表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
裏庭が裏ダンジョンでした@完結 100万PV!  作者: まっど↑きみはる
オークの女

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

21/720

オークの女 8

 他人との関わりがなく、他の種族を初めて見たムツヤには毛嫌いという感情がわからないが。


「突然でした、今日の昼間の事です。人間の仕業というのも斬られた本人や目撃者から聞いたのだから間違いない」


 怒りを込めてモモは続けて言う。


「私の妹も半殺しにされた。故に自分たちで警備をしていたのです」


話を聞く限り、オークと人間の間には深い溝があるようだった。


 数秒の沈黙の後に何かをためらっていたモモは意を決してすがりつくように言った。 


「その……、ムツヤ殿! もしも貴方に情けがあるのであれば……。先程勘違いで襲った事を承知の上で恥を忍んで言う! さっきの治癒魔法で私の妹、いや、私の同胞たちを治してはくれないか!?」


 ムツヤは頭を下げるモモを見て「えっ」と声を出した。


「私達の村には治癒術を使える者がいない。それに街へ行って呼ぶにも行って帰って2,3日は掛かってしまう」


 モモはさらに頭を深く下げて懇願をした。


 しかし、ムツヤは苦い顔をして視線を左下に移す。


「すみません、俺って自分の傷を治す魔法しか使えないんですよ」


 もし自分がオーク達の傷を治す魔法を使えるのであれば喜んで治すだろう。


 だが、ムツヤは自分の傷を治す魔法しか知らない。


 その事は祖父のタカクの怪我を治そうとしても出来なかった事で知っている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