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【連載版】転生女王の真っ黒覇権  作者: 羽狛弓弦
第1章 私が女王になるまで
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3 まあ、その婚約破棄、裏から操っていたの私なんですけどね

 全てはお兄様がヒロインちゃんに興味を持ったことから始まりました。

 ヒロインちゃんは別に他国とつながっていません。

 一応実家はつながっていますが全体的に見れば微々たるものです。

 ヒロインちゃんは本当に何も知らないんですよ。


 私がしたことは人と情報を用意しただけです。


 ヒロインちゃんには、お兄様とお兄様に近い人たちの情報を提供するとある子爵家のお嬢様を。

 そのお嬢様はわたしの手駒の一人です。

 彼女にヒロインちゃんにお兄様たちの居場所とか好きな事とか教えてあげたんですよね。


 恋愛ゲームとかの親友キャラのごとくなぜお前がそんな情報を知っている? みたいな情報を。


 ヒロインちゃんも王子様とかお姫様とか大好きな夢見る少女です。

 お兄様たちに近づけてうまくいって暴走してしまったんですね。

 でもだからって逆ハーはいけませんよ。


 あ、ちなみに彼女が受けていた虐めは半分は不幸な行き違いです。

 ヒロインちゃんの親友である子爵家のお嬢様が自分のドレスとか切り裂くのが趣味で、自分のドレスに似ているヒロインちゃんのドレスを間違って切り裂いてしまって、謝ろうにも虐め疑惑が出て謝るに謝れなかったんですよね。

 でもお嬢様はいい子だから弁償したんですよ。

 代わりのドレスをヒロインちゃんは受け取りましたもんね。

 持つべきものは友達だと勘違いされていましたが。


 あと、最後の階段だけはヒロインちゃんが自分から勝手に落ちました。

 たまたま、階段を降りようとしたヒロインちゃんの後ろの窓から突風がふいて。

 たまたま、落ちてきたヒロインちゃんをお兄様が受け止めて。

 たまたま、イザベラさんに似た後ろ姿をした人が近くにいてお兄様がそれを目撃しただけです。


 イザベラさんにはこの時アリバイがありましたしね。

 イザベラさんに人を階段から突き落とすなんて恐ろしい真似はできないのです。


 本当に事故とは恐ろしいものです。

 私が王城から学校のほうに向かって放った風の魔法がたまたまそんなタイミングで人を一人突き飛ばすくらいの威力になって誰かに当たるなんてことにならないように周囲に注意して魔法の練習をしないといけませんね。

 ちなみに、遠くに小さな魔法を飛ばすのは大の得意です。

 そう、人ひとりを背中から押す程度の威力の風の魔法とかね。


 あと、なぜあの場にガルウェン公爵来たかというと私が情報を流しただけです。

 公爵家の影の方にガルウェン公爵に伝えるように頼みました。

 決定的な証拠とともに。

 娘に激アマなガルウェン公爵なら絶対に飛び出して特急で会場に来ますからね。

 タイミングよく伝えるようにお願いしたのです。

 ちなみに影の方はわたしの信者です。

 ちょっとお話ししたら簡単に崇めるようになってくれました。

 これも日ごろの行いが良いからですね。



 さてさてさて、ガルウェン公爵を味方に引き入れますか。

 身内の不始末を理由に何度かガルウェン公爵の屋敷に行ってイザベラさんとお友達になっているんですよ。

 女だてらしっかりした理想を抱いている私にイザベラさんは憧れをいだいています。

 ガルウェン公爵にもイザベラさん経由で伝わっているでしょう。


 ガルウェン公爵は娘に激アマですからね。

 イザベラさんが私を応援したいって言ったらきっと応援してくれます。


 彼には是が非でも私の後ろ盾になっていただかないといけませんからね。

 とりあえず彼には宰相になっていただきませんと。

 で、ゆくゆくは息子さんに引き継いでもらいましょう。


 あ、ヒロインちゃんの取り巻きになっていた方ではありませんよ。

 もう一つ下の息子さんです。

 こちらはかなりの素質をもっているので大丈夫でしょう。


 なんでこちらの息子さんはしっかりしているのに兄の方は残念なのか。

 ちなみに兄の方はこの世にはもういません。


 私は何もしていませんよ。

 ガルウェン公爵が家を追い出しただけです。

 まあ、あんなあまっちゃんが市井にほぼ無一文で降りて生きられるわけございませんよね。



 閑話休題。

 無事、ガルウェン公爵には仲間になっていただきました。

 ええ、ええ、わたしの理想に感銘をいだいてくれたようです。


 多少お顔が青くなっていますが疲れているのでしょう。

 今日はもう休まれた方がよろしいのでは?

 大丈夫ですかそうですか。


 まあ、しばらくは私の補佐をそれとなくしていただければいいので今までよりはお仕事も楽になりますよ。

 イザベラさんと一緒にいられる時間も長くなりますよ。

 これを機に家族サービスを存分にしてあげてください。

 大丈夫です。

 あの事は目を瞑りますから。


 あ、これからもイザベラさんとは仲良くさせていただきますね。

 おや、お顔が真っ青ですよ?

 何か心配ごとですか?

 大丈夫ですよ。

 全てうまくいきますよ。


 ふふふ。


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