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女神コンスルタのなんでも屋、下界支店!  作者: 兎夜 るびい
第二章 不思議っ子幼女の依頼
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25 幼女の依頼が過酷すぎる件

すいません。リアル忙しくて失踪しててすいません。

二章です。

「で?あなたはなんでここにいたしー?」

「えぇっとねー、我は温泉まんじゅうを食べに行ってたんだけどねぇ、温泉まんじゅう品切れだって言われてぇ、だから入荷するまで寝て待ってたのぉ。多分寝ぼけて落ちちゃったんだぁ」

「どう寝ぼけたらこんなところまで……?」


 この幼女は一体何者なのかね?


「あ、そーだぁ!ねぇねぇ、ここお店でしょ!だったらぁ、温泉まんじゅうあるよねっ!!」

「………………はい?」

「むむむ、そのオンセンマンジュウとやらがロリちゃんの好物なのですね。なら私、アリエントが手に入れてしんぜましょう!」

「わぁーい!」

「安請け合いすんじゃねえロリコォン!!」

「雪姉様、雪姉様、温泉まんじゅうってこの世界に存在するんですかね?」

「存在しなきゃマズイでしょ」


 実際、この世界に温泉という概念はあるのだろうか。謎だ。兎にも角にも、阿呆がこの不思議幼女の依頼を受けてしまった以上、なんでも屋として仕事しない訳にはいくまい。とりあえず温泉まんじゅうの定義から。


「コル君、臨時休業の札下げといて」

「了解」

「で、えぇっと、名前は……」

「エナちゃんでいいよぉ!」

「カワイイ!!はすはす、この子ウチの子にしましょう!」

「却下。エナ、さん?温泉まんじゅうはどんなモノで、どこにあるの?」

「ええっとねぇ、美味しいよ!ふわふわしてて、はむって食べるとふやぁあって感じ!つぶつぶが甘くて、何個でも食べれちゃうのぉ!」

「ふむふむ。では温泉まんじゅうはどこに売っているのでしょう?」

「えっとねぇ、温泉!」

「……温泉はどこにあるの?」

「知らない。いっつもウエサマかコンちゃんが連れてってくれるもん」

「どっちかに連絡は取れないの?」

「今は無理ぃ」


 ……中々ハードなクエストになりそうな。とりあえず温泉まんじゅうがあたしが居た世界と同じようなモノだと仮定すると、まずアンコが要る。多分つぶあん。んで、外側ってどうやって作るんだ?まず小豆はどこにあるんだろう。店にあっただろうか。


「冬音、小豆探してきて」

「うおっ、フユネ早いしー」


 あとは……。なんだろう。とりあえず卵と牛乳と小麦粉と砂糖で何とかなるかな。それとも水飴とかあった方がいいのかな?


「エナちゃんかわいぃい〜。エナちゃん、オンセンマンジュウっておっきいんですか?」

「おっきいよぉ!我が五十人分くらい!で、がおーってなるの!(「・ω・)「ガオー」

「んん?動くの?」

「弱肉強食だよぉ〜。しくじったら腕食べられるんだって!しくじった人見たことないけど!」


 ……失敗したら腕食われるって、大分ヤバくないか。ていうかモンスターなのっ!?こわっ!異世界の温泉まんじゅう、恐るべし。温泉まんじゅうをデカくした奴がガオーと叫びながら迫ってくる……。シュールすぎるだろ。何?なんなの?まんじゅうが怖い人なの?意外と食べられる感じ?


「雪姉様、ないです!」

「冬音、ちょっとひとっ走り町まで行ってきて。んで、オンセンマンジュウっていうモンスター居ないか調べてきて」

「了解ですっ!!」


 本当に居たら驚きだな。……居ない、よね?あ、ついでに駄女神にも聞いとこう。こそっと交信中……。


『あ〜、すいません〜!今〜、忙しくて〜。あ、すいません主神様、いやちゃんと聞いてます。ホントに』

『……温泉まんじゅう』

『ああ、オンセンマンジュウですか〜?美味しいですよね~。殺さずにくらい付くのが〜、ポイントですよね~。アッ待ってください主神様だからその、違います違います。別に余所見してたとかそんなんじゃないです、全然。超聞いてるのでそのデリートボタンから手を離していただきたいのですが。ポンポン世界消さないでください』

『……なんか大変そうね。オンセンマンジュウってどこにいんの?』

『大変なんですよ〜。あとそろそろ通信切りたいんですけど〜。オンセンマンジュウは呼ぶものですよ〜?待ってください主神様ストップストップ!!主神様拗ねないでくださいよ自分が誘われなかったからって!!今度は一緒に行きましょう!そうしましょう!』


 うーっわ、通信切れた……。とりあえずオンセンマンジュウは召喚するモノらしい。異世界不思議発見。オンセンマンジュウのランクってどのくらいだろう。まあさすがに幼女でも倒せるなら大丈夫か?つーか品切れって召喚石のことか。


「雪姉様!!オンセンマンジュウはSSSランクの召喚獣だそうです!」

「………………はいぃい!?」


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 幼女の鑑定結果とオンセンマンジュウのランクの高さに、あたしは頭を抱えた。この依頼……。絶対に受けたら駄目だった奴じゃん……。死亡確定。いや、冬音が戦線張ればワンチャンあるか?


「温泉まんじゅうはねー、面白いよー!跳ねるし、どすんどすんって地面揺らすしー、あと黒いの投げつけてくる!」


 ワンチャンなかったわ。無理ゲーだった。さすがSSS。召喚石の作り方……。うっわ、伝説級の素材ばっか……。これが普通のなんでも屋なら詰んでた。店の品揃えの良さに初めて感謝。やだよやりたくないよ。できれば1つくらい在庫なしで達成できないでほしかった……。いや、でも、ひょっとしたら幼女エナがクソ強いとか……。うん、ないな。やめとこう。変に期待しちゃ駄目だ。しかしこんな幼女でも食べられるって、コンとやらとかウエサマとやらとかはチーターかね?あたしにも半分分けてよ。

 いや、冬音が一人で戦えば……。でも戦闘域ってどんくらいだ?わからん。しかも冬音のステはあくまでも人の限界値。それを超えるには降神しないといけない。そしてその神はクズである。あー、あたしにもっと力が……あっても無理だな。運があるからそれでなんとか。なったらいいのになあ。


「とりあえず、やるだけやってみよう」


 前の天使の軍勢も割りと何とかなったし、何とかなるかも。楽観したくはないけど、でもやってみないことには何も分からない。最悪教会に立て籠もろう。全然駄女神に祈ったことなんてないけれど、印を書き換えれば絶対に運の女神からのご加護は得られるだろう。絶対にだ。エナシェルディア様なら安心安全。駄女神より百億倍信用できる。

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