認していく。


 手紙には隣国の王位継承権争いのことが事細かに記されていた。


 ピートアイランド王国の第二王子、第三王子は王位を巡って長年争っている。それもこれも、第一王子が病弱で王位継承権を幼少期に放棄したことから始まったのだという。ちなみにライナスも第一王子とは面識がない。

 

 ジャイル曰く、第二王子、第三王子はブリシア公爵家に孫娘がいるという情報をつかみ、彼女を手に入れようと画策していたとのこと。


 しかしながら、アリアドネはライナスと婚約した。彼らの目論見は失敗に終わったのである。


 また、王子たちだけではなく、国王もジャイルとアリアドネの婚約話を進めようとしたらしい。だが、ジャイルはそれに反発。『婚約者を変更するのは絶対に嫌だ!』と主張したくだりが長々と書いてあった。


「フェル、ジャイルには婚約者がいるらしいぞ」


「そうなのですか? 初耳です」


最後まで読んで下さりありがとうございます。

面白いと思ったら評価、感想のほど、どうぞよろしくお願いいたします。


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