表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
178/300

9章 イシタ公国編 32話 夢?・・思わぬ再会

アクセスありがとうございます



 あれから寝ているはずなのに起きている感覚がある。だけど暗闇の中、手足を動かすことができない状態なのに冷静でいられる不思議な感覚だ・・。



『・・しびゃりゃ・・コホンッ・・しば、しばらくぶり・・じゃの?』



『・・・・・・』


『・・シカトか?・・おい!またシカトなのか?』


『・・んっ・・この声はたしか・・シカトしていい奴(ナトリア)だ・・』


『ぬぁんじゃと!!』


 思い出したようなフリをした瞬間に相手の高ぶる感情を簡単に読み取れた俺は、シカト路線に切り替えた直後に驚愕の感情が一気に流れ込むと共に僅かにその扱いを期待していた感情が紛れていたことを知っていた。


『・・・・・・』


『・・・・』


ぬぅるあー(殺すぞ)ー!』


『うるせー!!』


 脳内に響き渡る少女の声に苛立ち、反射的に声を出しながら目を開けると森の中に1人寝転がる俺がいる。


「あれ?・・なんでだ?」


 そう呟いていると誰かが近づく気配を感じ上半身を起こすと同時に目の前に小さな足の裏に視界を覆われ強い衝撃を受けてしまった。


「んぐぅ!」


 そのまま後頭部を地面に打ちつけながら後方へ身体を回転させ仰向けで止まり反撃のため起き上がろうとした瞬間に身体を押さえつけられ目の前には少女?いや、大人になりきれないロリババァと視線が重なる。


「いってぇ・・な、このヤロウ・・」


「生きておったか?」


「あったリめーだろ?ってか、今まで何処に行ってたんだ・・お前?」


「お前って呼ぶでない・・妾は女神なのじゃぞ?」


「はいはい、それで突然なんなんだ?」


「・・ハルよ、昼間にバカみたいな魔法を爆発させたのはハルか?ハルなんじゃな?」


「あぁ、なんかムカついて放ってやったかな?・・それが、どうしたナトリア?」


 女神ナトリアは深く溜息をつき両手で掴んでいた俺のシャツから手を離し告げる。


「はぁ・・お主の魔法でかなりの数のスパイル王国の連中と勇者達が巻き込まれ死にかけたんじゃ・・」


「ちっ・・素直に死んでねぇんだ、アイツら」


「バカか?あの腐っても勇者が死んだら誰が代わりに魔王討伐をするんじゃ?」


「・・そのうち召喚される新たな勇者クン(異世界召喚者)かな?」


勇者クン(異世界人)じゃなくて・・ハルに決まっているであろう?」


「嫌だ・・あの魔王絶対に強いから、マジ無理。諦めて」


 女神ナトリアはゆっくりと立ち上がり地震に満ち溢れた表情に変わる。


「そう言うと思ってな・・今から合流させるにはまだ早いが、連れて来たんじゃ」


「連れて来た?・・誰を?」


 ナトリアがゆっくりと指差す方向に大きな大木が倒れているだけだった。その倒木をしばらく見ていると、ちょこっとだけ隠しきれていない銀色と金色のケモミミらしき三角形の先っちょが・・・・。



「・・・・リル、クウコ」


 思わず2人の名前を小さく口にするとピコッとケモミミが反応し、ゆっくり顔を覗かせ銀色と金色の幼き瞳と視線が重なった。


「ほれ・・2人を呼んでやるのじゃ」


「・・肉串、食うか?」


 自然と口から出た再会の言葉がコレでいいのかと悩み、ナトリアも呆れた声を漏らしていたけどリルとクウコは倒木を一気に飛び越えたところで姿を消し、その直後には2人に強く抱き締められていた・・・・。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] あ、あの二人の復活ですか?(涙)うぅよかった。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