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女帝を阻止せよ

アリサ女帝との全面対決

自分の槍が衝撃波で全て相殺されると、女帝は右手に魔力を集中させて生み出したトルネードを放った。

指先から始まった風の柱は取るに足らないほど小さかったが、周囲の大気と魔力を吸収して瞬く間に大きくなり、一行に向かって飛んできた。


隊長!あれをどうやって止めるんだ!"


溜めることはできなくても、時間は少し稼げる。 アズサ!後はよろしくね!」


「はい!艦長!」


レイピアに魔力を再び集中させたアレスが、トルネードに向かって真っ直ぐ振り下ろす。

強力な赤い剣撃が地面を裂きながら風柱と衝突する。


周囲を焦土化させながら恐ろしく突進してくるトルネードと剣撃がぶつかったが、短時間の対峙にすぎず、赤い魔力はすぐに散らばってしまう。

その瞬間、ドレッドノートから数十発のミサイルがトルネードに向かって発射される。

ミサイルを飲み込んだ風柱の中から複数の爆発音が聞こえ、同時に形が崩れて消滅する。


「それが何の…?」


戦艦から飛んできたマジックミサイルがトルネードを消滅させた?

皆が疑問を呈しているとき、アズサが通信する。


魔法を構成する魔力の構造を崩壊させるミサイルです。 これをこうして使うことになるとは思いませんでしたが、役に立ってよかったです。"


一行が無事であることを確認したアズサは、しばらく苦悩に沈む。

自分が開発した兵器を母親に向けて使用しなければならないという罪悪感に囚われ始めたこと。

今阻止しなければどれほど大きな災害が起きるか、何人の命が失われるか予測不可能だが

それでも苦渋の決断であることに変わりはない。


決意を新たにして通信を開始する。


母の目をできるだけ引くようにします! 艦長様!お母様をお願いいたします!」


「よし、アズサが庇護して注目を集めている間に、我々は女帝の死格に戻って

テジナとミドナーは遠距離から我々の援護を。 その間、リーズとレギリスは私と共に直接攻撃を仕掛ける。"


地面を蹴りながらぶつぶつ文句を言っているテジナ。


ちゃんとした命令もなく、本当に.."


イライラした不満をぶつけるのを、ミドナーが彼女の肩に手を置いた。


「心配しないで。君は私と一緒に行くから。」


「あなたと一緒にいるのは、絶対に嫌なんですが?」 少なくとも一人で行動させてくださいね?"


「あなたがそうして跳ねたり息を止めるか、誰が知るんだ?」 黙ってついてきて」


あ…本当にうるさく言うね..依然として人気がないですね。 あなた


「あなたはいるの?」


二人が後方に下がり、残りの三人は女帝の四角へ移動を始める。



目の前にいた野蛮なものたちに気を取られる暇もなく、女帝の視線はドレッドノートに固定されていた。

確かに初めて見たときは、鉄でできたガラクタかと思ったが、よく見るとその形が見覚えがあった。

過去の研究所でアドナーが見せた方舟と姿が非常によく似ていたこと。


「方舟···そうだ。アズサがそれを完成させたのか


記憶の中で夫と娘の顔がよぎる。

そして激しい頭痛とともに、再び囁き声が聞こえてくる。


今さら、どうしていい思い出みたいに振り返るんだ


ズキズキする頭を押さえながら叫ぶ女帝。


「すべてあなたを縛り付ける鎖だ。 それを全部断ち切れなければ、結局は元に戻るだけだ


「やめて…!やめて!!」


全部捨てて帰るんだ。 女帝。敵にとって恐怖の対象であったまさにその時へ


かつて戦場を席巻した自分の姿がよぎる女帝。

自由に思う存分力を振るった自分を英雄と称え、崇拝した民衆たち


気分が良かった。


王族でありながら第二位の序列にあったため、王位など夢にも思えなかった。


私はそれでもよかった。

自由だったから。


しかし、魔神戦争が反発し、すべてが変わった。

森を焼き払い、正面から押し寄せてくる果てしない数の敵

王国はなんとか持ちこたえていたが。

魔神が直接現れ、王宮と世界樹に向かって攻撃を浴びせ

すべてのエルフが力を合わせて防御膜を張ったが、あまりにもあっさりと崩れ落ちてしまった。


奴らが席巻した結果は、あまりにも悲惨だった。

すべての王族の全滅

壊滅した王国。

指導者の空席でバラバラになった国民たち


最前線で知らせを聞いて急いで帰還した俺が、王族の中で唯一の生存者だった。


女帝?

