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ショートな作品を噛みしめよう  作者: ミックスボックスガム
30/31

また、傘を盗まれた。もう何回目か数えるのも馬鹿らしい。

梅雨時期なるとこういう輩が現れる。まあもう慣れっこだ。

私は鞄から例の物を取り出す。

コンビニに入っていた時間は数分程度なのでまだそんなに離れていないから大丈夫だろうもし離れていても問題は無いが。


私は端末の画面に表示された地図を確認する。

地図には一つの点が表示されており、それはここから100メートル程度離れた地点をゆっくいと移動している。

これなら大丈夫だな。


私の傘は一見するとビニール傘だが、中身には無線機能GPS機能などが仕込まれている。一見しただけではわからないのが優れた点だ。そして私が仕込んだ機能はそれだけではない。


私は1つのボタンを押す。そして端末を確認する。先ほどまで移動していた点が停止する。


どうやら上手くいったようだ。さて、回収するか。

私は画面を見ながら操作を行う。


────────────────────────


雨の交差点で人だかりができている。


「何があったんですか?」


現場に到着した警官が近くに野次馬に事情を聞く。


「歩行中にこの人がいきなり倒れたんです」


その後男は感電死であるということが判明した。


「また、謎の感電死か……」


似たような事件が既に3件、警察では通り魔の犯行として犯人捜しがなされていた。

しかし、誰も現場の違和感に気づかない。


雨が降っているのにもかかわらず被害者の誰も傘を持っていないことに関してだ。まあそれもそのはず、目撃者の証言では被害者が持っていたのはどこにでもあるようなビニール傘、風か何かで飛ばされてしまっても何も不思議ではない程度の認識だった。


傘に高圧電流を流す装置や飛行ユニットが仕込まれている可能性など考慮するはずはないなぜなら傘は被害者本人の持ち物であるはずなのだから


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