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修学旅行先は異世界でした?  作者: 神由
救出編
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閑話 ありえない戦争

マモルと分かれてから、神殿の入口付近に隠れていたが

マモルは1日を過ぎても戻らなかった。


部下の説得を受け、歩き出したものの

つい、振り返ってしまう・・・


マモルと分かれてから、5日たち

我々は獣人族との先遣隊との接触に成功していた。


彼らは、マモルがいないと解るとすぐに伝令を出してくれた。

これで、周囲の集落にマモルが現れたら連絡があるはずだ・・・


ついに一週間経った・・・

しかし、マモル発見の報告は未だなく・・・我々の中には、死んだと申す者や捕まったと申す者もチラホラと出てきおった。


そうだ・・・

わかっておる・・・


皇子として皆を導く義務があるのだろう・・・


そんな時だった。あの訃報が入ったのは・・・



「ばかな・・・聖王教会は戦争するつもりか?」


「ありえない・・・」


そう聖王教会が獣人たちに対し駆除をすると発表したのだ・・・


聖王教会の命令した者は何を考えているのだ!

このままでは、聖王教会の信徒が大量に死ぬことになるぞ・・・


以前から、聖王教会は獣人を人と認めず

敵視していた。

だが、それでも表だって行動を起こしてこなかった。

それはなぜか?

誰もが知っていたからだ・・・

戦いになったら聖王教会に勝ち目が無いって・・・


確かに聖王教会にも強い人間はいる。

しかし、それは多くないのだ。

それに対し、獣人は個々の力は人間を遥に凌駕する。



誰もが聖王教会の敗北を想像していた。

だが、実際には・・・


「なにっ!?国境が破られただと!!」


「獣人の精鋭がいたはずだぞっ!」


獣人の敗北を知らせる情報だった。


「皇子!我々も国境へ行きましょう!」


臣下の一人が言ってくる。彼には子供の頃から世話になっている。

静観すべきとの意見も当然あった。

だが、頭の中に嫌な感じがどうしても消えない・・・


カンでは、行くべきだと・・・

何が起こっているか自らの目で見たい・・・



国境へ近付いていくと、所々焼け焦げ、土地はめくりあがり

まさに地獄のようだった。


獣人だったらしきものが散らばり、

家だったものは無残にも灰と黒く焦げた柱へ・・・


悲痛な面持ちで周囲を見ていると、どこからか獣の遠吠えのようなものが聞こえた。

護衛の騎士が臨戦態勢に入る・・・


しばらくの後、声のヌシが現れた。


「イヴォルザーク・・・」


イヴォルザークは危険な魔物で有名だ。かつての勇者と呼ばれた人たちが一番苦労したとも言われる。

強力な顎でどんな生物も骨ごと食らう獰猛な魔物・・・

一匹で一国の騎士団が壊滅的な被害を出しかねない・・・そんな魔物が6匹・・・

周囲の者達には諦めの表情が・・・無理も無い・・・


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