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ショートな作品を噛みしめよう  作者: ミックスボックスガム
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謎のロボット

そこに一台のロボットがあった。

ただ、そこにあるという表記がただしい。

何かをするわけでも動くわけでもない。誰も動いている所を見たことが無い

いつの間にかそこにあってそれが普通になった。

なぜそれがロボットだと分かるのかといえば作った博士のサインがあるからだ。

といってもその博士はすでに亡くなっており、このロボットがどんな機能なのかはわからない……しかし、生前天才と呼ばれていたその博士の最後の作品がこのロボットであるため相当な代物だという予測がなされていた。

そのロボットはどんな方法を用いてもそこから動かすことはできなかった。どのような方法を用いても破壊することはできなかった。

ロボットには小さな穴が開いていたまるで自販機のようだった。お金を入れてみる人が続出した。1円の人も5円の人も100円、500円の人もいた。

一人で何枚も入れるい人もいた。

お金が一定金額を超えれば何か起こるのではないかそう考えた学者がいた。それを信じた人がロボットにどんどんお金を投入した。

しかし、ロボットはどれだけお金を入れても何の反応も示さなかった

そのうちお金を入れる人は減っていった。ただ、たまにお賽銭感覚で入れる人はいた。

常にそこにいるためそのロボットは待ち合わせの目印として使われたりもした。

ロボットはただそこにあるだけだった。


────────────────────────


天国で博士は質問されていた


「あのロボットは一体何をするものなんですか」


博士は答える


「あれはお金の転送の送信ロボットじゃ」


「転送とは一体どこへ?」


「異空間」


「転送されたお金はどうやって取り出すんです?」


「受信ロボットで取り出す」


「そのロボットは?」


「作ってる最中で死んでしまったからな」


「つまり、あのロボット単体だと」


「ただの金食い虫じゃな」


「……」


亡くなった作り手の意図など結局はわからない未完成の品をありがたがってる場合もあるというお話


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