学生守護戦士は学校生活中4
うーん、学園祭でお姫様役ってきついよ。
コスプレ?なんで、ミニの着物なんだろう?
只今衣装合わせ中です。
今回のコンセプトは和風なのでなせがミニの着物ドレス…動きづらい。
「真姫奈ちゃん、似合ってるよ。」
クリさんがほほえんだ。
王子様?役がなぜか、クリさん、格好いいけど
女性だよね。
和風な王子様って感じです。
「うーん、完璧だよ♪」
衣装の製作者の宇水木実さんが言った。
あの高級ブランド『こゆ』のオーナーデザイナーの娘さんらしい。
だって、衣装カバー、『こゆ』のマーク
入りのだったんだよー。
「先輩は優しい系の美人だからいいですね♪ドレスメイク部のモデルもお願いします。」
木実さんが言った。
ドレスメイクってドレス作りまくって
イメージした人に着せまくるあの部活…。
第二の勇者研究会って評判の…。
良いけどさ…どうせきるならヒフィゼギルド管理官長に見せたいな…。
今日の衣装は見せたくない。
足出すぎだよ!
「木実…。」
九曜君が言った。
「いいじゃない、別に、確かに先輩は守護戦士修行忙しいだろうけどさ。」
木実さんが言った。
今の九曜君の一言にそこまで意味あるの?
「そうだ、迷惑。」
九曜君が言った。
そこまで意味あったらしい。
幼馴染みすごいよ。
「うーん、衣装はこれで良いけどさ、髪飾りとか地味じゃない?」
あずみちゃんが言った。
「じみ。」
九曜君が言った。
地味ってこと?
大きいリボン着けてるんだけど?
「地味だよ、九曜にとっては派手かもしれないけど、彫金部とでもコラボしたらどうですか?」
木実さんが言った。
地味すぎるじゃなくて、地味じゃないっていったのか、あの後輩読むの大変だよ。
「おーい、迎えきてんぞ、風見。」
春山君が言った。
さっきまで、漫画研究会のモデルバイトしてきたらしい。
どんな、漫画なんだろう?
「うん、じゃ、帰るね。」
毎日、アルファースさんも大変だよね。
そういや、つぎの守護業務ついてきていいよっていってたよね。
はやく、グーレラーシャのバイトも再開しなくっちゃね。
「真姫奈さん、すみません!」
ふみふみワンコさんが五十嵐本家の玄関に入ったとたん足を踏んだ。
地味に痛い。
「ふみふみー、僕もついでに踏まないでよ。」
アルファースさんも足踏まれてた。
「すみません、文月さんが居間に呼んでます。」
ふみふみワンコさんが離れながら言った。
五十嵐本家の七不思議?
戦闘能力があるとなぜか踏みまくる
その名もふみふみワンコ。
五十嵐の長老も宇水の妖怪も避けられない
って評判なんだよね。
「きたのですか?」
文月さんが言った。
上座に誰か座って…ヒフィゼギルド管理官長!?
「真姫奈ちゃん、ガイウス・ヒフィゼさんがお話しがあるそうなのです。」
文月さんが言った。
座敷に正座するグーレラーシャ人…。
なんて似合わないんだろう。
「真姫奈。」
ヒフィゼギルド管理官長が微笑んだ。
なんか、色っぽい。
「こんにちは。」
すごく、ドキドキする。
顔赤いかな?
