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女神コンスルタのなんでも屋、下界支店!  作者: 兎夜 るびい
第一章 開店準備
17/27

16 開店前にゴタゴタは片付けたいんだが

「いえ、ステータスの件もそうなのですが……。実はユキネ様に、折り入ってご相談がございまして」

「ふうん、それは今すべきだと」

「雪姉様に従います」

「ええ、メアバンティロシア様が御就寝されている今」


 あー、これ女神クロだな。うん、きっとそうだな。


「元々あの方は転移を司るお方でした。しかし、転生神様はいつも感謝され、慕われる一方でメアバンティロシア様が素質ありと転移させた者は性格に一癖も二癖もある者ばかり。転移時のステータスやスキルに文句を言う者も多く……」


 あー、ありそう。家に返せとか、チートはどうしたとかね。あたしは貰えるものは貰うけど、貰えないなら別にいいしなー。


「似たような概念を司るのに何故こうも違うのかと、いつしか転生神様を恨むようになり、遂には追放してその座を奪い取り……」

「雪姉様。フユ、この加護捨てたくなりました」

「落ち着け」

「……しかし勿論、転生神様もご苦労なされていました。そして心労がただただ増していく中で、あの方に、野望が生まれたのです。誰もが自分を絶対神と崇めるような世界を作り、そこだけを治めていたい、と。そして目を付けたのがこの世界です」

「時折強大な敵を出し、転移者を勇者に仕立て上げれば、信仰も集まる、かな?」

「悪役も強くないと駄目ですよ。例えば、邪神に魅入られた転生者とか」

「待て冬音。それなら逆にサポートキャラとしてTUEEE系の奴を手駒にしておかないと、転移者が調子に乗る可能性」

「まさしくお二人のおっしゃる通りで。そして今回その役目に選ばれたのが、ユキネ様」

「じゃーない、よね?どうせ駄女神様の計画をこれ幸いに利用して、悪役と救世主を一気に作り出そうなんてところでしょ。ラスボスが身内とかありがちだし」


 ようはこういう筋書きだ。

 まずチート云々やら駄女神やらの話をして転生神の印象を強める。

 次にいい感じなチートを『あえて間違って』別の人間に与える。当然、ソイツには邪神云々の話をしておく。例えばステータスを間違って渡してしまったから相手が怒りを覚えて邪神に付け込まれーみたいな?

 で、転生者に邪竜がコンタクトしてくるところまで織り込み済み。後はいい感じに倒してもらうだけ、と。


「とはいえ無限大は予想外だったみたいね。強くなりすぎちゃう。だからあたしはハズレってことでステータスやスキルを戻して印象良くしてさっさと不審な事故で死んでもらおう?」

「もしくはここで相討ちなり、とりあえず自分に敵対しない内に終わらせようと思ったようでございます」

「上等。この運引っ提げて、開店前に片づけてやるわ」

「キャーッ雪姉様ステキー!(*´∀`*)カッコイー」

「いや、あんたも手伝いなさいよ?」

「え、勿論ですよ?」


 よし、とりあえず今日から呪いの人形を作っておこう。

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