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守護戦士見習いのあれやこれや(仮)  作者: 阿野根の作者
本編 見習い守護戦士バイトする。
24/48

学生守護戦士は世話される2

ああ、なんか悪役気分だよ…。

きっと助かってもこの事が追及される…絶対に…。


「あの守護戦士を買い取りたい。」

誰かが言ってる。

アラブの大富豪?みたいで、頭にかぶった被いで顔が良く見えない。


私は商品じゃないですよ…一応。


「オレが優先権あると思うよ!」

例の戦士マニアが言った。


「どうしようかしら…。」

セファムが相変わらずの女装姿で言った。


外ではこれで通すらしい。

ユカリちゃんがお人形みたいに抱きあげられてるのが可哀そう過ぎる。


まあ、バックヤードだから客は見えない。


「私の助手です。」

オーキアスが静かに言った。

「あら、もっと気のきく子あげるわよ、戦士がいいの?」

セファムが言った。


「真姫奈がいいんです。」

オーキアスが言った。


「おい、執着するなんてお前らしくないぞ。」

パラセアが狂戦士を回収しながら言った。


「真姫奈しかいりません。」

オーキアスが言った。


「あら…でも客がかってにオークション始めたみたいだわ。」

セファムが言った。

「おーくしょん…。」

むらさきのビスクドールみたいな衣装を着せられたユカリちゃんが呟いた。

「ユカリこわいの?大丈夫よ。」

セファムがユカリちゃんを抱きしめた。


かわいそうなユカリちゃんは振るえてるみたいだ。


「くそ!あの男をなんとかしろ!」

戦士マニアの男が護衛の女戦士に言った。


「なんだ…金額でまけたらちからずくか?」

アラブの男が護衛と立ちあがった。


「へー、けっこう良い値段だね…売ろうかな?」

セファムが素にもどったような発言をした。


「オレたちに喧嘩を売ろうとはいい度胸だな。」

アラブの男が言った。


「主人に渡した方が怪我がないとおもうが…。」

女戦士が言って剣を構えた。

「それはどうかな?」

アラブの男が言った。


「参る!」

女戦士が仕掛けてきた。


アラブの男が鞭を絡みつかせて剣を蹴り飛ばす。


「強いな、だがまけん!」

女戦士が飛んだ剣を呼んだ。


剣は女戦士に戻るまでにアラブの男を攻撃して戻ろうとして護衛に落とされた。


「く、三対一とは卑怯な。」

女戦士が言った。


「戦闘に卑怯もへったくれもない。」

アラブの男が言った。


「私は…。」

女戦士が言った。


「負けるわけにいかん!」

女戦士が小刀をとばした。


アラブの男のかぶり物を切り裂く。


男の顔が見えた。


「ヒフィゼ…。」

ギルド管理官長?


なんで、ここにいるの?


「知り合いですか?」

オーキアスが言った。


まずい、味方の不利にならないようにしないと。


「知り合いじゃありません!」

私は力いっぱい否定した。


「知り合いだな…。」

パラセアが言った。

「知り合いですわね。」

セファムがいって舞台に声を送る装置に向かった。


『真姫奈はピエーアス様にお売りしますわ。』

セファムが言った。


「セファムさん、私の助手です。」

オーキアスが言った。


ついでになにか構える。


なんかの符みたいだ。


「あなたの助手はなんとかするわ。」

セファムがユカリちゃんの頭をなでながら言った。


「いやです。」

オーキアスがセファムに符を貼り付けようとした。


「無駄よ。」

セファムが氷のつぶてで符をとばして、オーキアスに貼り付けた。


「真姫奈…。」

オーキアスがつぶやいて倒れた。


あれ、安定符だよね。


「さあ、危ない守護戦士は厄介ばらいするわ、パラセア、エスコートしてあげて。」

セファムが言った。


「あ…ああ…セファムさんでも…。」

パラセアが言った。


「おわりです、古ハタヤ王国のセファム・フロリ。」

文月さんが後から刀を突き付けた。


古ハタヤ王国?そこどこ?


「…侵入者に気がつかないなんて、私もバカよね。」

セファムが笑った。


守護戦士たちが入ってくる。

五十嵐本家系の守護戦士が…。


「真姫奈ちゃん!」

一樹さん…従兄の花山一樹さんが水の気をまとったグレートアクスを私になげた。


お祖父ちゃんのだよ…アクアウィータの!


なんとか受け取って構える。


「まあ、面白いわね…私にかなうとおもうの?」

セファムが言った。


「まあ…やってみますよ。」

文月さんが言った。


「パラセア、退避なさい、ユカリしかまもらないわ。」

セファムが言った。


「分かった。」

パラセアが逃げるのを一人の守護戦士が追う。


「まったく、戦士なんて嫌いよ!いつもいつも僕に邪魔をして!」

セファムが言ったとたん

なかも外も雹がとんだ。


みんなを攻撃していく。


「主人!」

女戦士が戦士マニアをかばった。


「さあ、まとめて倒すわ!ユカリとの婚前祝いだからね。」

セファムが言うと雹が激しくなった。


痛い…どうしよう…。


「解けなさい!」

文月さんが言った。


とたん、雹がとける。


そうだ…文月さんのお祖父ちゃんは凄い魔法使いだって聞いた事がある。


「やるわね!水よ!」

セファムが言うと水柱がたって私をのみ込もうとする。


どうしよう…このまま死んじゃうの?

水柱にせまられて私は思った。


ヒフィゼギルド管理官長…ガイウスさんにせめて

告白してから死にたい…。


「真姫奈ー。」

ガイウスさんの叫びが聞こえて水柱にのみ込まれた。


苦しい…もうだめかも…。


「お姫様は死なないのです。」

文月さんの声がして


水のなかから解放された。


むせ込む…くるしい。


「真姫奈!」

そして…だれか…。

誰かが私を抱きあげた。


「ヒフィゼギルド管理官長?」

私が呟くと抱き締められた。


「真姫奈…。」

白い衣装が血まみれのヒフィゼギルド管理官長の顔があった。


「まだ、終わりじゃないよ!」

セファムが言った。


「終わりではないだと?そうか?良かった。」

ビーヌシスさんが槍をかまえた。


「な、なに?」

セファムがたじろいだ。


「私の大事な宝物を返してもらう!」

ビーヌシスさんが槍でセファムを攻撃した。


「たからもの?」

ユカリちゃんが反応した。


「ユカリは!私の宝物だ!」

ビーヌシスさんが叫んだ。


「……びーぬさん…ビーヌさーん!」

ユカリちゃんが叫んだ。


「ユカリ、あなたの旦那様は私だって教えたでしょう?」

セファムがユカリちゃんの顔をあげさせて言った。


「いや、来ないで、ビーヌさん!助けて!」

ユカリちゃんが言った。


「ダメよ、ユカリ!」

セファムが氷柱を立てた、直後文月さんにきり倒される。


「ユカリ!今いく!」

ついにビーヌさんの槍がセファムの腕に突き刺さった。


「利き腕を怪我した魔法使いなどおそれる足りない!」

ビーヌさんはいった。


「真姫奈、こっちを見てくれ。」

ヒフィゼギルド管理官長が言った。


はずかしくて顔が見られない。


「ユカリー!」

セファムの声が見ると、ユカリちゃんがビーヌシスさんのだきあげてられてた。


床にはセファムが文月さんに押さえつけられている。


ああ、ヒフィゼギルド管理官に抱き上げられてるいがいは普通だよ。

夢みたいだ…現実感がないよ…。


でも、よかったよ。

うちに帰りたい。

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