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スキルが全ての異世界で俺は何度でも蘇る  作者: P.P.
一章 召喚された勇者の記憶

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プロローグ 蘇るための死


 人は簡単に仲間を裏切る。


「だめ、庄司くんッ・・・・!!!!」


 窮地に陥った時、自身の命を優先する。


「もう無理だ、行くぞ杏子ッ・・・・!!」


 熱い、熱い、熱い、熱い、熱い、熱い。


「っ・・・・!!」


 傷口に視線を向けると、大量の血が流れていた。


 こんな量の自分の血を見たのは初めてだった。


 あぁ、頭の中が真っ白になる。


 先程まで感じていた熱もなくなった。


 右足と右腕の感覚がない。


 仲間に盾にされ、魔王の攻撃によって手足が吹っ飛んだ。


 そして仲間に置いてかれ、裏切られた。


「ごめんな、庄司」


 あぁ、回復魔法とかで腕とか足生えないかな。


「か、回復をっ・・・・!!」


 嗚呼ッ、情けない。


 どうやら、この世には様々な人間がいるらしい。


 嗚呼ッ、全て憎い。


 必死に俺を助けようとする()()


 嗚呼ッ、逃げて欲しい。


 俺を見て哀れみの表情を浮かべる()()


 嗚呼ッ、助けて欲しい。


 俺を見て恐怖で足が震える()()


 嗚呼ッ、立ち上がって欲しい。


 そして、俺を見ながらニヤリと笑う、()()


 嗚呼ッ、殺したい。


 何故、何故なんだ。


 何故お前の笑顔は、こうも醜く、こうも汚れていて。


 何故俺は、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


 なぜ逃げる。

 

 なぜ助けない。


 なぜ笑う。


「何が可笑しいッ・・・・・!!!」


 口から大量の血が吹き出る。


 何が勇者だ。


 何が選ばれし者だ。


 何がゲームの世界だ。


「ッ・・・・・・・・!!!!!!!」


 この時、俺は誓った。

 

 悪として蘇り、必ず、この全ての世界に復讐をすると。


 そして、俺は意識は失い、()()()()となった。


連載開始!!

19時10分に2話目投稿します

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