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試験開始 前編

どうもお久しぶりです

やっと入学試験の内容に入れました



門をくぐると、そこには多勢の人がいた

あれ?門の外からだと人の姿が見えなかったのに中には人が多勢いるぞ

それに、教会みたいな建物から人が

出てきてる、いやそれだけならいいが

明らかに出てくる人の数が多過ぎる


「エマ、あの教会みたいな建物は何だ?」


俺が指差した方向をエマがみると


「アレはですね、転移スペースです

この学園は町並みの広さや国並みの

権力を持ってますから、多くの国から

この学園の入学試験を受ける為に来るんですよ、そのため遠くの国からだと色々大変

なのですよ」


あー、なるほど

それは便利だな

けど、転移魔法ってそんなに簡単にできるのか


「その点については大丈夫ですよ

特定の場所に自然界の魔力が集まる現象

があるんです、その事を自然の息吹という

らしいです

まあ、詳しい事は置いといて簡単に言うと

自然の息吹がある所で転移するから

自分の魔力はほとんど使わなくて済むんです」


へぇ〜、そうなんだ

てか、さりげなく心を読むなよ


「それにしてもこんなにたくさんの人が

受けるのか」


この中で受かるのは何人ぐらいいるんだ


「毎年受ける人は15,000人ほどで

合格者は1500人です、倍率は10に

なりますね」


うわー、マジかよ

15,000人も居るのかよ


「そんなにいると俺も落ちそうだな」


すると、エマがちょっとひいた目で

見てきた


「何を言ってるんですか 、貴方のステータスは封印してるとはいえ今でも普通の人の500倍ほどの強さを持ってるんですよ」


そういえば、そうだったな

とりあえず、落ちることはないな


「私が首席で貴方が次席を取れるくらいの

力は持ってるんですよ」


「わかった、わかった

それじゃあ、早く試験を受けに行こう」


そう言うとエマが

1番大きな建物に入っていった


「エマ、先に魔力量の調査をするのか

それとも剣術の試験か?」


「先に魔力量の調査ですよ、これを通過

すると剣術の試験を受けることができます」


まあ、人数が多いから効率を考えないと

流石に15000人もいるからいちいち見るのは大変だもんな


並んでいると


「次の人入っていいですよ」


と試験官が言ったので

個室に入るとそこには水晶が置いてあった


「この水晶に手をかざして

魔力を出してください」


言われた通りに俺が手をかざすと

水晶が黒くなった後数値が水晶の中に

見えてきた


「闇魔法に適性がありますね

魔力量は50,000くらいですね

合格です、次の試験へどうぞ」


まあ、魔力量は合格して当たり前と

言われてたから安心してたけど

試験官に言われると嬉しいな

さて、エマでも待っとこうかな


「あ、待っていてくれてたんですか」


いや、待ってから5秒も経ってないけどな

それにしても早いな、魔力量が1億あるのに試験官はおどろかなかったのか


「エマ、お前の魔力量は多いから

試験官から驚かれなかったか?」


エマは首を横に振った


「いえ、私は魔力を制御できるので

それで調節しました」


そういえは、魔力を制御できるって

言ってたな

あの時は逃げる為の言い訳と思っていたから本当だったとは思わなかった


「じゃあ、数値は?」


「そうですね、だいたい45,000ぐらいに

しましたよ」


という事は魔力量の調査はエマが手を抜いたから俺が1番になるのか


「それでは、次は剣術の試験を受けに行きましょう」


剣術はちょっと勘弁して欲しいな

昨日はほとんど剣を握っただけで

終わったものだから


「エマ、ちょっと指輪外してくれないか」


「どうしてですか?」


恥ずかしいから、あんまり言いたくないが

理由を言わないと納得しないだろう


「実際のところ俺は剣を握った事しかしてない、だから合格できるか不安なんだよ

それに、魔力と違って攻撃力は加減できるから問題無いだろ」


「………。」


……ちょっと、エマさん黙らないで

指輪を外してください


「……はあ、そういえばそうでしたね

わかりました、今回だけですよ」


エマは仕方なく俺の指輪を外した


「さて、剣術では試験官と闘いますが

運も実力のうちと言いますので

剣術の試験では部屋が20個あって

その中の1つは剣術の試験を受けずに

合格できるらしいですよ」


へぇ〜、運が良ければ

剣術の試験を受けないでいいのか


「しかし、その中の1つは魔法騎士団の

隊長の1人が居るそうですよ

因みに他の部屋はその魔法騎士団の隊長

の部隊の人が各部屋1人居るらしいです」


うわー、運が悪いと部屋に入った瞬間に

白旗を上げないといけないのかよ


「あ、そうだ魔法騎士団って何だ」


エマが普通に言ってたが俺は

魔法騎士団について何も聞いてない


「魔法騎士団はですね、魔法の才と

剣術の才があるものだけで構成された

この世界で最も武力を持つ騎士団ですね

それに魔法騎士団の強さは隊長クラスに

なると一騎当千を本当にできるほど強いらしいです魔法騎士団は通常、強力な魔物を倒したり魔人や獣人などが原因になっているトラブルを解決したりなどしているため

ほとんどの人が魔法騎士団を目指していますね」


エマが指輪を外してくれた

理由がやっとわかった

隊長クラスで一騎当千出来るほどの強さ

を持ってるなら一騎当五百ぐらいの力しか持ってない俺は隊長と当たると負ける

可能性があるということか


「説明ありがとう、それじゃあ

どの部屋に入るか?」


「1番右の部屋に私は行きます

ダーリンは自分の好きな部屋に行って

いいですよ」


じゃあ、俺は真ん中の部屋でいいや


ドアをノックする回数は4回

これは国際標準マナーだ

豆知識として2回はトイレ、3回は友人

などの時だ

ちなみに、日本では面接などの時は3回でもいいらしい


「失礼します」


真ん中に1人の男性が居た


「はあ、今度は骨のあるやつだと

いいんだが」


……呟いてるの聞こえてますからね

この人戦闘狂かよ


「入口から最も近い真ん中の部屋を選んだという事は選ぶのが面倒だったか、もしくは相手が誰であろうと勝てる自信があるため近くにあったこの部屋を選んだかの

どっちかが大半だろう」


この部屋に入った受験生の心理を考える

暇があるとか、どんだけ暇だったんだよ


「えっと、お…お願いします」


ちょっと緊張してきたな


「魔法騎士団1番隊隊長

スパーク=ティーザーだ

楽しませてくれよ〜」


隊長だった!

しかも1番隊隊長かよ

魔法騎士団で2番目に強い人じゃねーか

今年の剣術試験は運が悪いとか言う

レベルじゃねーよ

下手したら死ぬかもしれないレベルだよ!


さあ、1番隊隊長との対決です

そして、エマの選んだ部屋では

魔法騎士団1番隊のメンバーが死にかける

のか、それとも剣術試験免除の部屋に

エマが行くのか

……結果は隊長との対決の長さ次第です


……次回の戦闘描写が不安です

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