当然、したくなかった。

自分でも、自分は指導者の素質がなかったからです。


しかし、しなければならなかった。


王国の再建のための象徴が必要だったからだ。


戦争の英雄

唯一生き残った王族


これほど売りやすい条件が他にあるはずがない。


女帝になれと言われて女帝になった。

そのために、私は自由を捨てた。

自分の種族のためにすべてを犠牲にした結果が、たったこれなのか?

私を英雄だと持ち上げていた連中は、一変して私を罵り始めた。

かわいそうなアドナーが、こんなものを救うためにそこまでするなんて。


「私はあなたとは違う」


このうんざりする場所に閉じ込められているのも、年寄りどもの顔色をうかがいながら這っているのも


もう全部終わりだ。"


緑色の魔力を放ちながら怒り狂う女帝。


私の邪魔をするなら。 全部壊して捨てるだけだ


女帝はドレッドノートに手を伸ばし、さっきとは比べものにならないほどの怒りの槍が生じた。

長槍の刃が目標を定め、まもなく一斉に戦艦に向かって飛んでいく。

危険を察知したアルファがヘミスフィアを展開すると、巨大なバリアがドレッドノートを包み込む。

バリアに打ち込まれた槍は力なく分解され、それを見た女帝は嵐で壊れた木の破片を集めて

創意の魔力を込めて飛ばし始めた。


これも止められるだろうか


-アルファ- -残骸が本箱に向かって飛んでくる途中-


ヘミスフィアを維持した状態で艦砲と対空砲を使用する


-デルタ- -対空砲システム稼働-


ベリヤで防げない攻撃が飛んできたため、艦砲と対空砲が火を吹きながら残骸を迎撃しましたが

絶え間なく飛んでくる攻撃を防ぎきるには力不足で、小さいものから大きいものまで戦艦にダメージが徐々に蓄積されていた。


-デルタ- -防衛システム正常作動..-


迎撃できなかった残骸が艦橋を突き抜け、オペレート・デルタの頭部に直撃する。


-シータ-

-デルタ_沈黙-


爆発音とともに粉々になったデルタに、他機種は気を取られる暇もなく対応を始める。


-セタ- -橋に向かって飛んでくる攻撃を最大限に迎撃します-


-アルファ- -船体被害量40%-


嵐を突き抜けて来る途中に受けた被害に加え、攻撃まで受けたため、船体の機能の半分は麻痺した状態だった。


もう少しだけ耐えて。 注目さえ集めてくれればいいから


オペレーターたちの報告を聞きながらオーダーしているアズサと、周囲を覆う影。

壊れざる森の巨木が、彼女と戦艦に向かって飛んでくる。


「これなら静かになるだろう。」


あり得ない攻撃を自分の娘に向けて浴びせる女帝。

彼女はすでに正気ではなかった。


巨木に向けてすべての攻撃を集中砲火したが、胴体に傷がつくだけで壊れる気配はまったくなかった。

動揺したアズサは対処法としてブラスター発射命令を出そうとするが、現状ではまったく不可能なことだった。


魔力を断ち切ることはできない。 どうしたらいいんだろう.."


