村人Bのカード
やっと2話とか……( ̄∀ ̄;)
――明らな厄介事が目の前に転がっている。僕の手元にはいくつかのカードがあります。さあて、どれを選ぼうか?
1、起こす
2、村に帰って人を呼んでくる
3、何事もなかったように薬草を摘む
4、『いや~、最近忙しかったからなぁ!うん、疲れてるんだ!絶対そうなんだ!!これは大変!早く帰って休まなくっちゃなあ!!』とか言って踵を返す
5、身ぐるみはがして売れそうな物は質屋へ、娘は娼婦に……いやいやいや待て待て自分!落ち着け落ち着け!!
…ゴホン。まず僕は村人Bだ。そんな度胸持ち合わせていないし、生活だってささやかな今の暮らしが気にいってるふつ~うの人間だ。 よって、僕のとる行動もふつ~うである。
それは――4の見てみぬフリである!
…いや、非難してはいけない!とてつもなく大切な事なので何度でも言うが、僕はただの村人B!勇者や魔王のような強さや頭脳、ましてや、なんの特殊能力も他に飛び抜けたスキルもステータスも持ち合わせていないただの何処にでもいるようなTHE☆凡人!平民!一般市民!が代名詞のような存在!!ちなみに過去に輝かしい実績なんてそんな大曽れたものもあるはずもない!!
…何が言いたいかというと、自分で何とかできないような事には首も頭も突っ込まないという僕としての正当な理由があるためここで助けられないのである。
それに、例え僕が助けなくてもこういう時は面倒見がいいお姉さんや子だくさんの暖かいお母さん、またはカッコいいあるいは爽やかな好青年、もじゃもじゃ髭のおじさんに拾ってもらうパターンのはず。
僕はただその前に偶然に遭遇してしまっただけ。この娘には悪いけど、僕には縁がなかったという事で、そろそろ失礼するとしよう。
「いや~、最近忙しくてかったからなぁ!」
…ヤバい、すごく棒読みなんですが……。でもこれでもうすぐいつもの生活に戻れる!大丈夫、こんなのたかが一時の恥、すぐ忘れる忘れる!
「うん、疲れてるん」
――ザワザワザワザワザワ、キュピー!キュピピー!!グエエエッ、グエエェーー!
…………………………………はい?
「…だ!絶対そうなんだ!!」
――キュピピピピー!グエエエエエェ!!
うん、無視しよう。
「これは大変!早く帰っ」
――ギュピピー!ギュピピ!!グオエエエエー!!
…いや、あの、僕には無理ですから。
「て休まな」
――ザワザワザワザワザワザワ、ギュピピピピ!ギュピピピピピー!!グオエエエッ、グエッ、グオエエエエエェーー!
「………。」
――ギュピーッ!グオエエエエッ!
「………………。」
――ギュピーーッ!!グオエエエエエエッ!!
…そう、所詮僕は村人B。ふつ~うの良識を持っているただのTHE☆凡人、平民、一般市民…………。
………………………………神様、僕は何もしてませんよ。
哀れな村人のため息は静かに木霊した。
すみません、気まぐれなんですm(_ _)m




