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襲撃者 11
「あ、あれ、何で……」
「今度は私に恩返しをさせてください、ムツヤ殿がこの世界で楽しい事を見つけられる、夢を叶えるお手伝いをさせてはもらえぬか!」
ふぅと息を吐いて涙を拭い、ムツヤは背を向けたまま笑顔を作ってから振り返りモモに言う。
「ありがどうございます。大丈夫です、俺はこの世界で絶対にハーレムを作ってみせます」
しまったとモモは思う。ムツヤの夢はハーレムを作ることだったと今の今まで忘れていた。
「い、いやしかしムツヤ殿ハーレムってのはちょっと流石に……」
「わがっでいます、厳しい夢だってのは知っています。ですが俺は絶対に諦めません、どんな困難な道だろうと夢を叶えます!!」
そして最高の笑顔でムツヤは言う。
「ですからモモさん、俺がハーレムを作る手伝いをお願いします!」
「あ、えっ、あー……」
夕焼けを浴びながらキラキラした笑顔で悪意なくゲスな事を言う男に対し、モモは……
「はい……」
こう返事をするしか無かった。




