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クロエのかくれんぼ  作者: bbbcat
14/14

クロエのかくれんぼ エピローグ

~エピローグ~ 

僕と彼女は日常の中へ……




放課後のチャイムが鳴ると、青春の二文字の為に、目を輝かせた運動部の生徒が、グラウンドや、体育館に駆けて行く。


そうすると、教室には、ほとんど人が居なくなる。



ズンズン…ズンズン…。

ダースベーダーの登場曲はいつまでたってもなることは無いが、河内が僕の席までやって来た。


「春野氏~W

昨日のラブ猫面白かったおWW

新キャラどうだったでござるか?WW」

THE OTAKUGOと外国人が形容しそうな言語を用いて河内が僕に問いかける。



「ああ、隣の席の女の子の親友とか言うやつだよねW

なんかボーイッシュでかっこいいけど、主人公にきつく当たり過ぎて見てて辛かったな。」

身の覚えがある気がするけどW



「あそこからデレて来るのが最高なんじゃないかぁ~。

他にもさぁ~――。」


河内は今日も楽しそうだ。



僕は河内の話を耳で聞きながら、目は窓の外に行く。

見えるのはキラキラと青春の汗をかく若者達。


ここから1番よく見えるのはやはり陸上部の高飛び練習だ。


あっ、火村が飛んだ。


バーが落ちた。


怪訝な顔してるなー。


あっ、こっち見た。


右手であっかんべーして、左手中指を××やがった。

なんてやつだ。



次は人一倍キラキラした女の子が滑走経路へ向かう。

僕はD君を起動した。


「タッ、タッ、タッ、タッ。」

助走に入る。


「ダッ。」


華麗な背面飛びで、見事に飛んだ。

クッションに着地する。


「カシャ」


目標にしていた高さだったみたいだ。



……これ以上ないってくらいの。

「パァァ~~~~~~!‼」って音がしそうなくらいの。


向日葵のような笑顔。



水瀬が不意に目線を上げこちらを見た。

満面の笑顔で、手を振ってくれた。


僕も振り返した。



僕はカメラのライブラリを見て今撮った写真を確認する。


……完璧だった。




僕が撮りたかった笑顔だった。




僕はカメラを撫でながら「やっと撮れた」と呟いた。

青春とは、キラキラした汗をかき、切磋琢磨し、一丸となり何かの目的の為に走ること。


それもいいだろう。

だが、キラキラと輝くほど磨いたレンズを持って、一眼レフで、撮りたい物を撮ること。



これも間違いなく青春と呼べるのだ。


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