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スキルが全ての異世界で俺は何度でも蘇る  作者: P.P.
一章 召喚された勇者の記憶

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005 交わる視線と性行為

ほぉーら、すぐ下ネタに走っちゃう

 


 後藤たちと合流した後、俺たちは冒険者におすすめされた宿に足を運んだ。

 スキルの解放条件の話も後藤たちに伝え、皆で詳しくスキルの解放条件について考察することになった。


「えっ!? スキルの解放条件が分かった!?」

「ああ。今朝、姫川のステータスに表示されたらしい」

 

 後藤はスキルの解放条件の話を聞き、表情を驚愕に染めて姫川に視線を向ける。


「そ、それで、スキルは解放されたの?」

「えーと、まだ解放はされてないの・・・・治癒のポーションを怪我をした人に使わないと、スキルが解放されないみたい」


 どうやら解放条件自体は簡単みたいだが、その解放条件が表示されるまでが大変っぽいな。現に姫川以外の勇者にはステータス欄に解放条件などとは表示されていない。


 つまり、解放条件を知るためには何かスキルに関連する物と関わらないといけない。そして解放条件を知った上で、その条件を達成してやっとスキルが使えるみたいだ。


 つくづくゲームを連想させる様な世界だな。


「それと、レベルでスキルとステータスが強化されるみたい」


 スキルはレベルが上がるごとに強化されていく。治癒スキルとかだと、回復量とかが上がったりするんじゃないだろうか。


 姫川の話で思い出したが、レベルも俺たちの基礎能力を強化するのに必須なのだ。


 体力、魔力、攻撃力、防御力、俊敏性、知力。これらを上げるにはレベルを上げなければならない。現代人である俺たちが魔物に抗うために必要な力だ。


(うーん、ゲームの世界のようなくせして、結構シビアだな・・・・)


 レベルとスキル。この二つは色々と複雑な部分が多い。


「まあ簡単に表すと、魔物に抗うための武器がスキル。そのスキルを強化していく素材がレベル、みたいな感じだな」


 俺がそうまとめると、勇者一行(星川を除いて)は納得した表情を浮かべ、自身のスキルに関連する物を考え始める。


「じゃあ僕のスキルとかも、関連する物さえ見つければ解放できるって事だね」

「ああそうだ。でも、後藤とか俺とか小林とかのスキルって全く見当もつかないんだよな」


 こりゃ分かりにくいスキル名をしたやつは後回しの方がいいな。


 そう言えば星川も姫川と同じで分かりやすいスキル名をしていた筈だが。


「菜音ちゃんのスキル名は賢者だったよね」


 指を顎に当てながらじっくり考える星川。


「えーっと、賢者に関連する物と言えば・・・・・魔法とか?」

「菜音っちの言う通り賢者は魔法とかに関連ありそうっすね!」


 星川や小林の言う通り、賢者は魔法に関連してそうだ。そうなると星川のスキルの解放条件は、魔法を撃つとかだろうか。


「あくまで僕の考えだけど、魔法を見たりしたら解放条件が表示されるんじゃない?」

「確かに! それなら早速誰か魔法撃ってくださいっすよ!」

「いやいや、俺たちの中に魔法なんて撃てる奴いねぇよ」

「わ、私も魔法は撃てません・・・・」


 無茶苦茶な発言をする小林を横目に、星川はため息を吐きながら呟く。


「はぁ・・・・私のスキル解放は明日までお預けね」

「ん? それってどう言う意味っすか?」


 まだ話に着いて行けていない小林に、一応説明を入れておく。


「ダンジョンに潜った時なら、他の冒険者の魔法を見れるって事だろ」


 解放条件が表示されるのは、スキルと関係ある物を五感で感じ取ったときだと俺は考えている。

 

 星川もそう考えて、スキルの解放は明日までお預けと言ったのだろう。

 

 冒険者情報では、この世界の魔法は誰でも覚えれるらしい。まあ異世界人と俺たちとじゃ、多少体の造りが違うので全くあてにならない情報だが。


「うーん、僕たちのスキルに関連する物はなんだろうね・・・・」

「まあ、ずっと考えてたって仕方ない。とりあえず俺と後藤と小林のスキルは後回しだ」


 実際、スキルを習得していなくてもレベルは上がる。


 スキルが解放されるまで、当分はレベルの力に頼って力をつけていこう。


「それじゃ話は纏まったみたいだし、私は部屋に戻るわ」

「あ、じゃあ僕も明日のために色々と準備しに行こうかな」


 星川と後藤は話を終わらせ、各自別々の部屋へと戻って行った。


「それじゃ、そろそろ俺たちも部屋に戻るか」

「はいっす! 杏子っち、犬間っち、おやすみなさいっす!」


 小林は最後の最後まで元気だった。小林に手を振りながら部屋まで見送った俺は姫川の方へと振り返る。


「それじゃ姫川。今日は色々と手伝ってくれてありがとな」

「は、はいっ! こ、こちらこそ色々と助けてもらって、ほ、本当にありがとうございました」


 感謝の言葉を伝えてくれる姫川だったが、最後まで視線は合わせてくれなかった。俺ってやっぱり怖いのかなぁ・・・・・。


「あ、あのっ!」

「ん? どうした?」


 突然、姫川が声出して俺の事を呼んだので、俺は少々驚きながら再び姫川に視線を向ける。


 すると、俺と姫川の視線が交差する。


「そ、その・・・あの・・・・ぉ、ぉやすみなさぃ・・・・・」

「お、おう・・・・おやすみ」


 初めて姫川は俺に視線を合わせながら話してくれた。その事に少しだけ、いや大分嬉しくなった。


「少しは、皆とも仲良くなれたかな・・・・・・」


 俺の喜びが混じった呟きは宿の廊下に少しだけ響くが、誰の耳にも残らず消え去っていった。




  ☆☆☆




 夜、俺は突然の尿意に襲われベットから飛び出していた。


「はぁ・・・・異世界のトイレは臭いから嫌いなんだよなぁ・・・・」


 俺は宿のトイレで用を足しながら適当にそんなことを呟いていた。

 

「ふぅ、さっさと部屋に戻って寝るとしよう」


 部屋に戻っている途中、ふと窓から見える外の景色に俺は目を奪われた。電気の明かりがないせいか、異世界の暗い夜の空には、とても綺麗な星が数え切れないほどあった。


 前の世界じゃこんな光景、見ることすら出来なかっただろう。少し、感動していたのも束の間、宿の外に人がいるのを発見した。


 こんな暗い深夜に何をしているんだろうか。そう思い、目を凝らせて見てみると、なんと宿の外にいた人物は星川と後藤だった。


「あいつらこんな真夜中になにやってんだ・・・・・?」


 段々と暗闇に慣れてきた目を更に凝らして、後藤と星川を見る。


 すると・・・・・普通に外でヤっていた。


 おいおい、まさかあの二人が付き合っていたなんて。それもあんな盛んにやっちゃって・・・・・大分激しめみたいだけど。


 いやいや、よく考えてみればなんであの二人なんで普通に外でヤってんだよ。


 公然わいせつ罪だろ。てか見てて良いものでもないし、部屋戻ろ。


 部屋に戻った後はさっきの光景を思い出しながらも、すぐに寝た。



鈍感無欲な主人公くん、うちの子がすみませんほんと・・・・・

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