ブラスターを発射するには、動力ルーンの魔力を圧縮しなければならない。

しかし、船体に受けた損傷と、魔力を断ち切ることのできない対空砲と艦砲。

運良くブラスターを撃てたとしても、その後艦船のすべての機能が麻痺したら、それで終わり。


呆然とした瞬間、嵐を突き抜けて神獣カリブが現れ、アズサの前に立ちふさがる。

強い振動と同時に角に魔力を集中させる神獣。

巨大な体から生じた雷が二本の角の間に集まり

きらびやかな鳴き声を上げながら巨木に向かって頭を振ると、ブラスター級の稲妻の光線が飛び、巨大な目標物を粉々に砕いた。

神獣の助けで危機を免れたアズサは、久しぶりに微笑み、安堵した。


カリブ!無事だったんですね


それを見た女帝は不機嫌になったのか、戦艦への攻撃をやめる。


カリブ..あなたまで私に対抗しようとしてるのか?"


公主を守った神獣に視線を固定した女帝。

この隙を逃さなかったアレスが床を蹴りながらレイピアを振るう。


しかしアリサは、英雄という異名を持つ最強者だ。

来ると分かっていたかのように軽く攻撃をかわす。


赤い魔力を集中させたレイピアがティアラのルーンに触れ

女帝はすぐに右手に魔力を集めて圧縮した風嵐で反撃した。


くっ…


アレスはレイピアを振るった反動で体を回して女帝の攻撃を防ぎましたが

風の魔力が爆発し、一瞬で地面に墜落した。

普通の人間だったら、飛んでいく速度に気を失っていただろうが、アレスもまた並の人物ではなかったので

地面にレイピアを突き刺し、その摩擦で衝撃を和らげた。


「予想はしていたけど、本当に並じゃないな…」


大将!お元気ですか


確かに先制攻撃を仕掛けたのはアレスなのに、まるで女帝に振り落とされたかのように飛ばされるのを見て、慌てて追いかけてきたリズ。

レギリスも後を追ってきたが、彼が無事であるのを見てかなり驚いた様子だった。


そんな攻撃を受けたくせに、傷一つないなんて。 お前、本当に人間か?」


じゃあ、私が人間でないわけがないだろう? お前のように私がエルフだったら、今こんな苦労もしていないだろう


「お前がエルフなら、女帝様と渡り合えるのか? ばかげた話だ。 あの方は、私たちの中でも特別な存在です


それを克服するために、我々人間は技術に命を懸けたのだ。 お前め


レイピアのルーンが再活性化し、魔力を吸収して再び赤い光を放つ。

レギリスとアレスの神経戦が起きたが、リーズが近づいてくるのを見て、二人とも堪える。


雑談はこの辺にして、本任務に集中します。 リーズ、女帝について何か調べたことがあるか


はい、隊長。 たった今、ドレッドノートの交戦でアリサ女帝が魔法を使うたびに、翼に魔力が集中して光を放つのを捉えました


「翼か.. レギリス、何か教えてくれるものはないか


「女帝様は現在めったに見られないエルフ族の魔法使いだ。 我々の種族は、持っているか扱える魔力量に応じて翼の数が決まる。

"

リーズが顔をしかめる。


「それをどうして今になっておっしゃるのですか。」


ごめんなさい。 私も魔力の翼を見たのは久しぶりで、忘れていた。 "


レギリスの情報を聞いて考え込むアレス。


「女帝の翼は…」


「4個。魔法使いの中でも超高位級だ。"


「対処する方法はあるのか?」


正面勝負は不可能だ。 絶対に負ける


その時、二人の間にリーズが割り込んでくる。


どれほどすごい魔法使いであっても、一度に使える魔力には限界があります。 それは人間もエルフも、すべての種族が同じです。

大将と私が使っているルーン兵器にたとえれば、すぐに分かります。 きっと女帝様が一度に使う魔力にも上限があるはずです。"


限界があるのか?"


うなずくリズ。


じゃあ、限界に達するまで女帝の魔力を使わせるということか…


「お前と私、リーズ、そしてあの巨大な方舟まで、すべて女帝様の視線を引きつけながら攻撃を誘導できれば、可能かもしれない。

しかし、それでも何も起こらないとしたら? その時はどうするの?"


