転生の意味は試験にでるよ
「おぎゃああーー」
さあ、転生したわけだが……
うん、あのね、少しは予想してたよ
転生だもんね
転生・・・生まれ変わること
はい、ここで注目すべき点は『生まれ』のところだよ、多分テストに出るよ
俺が現実逃避に勤しんでいると1人の男が
扉を開けやって来て、俺の顔を覗き込む
「おおー、やっと生まれたか、こんなに赤ん坊が可愛いく見えるなんて、親バカの気持ちも少しはわかるな」
この男が父親か、髪は青色で身長は180㎝ちょっとぐらいか、顔はイケメンの部類に入る方だな
「そうね、私達の子供だもの、可愛いくてしょうがないわ」
そして母親も覗き込む、母親の方は髪は赤色で髪型はロング、顔は美人系だな
うん、良かった〜両親の顔が良くて
これで俺の顔の心配はしなくていい
だって、女神から何も貰ってない
無駄死にルートだから、顔が良ければ
モテるかもしれない、モテる=ハーレム
いや〜、だって死ぬかもしれないなら
せめてこれぐらいの夢を持つぐらい
いいじゃん
「貴方、名前はどうしましょうか?」
母親の方がそう言うと
「そうだな、……ハンジーア=バルシュート、それがこの子の名前だ、キール=バルシュートとリアス=バルシュートの子供
俺たちの子供だ」
何か閃いたように父親が言った
なるほど、俺の名前はハンジーア=バルシュートになったのか
さて、これからどうなっていくんだ
少し楽しみだな。親の名前もわかった
ところで一眠りしようかな
「はーい、久しぶりだね〜、今はハンジーア君と呼んだ方がいいのかな」
ゑ?ヱ?え?、いやいや、丁度終わるところだよね!何で今神様(笑)が登場するんだよ!空気呼んでくれ、俺が作者に気を遣って終わり易いようにしてるんだから
ここで登場しないでくれよ!
「お〜い、今はテレパシーで話してるから
君が思ってること聞こえてるんだけど、
今まで、ずっと神様(笑)なんて思ってたんだね〜(怒)」
ハハハハ、声だけ怒ってるのがわかるぜ
さて、あの時の白い部屋に女神(というだけあって美人)と2人だけだというのに
あれ?前回と同じなのに何か冷や汗が
止まらないや状態に陥るなんて
これに比べたらゲームにある状態異常
なんて軽いものだろう、でも、大丈夫
いざとなったら土下座でもしよう
何なら、足でも舐めよう……うん、美人に
するならご褒美になりそうだな
俺がアブノーマルな性癖に目覚めそうに
なっているとバシッとハリセンに
叩かれた
「貴方が思ってることが聞こえてくる
と言ったでしょ、何を妄想してるんで
すか!」
なるほど、これが新手のSMプレイなのか
バシッとハリセンに叩かれた、本日2度目
である
「違います!、最初会った時は真面目だったのに何で今は不真面目なんですか!」
いやいや、別に転生する時に何も
くれなかったからその腹いせにやった
とかじゃないよ、本当違うから、
転生する前にちょーっと気に障った
けど全然気にしてないから
「絶対気にしてますよね!私が転生する前に何も特典をあげなかったのを根に持ってるんですよね!」
少しイジメ過ぎたかな?
ま、スッキリしたから許してあげよう
「良かった〜、許してくれるのですね、
それでは、この世界の説明に入らせてもらいます」
「え?今から?遅くない?」
おっと、喋ってしまった
女神とは一生口を利かないつもりだった
のに
「まだ、根に持ってるのですか⁉︎
さっき、許すと言ったのに⁉︎」
「何を言ってるんだ、俺は許すなんて言ってないぞ、俺は思っただけだ」
「屁理屈じゃないですか!」
「言葉の間違いを指摘しただけだ」
「うー、もう許してくださいよ」
うん、上目遣いに涙目は最強だな
「わかった、許してあげよう」
「あー、良かった
……あれ?私が悪いんですか?」
ヤバイな、矛盾に気づいてきている
話を変えないと
「ところで、この世界の説明をして
もらいたいんだが」
そう言うと女神が思い出したように
「あ、そうでしたね、それでは
この世界の説明をさせていただきます」
次回ようやく、この異世界の説明に
入ります。
…………よろしく