学生守護戦士はバイト中6(ただし、明正和次元)
収穫祭では次代キユリは
あの位置にたつんだよね。
「貴女、水属性強いです。」
ピンクの髪に紫の瞳の女の人が言った。
「どなたですか?」
私は守護業務の配置図を展開していた端末から目を離していった。
「担当守護戦士のマイコです。」
その女性が言った。
よく見ると一級守護戦士の紺瑠璃の作務衣を来ているよ。
スゴいかも。
「失礼いたしました、風見真姫奈、准二級守護戦士です。」
私は守護戦士の略礼をした。
一級と言うことは今回の守護業務の指揮とるんだよね。
「それより、なんで水の属性が強いんですか?」
ニコニコとマイコ一級守護戦士が聞いた。
「水の精霊の血が代々強いんです、先祖に水の精霊王がいるもので。」
アクアウィータにまだ、いるけど、ぱぷぷみたいな姿で。
優しいんだよね。
スニラひいひいひいひいお祖父様に
雰囲気がにてるって可愛がってくれてさ。
あんなに美形じゃないけど、
ヒフィゼギルド管理官長に会う前は
水の精霊王様が一番だったな。
綺麗で可愛い真姫奈って甘くいってくれるの水の精霊王様だけだったし。
淡い子供な初恋です。
今はヒフィゼギルド管理官長が好き。
まあ、大分、年上で大人だから、釣り合わないよね。
身分的にも、ヒフィゼギルド管理官長は
超名家のご子息らしいしね。
しがない庶民は口をつぐめるのかな?
今の甘さだと言っちゃいそうだよ。
「そうですか?私は属性が時なので同じながれるものとして気持ちがいいです。」
ニコニコとマイコ一級守護戦士が言った。
時属性なんて、珍しい。
「真姫奈ちゃん、あちらは確認…おお?」
アルファースさんがたじろいだ。
そうだよね一級守護戦士なんて早々、道場以外で会わないよね。
「こんにちは、マイコ・クミルナです、次代キユリの守護業務頑張りましょう。」
マイコさんが微笑んだ。
クミルナ?あれ?ユウキ君って
そんな名字だったような?
親戚かな?お母さんの方の?
「真姫奈、仕事はどうだ?」
ヒフィゼギルド管理官長がやって来た。
さっきまで明音皇女に呼ばれてたんだよね。
すごく嫌そうに出かけていったけど
大丈夫だったのかな?
「わー、ヒフィゼさん、いったい、なにしたんですか?明音皇女殿下の隣の席に変更されてますよ!」
アルファースさんが言った。
「なにもしていない、呼ばれたから、オレがいかに真姫奈を大切に思っているか話してきただけだ。」
ヒフィゼギルド管理官長が言った。
えーと、学生として期待されてるんだよね。
将来の傭兵ギルドの構成員としてだよね。
誤解しちゃダメだよね。
「真姫奈、そろそろ、オレのうでの中に来ないか?」
ヒフィゼギルド管理官長が甘やかに言った。
「真姫奈ちゃんは仕事、邪魔すると長に言いつけますよ。」
アルファースさんが言った。
「……しかたない、真姫奈後にしよう、だが、文月殿が怖いわけではないぞ。」
ヒフィゼギルド管理官長が言った。
どっちかっていうと、ふみふみワンコさんが怖いんだよね。
「それで、どうに配置しますか?」
マイコさんが微笑んだ。
「次代キユリを狙う勢力が入り込みそうな目の前の席に…。」
アルファースさんが端末上で配置図を展開した。
「わかりました、私は真姫奈さんと行動します。」
マイコさんが言った。
「オレが指導役なので。」
アルファースさんが困った顔をした。
「今回は私が指導役になります、その方が貴方も動けるでしょう?」
マイコさんが言った。
まあ、准二級守護戦士の私がある意味一番弱い…はずだよね。
だから、指揮する、マイコさんの近くがいいって考えたのかな?
「マイコ一級守護戦士、真姫奈ちゃんは五十嵐の精鋭ですよ、普通の准二級守護戦士と違って二級守護戦士レベルはあります。」
アルファースさんが言った。
なんか嬉しいな♪そう思ってくれてるんだ。
「だからこそ、私とユウキ君のすぐ近くで守ってほしいのです。」
マイコさんが微笑んだ。
「ヒフィゼさん付ですよ。」
アルファースさんがため息をついた。
いやなオマケ扱い?私は嬉しいけど。
「ええ、明音…皇女殿下のそばで守護業務予定ですので、ちょうどよいと思います。」
マイコさんが言った。
「と、言うことはその明音皇女殿下の隣は決定なのか?」
ヒフィゼギルド管理官長が言った。
「ええ、真姫奈さんの近くはそこが最適です。」
マイコさんが言った。
なんかそれ見るの寂しいな。
「収穫祭のあとのレセプションも明音皇女殿下と出ることになってるみたいですね。」
アルファースさんが端末を見ていった。
「明音皇女殿下にはお断りしたのだが。」
ヒフィゼギルド管理官長が言った。
「それについては私が確認しておきます。」
マイコさんが言った。
なんかつかみどころかないな。
マイコさんって何者なんだろう?
一級守護戦士なんだけどさ。
「優輝…ユウキ、次代キユリに害意を持つのは、明音皇女殿下の伴侶候補と言われる、ヒラエス家と、ウエラゼ家辺りですか、明音に、明音皇女殿下に害意を持つのは側妃の実家イレチィス家か…でもあそこはユウキ、次代キユリになったほうがいいと言う考えなので無視で大丈夫です。」
マイコさんが言った。
くわしいな…さすが…担当守護戦士。
側妃の実家イレチィス家?
クミルナ家じゃないの?
「真姫奈、オレは…。」
ヒフィゼギルド管理官長が言った。
「ヒフィゼさん、真姫奈さんは大丈夫です、きっと、立派に守護業務ができますよ。」
マイコさんが言った。
「指導役として心配でしょうが。」
アルファースさんが付け加えた。
うん、だからこんなところまで来てくれたんだよね。
あの人身売買事件以来、初めての守護業務だけど少し恐いんだ。
だから、ヒフィゼギルド管理官長が見ててくれるのは嬉しい。
リアルでヒフィゼギルド管理官長の腕の中に行きたい瞬間もあるけど。
今、頑張らないと守護戦士二級をとって一人前の守護戦士になるって言う希望が叶えられなくなるから。
頑張るんだ。
甘えちゃダメだよね。
きちんと守護戦士二級とって
傭兵ギルド…にいってもいいよね。
本当は、五十嵐本家の文月さんの補佐役を期待されてるって知ってるけど。
せめて近くに居たいんだ。
たとえ、ヒフィゼギルド管理官長が
他のひとを好きになっても。
近くでみていたい。
私、変態かな?
「真姫奈?」
じっと見つめてたらヒフィゼギルド管理官長が微笑んだ。
ああ、やっぱり、私、この人が大好きなんだ。
諦めきれない。