それなら臨機応変だ。 状況を見て、それぞれ対応しよう。ただし、生きているうちにね


「……了解。幸運を祈ります」


「皆さま、生きてまたお目にかかります。」


三人は散り散りになり、素早くその場を離れた。

その間に女帝は再びドレッドノートに猛攻を仕掛け、オペレード1機が追加で破壊され

艦船の運用にも次第に負担がかかっていた。


-シータ-

-ガンマ沈黙-


-ベータ- -船体被害量50%超過-


戦艦の艦橋では残り4機が奮闘しており、アズサもまた状況打開のため分析とブリーフィングを止めなかった。

このどうしようもない状況の中で、せめてもの救いは、アズサに直接飛んでくる攻撃をカリブがすべて防いでくれたため、彼女は無事だったということだった。

そう奮闘していたところ、腕輪のスクリーンに新たな指令が展開された。


-目標から攻撃を最大限誘導して魔力を消費させること-


艦長の新たな作戦。 世界樹の魔力に限界はない。 すなわち、母の体に限界を狙う


損傷率が55%を超え始めたドレッドノート

オペレーターたちと整備クルーのサポーターとして、どのように維持されている状況。


やってみるしかない


リーズがアレスに通信をつなぐ。


「艦長様、ドレッドノートを母に向かって突撃させます。」


「なに?アズサ、それはどういう意味だ? 箱を犠牲にしようとしてるのか


正面から突進すれば、母はきっと強力な魔法を使うでしょう。 私はその時、艦船を斜めに傾けてできるだけ耐えながら回避しようと思います。 その時を狙ってください。 戦艦を吹き飛ばすつもりで使う魔法なら、母上もきっと圧倒されることでしょう


