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重要な事は先に言いましょう

はい、お久しぶりです

今回は入学試験までいく予定でしたが

無理でした(テレペロ)

「ハンジーア君、おはよう

朝から兄妹仲いいね」


ん?お前は朝から五月蝿いな

てか、何で俺の部屋に居るの?

それに兄妹の仲の良さをどこで知ったんだよ個人情報だろ、個人情報保護法に違反してるだろ、それに朝から兄妹の仲の良さで

怒られる理由がわからん

……あれ?何でアリスちゃんが俺のベッドで寝てるのかな?


「エマ、待ってくれ

俺も少し混乱している」


朝チュンなのか、いや待てよ

妹だぞ、流石に妹に手を出すのは

マズいだろ、思い出せ俺

あ、思い出した確かあの後


〜回想〜


「ハンジーア兄様、さっきは

失礼な事を言ってすみません」


まだ、敬語は直せてないか

ま、そのうち直るだろ


「気にするな、さあ今日はもう遅い

明日は入学試験があるから早く寝ないと

いけないから、早く自分の部屋に戻り

なさい」


俺が寝るように言うと


「ハンジーア兄様は妹は兄にワガママを

してもいいんですよね、今日は兄様と

一緒に寝たいです……ダメですか?」


……はあ、なんでエマの上目遣いで涙目の

必勝法がアリスにまで伝わってるんだ


「わかった、今回だけだからな」


アリスは嬉しそうにベッドに入ってきた


「兄様、早く寝ましょう」


〜回想終了〜


よし、俺は手を出してない


「エマ、別に兄妹だからいいじゃないか

それに今回はアリスの初めてのワガママ

なんだから」


そうだ、合理化してしまえばいい

妹想い(シスコン)に思われるかもしれないが、変に言い訳するよりはマシだろ


「そうですか、それなら

私のワガママも聞いてくださいね」


「はあ〜、わかった」


しょうがないな、聞くだけなら

かまわないよ、だって叶えろとか言ってないよね、聞いてくださいねって言ったなら

聞くだけしかしないから楽勝だな


さて、エマを落ち着かせて朝ごはんも

食べたし寝ようかな


「それでは、入学試験に行きましょう」


テンション高いな〜、半分くらい分けて欲しいくらいだ


「そういえば、入学試験の会場は学校だろ

学校はどこにあるんだ?」


「ここから、40㎞先にある街にありますよ」


……40㎞?ちょっと子供には辛すぎる

道のりじゃないかな?


「まあ、私の魔法で直ぐ着くので

安心して下さい」


なるほど、魔法って便利だな


「あ、それと

この指輪を私にはめて下さい」


そう言われて、エマに指輪をはめた


「今度は私がダーリンにはめますね」


……こいつは一体何がしたいんだ


エマが俺に指輪をはめると


「そんな、ひかないでください

これはステータスを下げる物なんですよ

私達がこのまま入学試験を受けると

建物が崩壊する可能性があるんですよ

それに、ステータスが高い事がバレてしまうと最悪場合、国同士が私達を懸けて

戦争が起きるかもしれないんです」


……なるほど指輪をはめる事よりも説明を先にして欲しかった

そう思うのは俺だけだろうか

うん、俺しか居ないから俺だけだな


「ステータスはどのくらい下がる?」


「そうですね、1000万分の1になりますね」


という事は、5万250になるのか

一気に下がったな


「それでは、最後の仕上げです

キスをして下さい」


そう言って、エマは目を閉じた

指輪の効果を発動させる為の条件だろう

俺はエマの唇を目掛けるキスをした

……特に変化はない


「エマ、キスをする必要性はあったのか」


もしキスをする必要性があったなら

変化してないから失敗でもしたのかな?


「キスの必要性ですか?

それはもちろんありますよ

ダーリンとの愛を確かめる為です」


オーケー、よ〜く分かった

キスはしなくてもいいという事だな


「はあ〜、もういい

それより早く行こう遅刻するなんて

マズいだろ」


エマの魔法によって移動すると

そこには大きな門があった


「エマ、魔力の試験があるのに

魔法を使うという事はエマの指輪には

俺みたくステータスを下げる効果はないのか?」


すると、エマはキョトンとした顔で


「もちろんそうですよ、何か問題でも

ありましたか?」


これで問題無いなんて言えるか!


「いやいや、エマさん何で貴女はステータスを下がらないの?」


「はい、下がりませんよ

私はちゃんと制御できるから下げる

必要がありませんから」


それじゃあ俺がエマに指輪をはめる必要も無かったという事になるじゃないか


この指輪を外して逆にエマにはめよう

と思い指輪を外そうとすると

……抜けなかった


「あ、言い忘れてましたが

指輪を外す時は指輪をはめた人じゃないと

無理ですよ」


……その重要な事は先に言って欲しかった


「それに、ステータスを下げた本当の理由

はダーリンの胸にある封印の強化する為ですから、減った分のステータスを封印の強化に

あててるんですよ」


そういえば、風呂に入ってる時に

心臓の所に変なマークがあったな


「え?俺に何を封印してるの?」


人の体に封印するなんて

やめて欲しいな、人権侵害だろ


「……アンラ・マンユです」


え?ゴメン仏教だから

ワカラナイヤー

まあ、仏教の神様を言ってもわからないけどな


「絶対悪の悪神アンラ・マンユは16の災難を創り、全てを壊す悪竜アジ・ダハーカを

生み出した、史上最悪の神です」


うわー、人に神様を封印するなんて

斬新だなぁ

しかも、史上最悪の神(笑)だって

どんな悪い冗談だよ

……え?マジなの?


「さ、封印の話もした事ですし

早く行きましょう」


軽くね?史上最悪が封印されてるのに

なんでスキップをするほどのノリを持ってんだよ


「はあ〜、悩んでも時間の無駄か

……わかった行こうか」


エマとは違い俺は重い足を運びながら

門をくぐった


次回こそは、入学試験です

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