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赤ずきんを被って森へ入ったら、銀狼が助けてくれました(継母と双子の妹にはもう懲り懲り)  作者: 風野うた
第二章 ブリシア公爵家のアリアドネ

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66/82

66 どうすれば甘い雰囲気になるんだろう 下

楽しい物語になるよう心がけています。

どうぞ最後までお付き合いください!!


「あ、いや、ただの独り言だ」


 ライナスはアリアドネの肩に乗せている頭を左右に振った。


「フッ、ウフフフ。くすぐったいです」


 アリアドネは笑いながら、背中でライナスを押す。


「あ~~~~~~~!!!もう!!!」


 ここで突然、ミアが大声を出して立ち上がった。


「えっ、ミア?」


「どうした?」


 アリアドネとライナスは驚いて、ミアを見上げる。


(もしかして、この状況(ライナスに抱っこされている)に対する注意喚起なのでは!?ーーーーはい、分かっています。皇子様を椅子にしてはダメですね)


 アリアドネは一刻も早く、ライナスの膝から降りなければとオロオロしてしまう。


「記憶を消してください・・・」


(あ、違った!)


「皇家の秘密なんて知りたくありませんでした!!」


「いや、それはお前が聞きたいって言ったから・・・」


「裸になった理由に皇家の秘密が隠れているなんて、誰が思います?」


「いや・・・」


 ライナスは上手く言い返せなかった。ーーーーミアに指摘されて、確かにその通りだと思ってしまったからである。


「忘れたい!!マジで忘れたい!!アリア様への忠誠はそのままでいいんで!殿下~、皇家の秘密に関する記憶だけ、私の頭から消して下さいよぉ~」


 ミアの嘆き節が車中に轟く。


(ミア、感情が溢れて不敬を遥かに超えた発言になっているわ。これは流石に止めた方が良いでしょうね)


「ミア、あの・・・」


 か細い声の呼びかけは、ライナスの声でかき消される。


「それは無理だ。覚悟を決めてアリアに一生仕えろ!」


「うううっ、仕えます。仕えますけどぉ~。殿下の秘密は要らないんですよ!」


(完全に砕けてしまっている口調はさておき、秘密を知ってしまったのが重荷になっているのね。ーーーー記憶を消すような難しい魔法は使えないけど、せめてライナス殿下の話を聞く前の状態に戻すとか・・・。私の力(時魔法)で何とか出来ないかしら)


「ライナス殿下、私の・・・」


「ストップ!!アリア、ダメだ!」


 彼女の思考が読めたライナスは即座にアリアドネの口を手で塞ぐ。そして、小声で彼女の耳元へ話しかける。


「まだ君の力は秘密にしておきたい。それから、ミアはアリアの専属侍女になったのだから、皇家の秘密も知っておいた方がいい」


「でも、あの強気なミアがこんなに・・・」


 ミアを心配して瞳を揺らすアリアドネ。しかし、ライナスは毅然とした態度を貫く。


「強気というか・・・。無鉄砲なだけだろう。ことの重大さに気付いて今は動揺しているが、いずれ落ち着く」


 彼はアリアドネを安心させるため、彼女の頬を優しく撫でた。そして、顔を上げて、ミアの目を真っ直ぐに見る。


「ミア、皇家の秘密は確かに重いだろう。だが、これからアリアを守っていく上で、私以外の銀狼と顔を合わせることもあるだろうし、時には共闘するかもしれない」


 ミアは小さく頷く。


「そういう時に必要となる情報(記憶)を消してどうする。しっかりと胸に抱えて生きていけ!」


「最悪・・・」


 頬を膨らませたミアを見て、ライナスはフッと苦笑した。

も、文字数が・・・。すみません。


最後まで読んで下さりありがとうございます。

面白いと思ったら評価、感想のほど、どうぞよろしくお願いいたします。


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