戸惑ったアレス。


「それは、ギャンブルじゃないか…」


あまりにも危険な作戦案にアレスは嫌がるが、アズサは自分の意見を強く押し通し、改めて強調する。


これ以外はだめです! 艦長と皆が無意味に死んでいくのを、ただ見ているわけにはいかないということです!」


本来なら阻止すべきだが、このままでは他の隊員が犠牲になれば、かえって女帝を阻止する可能性がさらに低くなってしまう。

アレスは迅速に決断を下す。


「よし、許可しよう。 計画は私が伝えるから、作戦を準備しろ


「はい!承知しました!」


ドレッドノートの艦砲と対空砲が発砲を止める。


やっと終わりか。 うんざりな方舟野郎


飽きたかのように女帝が再び残骸を集めて飛ばそうとした瞬間、突然赤い魔弾が飛んできて女帝の手を払いのけ、魔法を阻止した。

粉砕された塔が飛んできた場所を見つめるが、崩れた都市の瓦礫ばかりが視界に入るばかりだ


「ネズミ野郎みたいなやつら」


前方をなぎ倒すつもりでトルネードを発動しようとするが、今度は赤いレーザーが飛んできて邪魔をする。


こいつらが


自分を中心に強い風圧を放ち、崩れた建物の残骸に身を隠していたミドナーが巻き込まれた。


「うわあっ!」


彼を見つけた女帝はすぐに強力な嵐を彼に投げつけようとしたが、リズが素早く近づき、ルーンナイフを振り下ろして再び妨害する。


リーズは自分に向かって飛んでくる風の矢を、ぎりぎりのところでかわし

アレスとレギリスが剣撃を浴びせながら彼女を援護した。


そうして皆が耐えてくれる間に、アズサ側はほぼ準備を終えていた。


-アルファ- -動力ルーンの魔力をソリッドシステムとヘミスフィアに集中させます-


しばらく沈黙していたドレッドノートが轟音を立てて高速で動く。

目標は正面の女帝に向かって突進すること。


炮が急速に近づいてくるのに気付いた女帝は、天に向かって両手を伸ばし、巨大な魔法陣が形成される。


「何だよ…それ…」


予想以上に強力な魔法だ。 アズサ!! 避げろ!あんなのは止められない!」


4枚の魔力の翼がすべて光を放ち、完成した魔法陣を自分の前に持ってきて魔法を唱える。


-エアブレス-


周囲に衝撃波を形成しながら暴飲を吐き出して発射された魔法は、ドレッドノートに向かって正面から飛んできた。

アルファがヘミスフィアに遅れて正面から集中したが、そもそもこれは機械で防げるレベルの攻撃ではなかった。


「ありえない…」


戸惑ったアズサ。


何秒だったのだろうか

バリアにひびが入り、裂けて完全に粉々になり、魔法が船体に直撃する。

非常音が鳴り響く艦橋の内部では、オペレーターたちがどうにかして戦艦を沈めないよう必死に努めていた。


-ベータ- -船体被害70%以上-


-ゼータ- -艦の正常運用不可能_非常均衡装置作動-


-アルファ- -目標は、たった今の攻撃で沈黙中-


セタのブリーフィングを聞いたアズサが気を取り直して命令する。


ハムは気にしないで! 目標に向かって総攻撃を仕掛けろ!!"


-セタ- -目標捕捉_マジックミサイル_艦砲_ロクオン-


ドレッドノートは徐々に地面に落下し、多数のミサイルと艦砲を女帝に向けて発射する。

しかしミサイルは女帝の手ぶりによって軌道が乱れ、すべて外れ、艦砲は軽々とかわしてしまった。


あれほどの魔法を使っておきながら、あんなふうに動くなんて。."


自分の母を止められず、艦は致命傷を負った。

絶望したアズサは床に座り込み、アレスに作戦失敗を報告しようとした矢先に、先に通信が入る。


「アズサ!無事か!」


「艦長様..申し訳ございません..作戦に失敗しました.."


自暴自棄になったアズサは沈んだ様子で報告したが、アレスの返答は彼女の予想とはまったく異なっていた。


「それはどういう意味だ? 作戦が失敗したって?"


「はい?」


「お前の作戦が失敗したのなら。 今、私の攻撃が女帝に届いたはずがないだろう


風のバリアを張り、アレスのレイピアを防いだアリサ。

彼女の翼のうち1枚が次第にひび割れ、ガラスが砕ける音とともに粉々になる。


「今からでもやめたらどうだ、女帝。」


笑えるな。 這い上がるな、人間


翼さえ全部壊れてしまったなら、女帝を阻止することも無理ではない。

という考えでリーズとレギリスが接近し攻撃しようとした瞬間


カリブーが現れ、この二人に突進して吹き飛ばす。


"..."


リーズは衝撃で気絶し、レギリスは気まずそうに起き上がってカリブを見つめる。


カリブ..どうして…?"


公州を守っていたカリブが女帝を保護した。

今の状況だけを見ると、ほとんど矛盾に近い行動に衝撃を受ける


あいつが守るのは姫だけじゃない。 私も含まれている


女帝様、どうかもうやめてください。 これで十分ではないですか?」


「王国を全部なぎ倒すまでは絶対にだめだ。 巻き込まれたくなければ、ここから落ちて


その言葉を終えると、カリブーの角に手を伸ばす女帝。


「あなたも復讐したくないのか? あいつらのことだ


カリブが輝きを放ち、青い魔力に変わって女帝を包み込む。

T-ARAが再び進化するように姿を変え、王冠の両側にはトナカイの角のような形が魔力で生成される。

女帝を中心に全方位に広がる雷鳴が嵐となって押し寄せる。

そこに、ボロボロに壊した翼まで全部復旧した状況


最悪だ。


希望があると思っていた一行は、目の前の光景に驚愕していた。


まさか増強するとは···"


まさかと思ったけど.."


「女帝様…」


雷を伴った竜巻が森を飲み込み始めた。

嵐に雷鳴と稲妻が加わる。

空に闇が垂れ込める。

何かの泣き声のようなものが空に響き渡る。


彼女はもはや英雄ではない。


災害だ。

分量がかなりあります。 戦闘はやっぱり面白いです

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