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最強の相棒はスライム  作者: ニコラス
10/55

第10話 魔法とスキル

題名にスライムいるのに最初しかいなかったので出しましたww

オレは、ギルドに向かっている。

横にはキングが笑顔で歩いている。

なぜキングが出ているかというと、出せと駄々をこねたからだ。

今、キングはオレ、ゲストの子供の頃、十二歳ぐらいの姿で歩いている。

要は美少年の姿でだ。

街行く女性が小動物を見るような目で見ている。

キングに手を振ると黄色い歓声があがる。

この人達、キングがスライムだって知ったらどうなるだろう。

考えただけで面白かった。


黄色い声を後ろに聞いていたら、ギルドに着いた。

ギルドに入ると受付の女の子、リーゼルちゃんが笑顔で声を声をかけてきた。


「あ、ゲストさんこんにちは!依頼を受けるんですか?」

「いや、今日はグスタフ達と約束がありまして……」

「それで、そちらは?」


やっぱりリーゼルちゃん可愛い!!

が、しかし視線はキングに向いている。


「あぁ、コイツはオレの最強の相棒ですよ!」

「あ、相棒ですか?」

「そうですよ!ボクはご主人様の最強の相棒です!!」

「ご、ご主人様?!」


あ、リーゼルちゃん顔真っ赤なんだけど!

変な意味に捉えてない?

それとも腐を拗らせてるタイプ?

