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守護戦士見習いのあれやこれや(仮)  作者: 阿野根の作者
番外編 新二級守護戦士は抱き上げられる
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番外編 新二級守護戦士と生どら。

家から出る前からもう抱きあげられまくってるよ…恥ずかしいな…。

うれしいけどさ…。


王宮のヒフィゼ部屋群に行く前におみやげの焼き菓子を傭兵ギルドに置いていく事にした。

「おお、抱き上げたんですか。」

赤い髪のワイルドな男性が言った。

「リュディガー、仕事おわりか?」

ガイウスが言った。


いかにも職業傭兵というきびきびした隙のない動きだな…。

あんまりあった事が無いけど…外の仕事が多いのかな?


「ええ、まあそれにしても…早かったですね…もっと遅いにかけたやつが悔しがりますよ。」

リュディガーさんが言った。

「かけをしてたのか…あとで拳で話合わないといけないな。」

さらっと恐ろしい事をガイウスが言った。

「まあ、お手柔らかにしてやってください。」

リュディガーさんがそういいながら焼き菓子の保存容器を見た。

「…土産だ、真姫奈の母上様からのな…ところでゲルアシュアゼ殿の探索はまだおこなっているのか?」

ガイウスが少し聞きにくそうにきいた。

「ええ、本当に絶望的なんだと分かるまで続けようと思ってます。」

リュディガーさんが強い眼差しで言った。


後で聞いた話によるとゲルアシュアゼさんは昔ファモウラ軍国との最終決戦の時に行方不明になった凄腕の傭兵なんだそうだ…遺体が見つからないのでゲルアシュアゼさんのお兄さんとかさっきの後輩のリュディガーさんがさがしてるんだって。

もしかしたら…異世界スリップ…戦場で次元の歪みって出来やすいし…。

かなり昔らしいから…空間管理師もわかんないよね…。


「おお、すげーな。」

焼き菓子の保存容器を見ながらリュディガーさんがいった。

覗き込むとぎっしり焼き菓子がつまってる。


お母さん、どんだけかったのさ?

受付ホールにいた傭兵が目の色をかえた。


「私がきちんと分けるまで待ちなさい!」

受付のイルセィルさんが武器(エモノ)を取り出した。


他の受付の人も武器出して構えてるよ。

わー、お母さんのせいでひと騒動だよ。


受付も傭兵だもん戦闘能力あるよね。


「まあ、仕事に響かないように頼む。」

ガイウスが私を抱き上げたままあるきだした。


阿鼻叫喚を尻目に私たちは傭兵ギルドを出た。

悪かったよ…お菓子であんな騒動が起こるなんて…。


王宮内のヒフィゼ部屋群は本当に豪華でしたエキゾチックの家具が配置されてるし。

このソファー一つでいくらなのかな?


「真姫奈さんが来てくれてよかったわ。」

ジーミシアお姉さまが微笑んだ。

「そうだな…新しい家族ができてうれしいぞ。」

デシティウスお父様が笑った。


豪華な応接セットのソファーに直接座れず。

ガイウスの膝の上です。


高級ソファーに座ってみたいけど贅沢だよね。


「ありがとうございます。」

私は緊張していった。

ゴージャスなお姉さまとダンディーなお父様がみてるんだもん。

「真姫奈、緊張しなくても大丈夫だ。」

ガイウスがそういって首もとにキスした。


「生どらはリキュールにあうな。」

豪華なお菓子の数々に混じって数だけは多い生どらをお父様が食べながら言った。

「美味しいですわ。」

お姉さまも生どらを上品に食べながら言った。

「粉砂糖をまぶすとなお美味しいですよ。」

ガイウスが私に生どらをあーんしながら言った。

ついでに口についた生クリームをなめられた。

「大丈夫、自分で食べられるから。」

お父様とお姉さまがいるのに恥ずかしいよ。

「なにをいってる、だだをこねるのはこの口か?」

色っぽくわらってガイウスが私に口付けた。


「エレンディア、私、そろそろ部屋にかえるから生どらと粉砂糖を部屋まで持ってくるように伝えなさい、お茶はいつもより甘さ控え目でいいわ。」

ジーミシアお姉さまが突然席をたった。

「はい、お嬢様。」

エレンディアさんがおしとやかにいって部屋を出た。

「私は仕事がありますのでおいとまいたしますわ、真姫奈さん早く結婚式いたしましょうね。」

お姉さまも微笑んで出ていった。

「あ、あの。」

私は戸惑った。

「そうだな、オレも寝酒と寝生どらといくか、粉砂糖を足してな。」

お父様がウインクして立ち上がった。

「今日はありがとうございました。」

ガイウスが頭をさげたので一緒に下げた。

「お休みなさい?」

でいいのかな?

「ああ、いいな可愛い娘。」

お父様がそういって部屋を出ていった。


可愛い娘はさっき出ていきましたよ。


「さて、オレたちも引っ込むか真姫奈。」

ガイウスが色っぽく微笑んでキスを長々とした。


そのまま寝室に移動する。

ムードたっぷりの巨大高級ベッドが待っていた。


「真姫奈、ようやくオレのものにできる。」

ガイウスがそういって優しく私をベッドに下ろして覆い被さった。

焦げ茶色のミツアミを解いていくとなにかがしゃららと音をたてて落ちる。

蓬髪のガイウス?

ガイウスのごつい戦士の手が私の服のボタンに手をかけた。


ああ、緊張する…。

私、大丈夫かな?


「真姫奈、優しくする。」

ガイウスがそういって私の胸元にキスをした。


ああはずかしい。

でも…うれしい。

愛してるよ、ガイウス。

ずっと一緒にいてね。

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