ドキドキしながら下座にアルファースさんと座った。
「体調はどうだ?」
ヒフィゼギルドに管理官長が微笑んだ。
ああ、いつもの
ヒフィゼギルド管理官長だよ。
「はい、もう、大丈夫です。」
ワザワザ、来てくれたんだ♪
「そうか、では、帰ってこい、オレのもとへ。」
ヒフィゼギルド管理官長が色っぽく微笑んだ。
どうしよう、なんか愛の告白されてるみたいだよ。
か、勘違いしちゃダメだよね。
「と、言うことで近々、グーレラーシャ傭兵ギルドでのバイト再開なのです、よかったのです、わざわざバイトの件で来てくれたのです。」
文月さんが言った。
そうだよね、その件で来たんだよね。
なんか、気持ちが落ち込む。
わざわざ私を迎えに来てくれた訳じゃないよね。
「真姫奈、オレは真姫奈を迎えに来たんだ。帰ってこい。」
ヒフィゼギルド管理官長が甘く言った。
ああ、格好いい。
本当に口説かれてるのならいいのに。
「もちろん、バイトに出すのです、このアルファース・オグラも風見真姫奈の指導役としてつかせるのです。」
文月さんが言った。
「はい、長。」
アルファースさんが言った。
「…オレは、真姫奈さえいればいい。」
ヒフィゼギルド管理官長があまやかに言った。
どうしよう、なんかヒフィゼギルド管理官長がエロい。
「こちらとしては、見習いだけでなく何人か送り込みたいのですが、ヒフィゼギルド管理官長?」
文月さんが言った。
うん、そっちのほうがメインだよね。
「それは、願ってもないことだが、オレは真姫奈を迎えに来たのです。」
ヒフィゼギルド管理官長が言った。
「ええ、なかなか、こんなに使える学生バイトもないのです、こちらとしては、真姫奈ちゃんに明正和次元でも守護業務のバイト兼実習もしてもらいたいと思ってるのです。」
文月さんがお茶をすすった。
ああ、そうだよね、五十嵐本家の内弟子である以上そう言う業務もあるよね。
「真姫奈、オレのところへ戻ってこい。」
ヒフィゼギルド管理官長が言った。
「だから、バイトに戻すのです。」
文月さんが言った。
「真姫奈、お前は宝ものだ。」
ヒフィゼギルド管理官長が甘く微笑んだ。
な、なにその宝ものって?
勘違いしちゃうよ。
「見習いは金の卵、宝物ですが大袈裟なのです。」
文月さんが言った。
ああ、そうなんだ。
まあ、そうだよね。
「オレの宝物はお前だ、真姫奈。」
ヒフィゼギルド管理官長が言った。
「ええ、未来の五十嵐本家側近はたしかに宝物なのです。」
文月さんが言った。
なんか、二人が言い合ってる気がする。
困惑して隣のアルファースさんに
助けを求める視線を向けた。
「……大丈夫。」
アルファースさんが囁いた。
何が大丈夫なんだろう?
「ともかく、まだ、グーレラーシャ傭兵ギルドのバイトは無理なのです、もう少し待ってほしいのです。」
文月さんが押しきった。
「オレは真姫奈とはなしたいのです、五十嵐のご当主殿。」
ヒフィゼギルド管理官長がが言った。
「打ち合わせは、担当者が来るのです、二人はこれから修行なのです、行きなさい。」
文月さんが私達の方を見ていった。
「はい、いこうか、真姫奈ちゃん。」
アルファースさんがそういって立ち上がった。
「…あの、ヒフィゼギルド管理官長、また、バイトよろしくお願いいたします。」
私はそういって御辞儀をして立ち上がった。
ああ、足がしびれてていたい。
「真姫奈?真姫奈!行くな!」
ヒフィゼギルド管理官長が今生の別れ見たいな
声を出した。
「ヒフィゼギルド管理官長。」
ああ、誤解しそう、このまま、ヒフィゼギルド管理官長の腕の中にいつかみたいに抱き込まれたい。
「行きなさいなのです。」
文月さんが言った。
私は会釈をして歩き出した。
ああ、足がピリピリする。
「真姫奈ー。」
ヒフィゼギルド管理官長が立ち上がって歩き出そうとして転んだ。
しびれてるみたい、大丈夫かな?
「じゃ、いこうか。」
アルファースさんが言って手持って引っ張った。
「はい、ではまたお願いします。」
私は御辞儀をして歩き出した。
ヒフィゼギルド管理官長が来てくれて
とってもうれしい。
でも、あの雰囲気いつもと違うんですが?
なんか、ドキドキして落ち着かない。
でも、本当に早く、グーレラーシャにいきたいよ。
例え、叶わない恋でもヒフィゼギルド管理官長の
そばにいたいんだ。
ヤッパリ、私、ガイウス・ヒフィゼさんが好き。
大好きって実感したよ。