なんかぶつぶつにやけながら言ってるし……


「リーゼルさんはオレがテイマーなの知らなかったのですか?」

「まさか、こんな少年を無理にテイムして……」

「いや、コイツはスライム……」


オレが言い終わる前に、キングが右腕だけ変身を解いた。

ヌルヌルヌメヌメの動く液体にリーゼルちゃんは固まった。

もう溜め息しか出ない……


「わかってもらえましたね?グスタフ達が来るまで……」

「お待たせぇー!」


声が聞こえたので振り向くとグスタフ達四人揃って立っていた。


「来たか!じゃあ早速……飯にしよう!!」

「私は早く教えて欲しいんだけど……」

「俺はゲストに賛成だ。腹が減ってはなんとやらだ!」

「全く、しょうがないわね!」


オレ達は、ギルドに併設された飲み屋に入った。

昼は食堂としてやっているらしい。

さすがに魔法の練習の前に酒を飲む飲むわけにはいかないので、果実水、薄いジュースとちょっと厚めのピザのような肉料理とサラダを頼んだ。

日本でジュースに慣れてしまっているために、非常に物足りない。

ピザは生地が硬めだったが味付けが濃いめで旨かった。

サラダは……うん……


腹も膨れ、落ち着いたところで訓練場に移動した。

オレはフィリーネに魔法を、キングは他の三人と模擬戦するみたいだ。


「キング!ちゃんと加減するんだぞ!」

「はぁーい!」


キングが無邪気な笑顔で返す。

一段落着いたら様子を見よう。

オレは、フィリーネと向かい合い、魔法について聞いてみた。

疑問を持たれないように注意しながら……


「フィリーネは、魔法についてどの程度理解できてる?」

「んーとね、八色の神様が別世界から呼んできた神様に、魔法とスキルを作らせたってところが始まりで……」


どうやら、この世界の魔法とスキルはオレと同じように、別世界から連れて来られた者が魔法とスキルのシステムを作ったことになってるようだ。

肉体の中になる力、筋力ではなく、魔力を使ってイメージし、具現化して放出するものが魔法というらしい。

なので、基本的には名称を唱えたりはしなくてもいいらしい。

名称を唱えるのは、イメージに直結しやすいためだ。

だから、イメージしやすい水の放射や火種の魔法は唱えなくても良いのだ。

そして、強力な効果を持つ魔法ほどイメージに時間がかかり魔力の消費量が多くなる。

魔力は人によって内容する量が異なり、訓練により多くすることも可能らしい。

ただ上限が来るらしく、それも人によって異なるらしい。


スキルは常時発動型とスタミナを消費して発動する物、戦闘時自動発動型がある。

常時発動型は打撃耐性や毒耐性のようなスキルだ。

戦闘時自動発動型は剣術スキルや鍛冶スキルのようなスキルだ。

なぜ鍛冶などの作業も戦闘に入るらしい。

大雑把である。

技術職の人からすれば戦いなのだろう。

それで納得する他ない。

そしてスタミナ消費型は自動発動型に付随する技のことである。

悪魔二人との模擬戦で使われた、飛燕や虎牙、爆拳もその一つである。

それは大まかに武技や剣技というスキルの中の物だ。

技術職系の鍛冶スキルなどにもスタミナ消費型のスキルはあり、魔法付与や瞬間形成などがある。


それらの説明をフィリーネにちゃんと分かっているのか確認するように聞き出した。


「よし、ちゃんと分かっているみたいだね。」

「当たり前でしょ!じゃなきゃ魔法使いになってないわ。」

「そ、そうだよな……。じゃあこれから連絡の魔法を教えるね。」

「よしきた!!すぐにマスターするんだから!」


フィリーネは気合い充分だ!

オレがこの世界の魔法とスキルの成り立ちを知らなかったことに気づいてなさそうだ。


「これから教えるのは連絡(コンタクト)だ。」

「聞いたことないわね。今使われてない魔法なのかしら。」

「それはどうだろう?意外と知られてないのかもね。けど使い勝手は良いし、魔力の消費も少ないよ。」

「すごく便利じゃない!!早く教えて!!」

「わかったから!」


フィリーネに教える連絡(コンタクト)は離れた相手と念話できる電話みたいな魔法だ。

ゲームだと距離の制限はなかったがこの世界ではどうなのだろう。

フィリーネはオレ相手に魔法を使って練習している。

イメージは電話その物で声に出すか出さないの違いくらいだ。

ただそれをどのように説明するか迷ったが、とりあえず会話したい相手を想像し唱えさせることにした。

勿論一発ではできなかったが、三十分くらいで初めて成功した。


『ゲスト?聞こえる?』

『聞こえるよ。どう?この魔法使ってみて。』

『すごく便利な魔法教わっちゃった!!これでゲストといつでも話せるね!!』


ちょっと興奮気味にフィリーネは喜んでいた。

あ、一つ弱点があることを言わなければ……


『一つ注意点がある!』

『なになに?』

『この魔法、念話を使っているでしょ?だから考えたことが漏れることがある。』

『えっ?!』ブツッ!


フィリーネは顔を真っ赤にして魔法を解いた。

ちなみに今のは嘘である。

先程の『いつでも会話できる』のところにオレは引っ掛かり、ホントにいつでもかけてこられても困るので嘘をついたのだ。


「わ、私、なにか漏れてた?」


その聞き方は変だと思うよ、フィリーネさん?


「いや、なにもなかったよ。」

「ホントに?」

「ホントだって!!」


フィリーネは安堵の息を吐く。

なにかバレて困ることでもあるのだろうか。

とはいえ成功したので切り上げて、キング達の模擬戦を見に行くことにした。


初めての魔法は集中しないといけないため、キング達とは別な部屋だった。

音も聞こえない状態だったので、キング達の状況が分からなかった。

そして、キング達のいる部屋に入ると衝撃的光景が視界に飛び込んできた。


「ハハハッ!ご主人様!やり過ぎですかね?」

「当たり前だ!」


オレは、キングの頭を軽く小突く。

ポヨンって跳ね返るだけだが……

フィリーネがグスタフ達の下へ駆けていった。


「グスタフ!ニーナ!スヴェン!どうしたの?」

「ハァハァ……フィリーネか……。ハァハァ……キングちゃんはヤバいわよ……ヌルヌルでヌメヌメで……」

「えっ?!」

「ゼェゼェ……アイツ……打撃も斬撃も効かないんだ……強すぎる……」


状況を説明しよう!

グスタフ、スヴェンの二名はキングに猛攻を仕掛けたのだろう。

だがそれも虚しく体力が限界にきたのだろう。

そしてお待ちかねのニーナ!!

彼女は今、ヌルヌルでヌメヌメだ!

恐らく、変身を一部だけ解いたキングがスライムの腕でニーナを可愛がったのだろう。

オレはキングに対して親指を立てた。


「良くやったキング!あれだけは褒めてやろう!」

「やったね!!」


とりあえずニーナのことはフィリーネに任せて、グスタフとスヴェンを魔法で回復させて、休憩することにした。


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