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ショートな作品を噛みしめよう  作者: ミックスボックスガム
13/31

タイムアタック

「今度こそ勝つぞ!」


俺は筐体に100円玉を投入する。

このレーシングゲームは世界中と繋がっておりタイムを競い合うことができる。

俺はあるコースで世界2位の成績を叩き出していた。いや、少し前まで世界1位だった。


『GODショック』ある日起こった事件はそう呼ばれた。突如すべてのコースの1位のタイムが『GOD』を名乗るプレイヤーによって塗り替えられてしまったのだった。

そしてそのタイムは未だに誰も破れていない。

そもそも1位のコース取りなどが参考にできないこのゲームの仕様もあり、『GOD』は未発見のバグを見つけたプレイヤーではないかという噂にすらなっていた。

他にも運営側が仕掛けたことだというものもいたし、天才ハッカーがランキングにイタズラをしたのだという意見もあった。


俺からすれば事の真相など正直どうでもいいただこのコースでだけは誰にも負けたくないのだだから毎日ここに通いお金と時間の続く限り挑戦を繰り返している。

コースの端から端までチェックし未発見のショートカットが無いか探したし、最適ルートのラインどりの練習も欠かさなかった。


────────────────────────


少し時間が経ち俺は見事あのコースの1位に帰り咲いた。

理由は簡単だった。新しいマシンの登場である。あの後昔のマシンの上位互換になるマシンが用意されそのおかげでタイムが短くなったというわけである。


特定の条件においては彼のタイムにはいまだに届かない。

そうあの時の条件において『GOD』のタイムを抜くことは未だにできていない……

そして、『GOD』はあれ以来一度もランキングには登場していない。

ゲーム筐体が撤去される日まで俺はそのコースの1位であり続けた。そして『GOD』に挑み続けたが結局勝つことはできなかった。

結局『GOD』が何だったのかはわからない、でも俺は本当に神が起こした気まぐれだったのではないかと思っている。


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