学生守護戦士は世話される1
やっと更新出来ました。
よろしくお願いいたします。
オークション会場は異様な熱気に支配されていた…わけじゃなく、以外と静かだ。
まあ、バックヤードで商品?の体調管理の手伝い中なんですけど。
何人か、今日のオークションにかけられるらしい。
怪我しないように格子を保護した檻に入ってる。
一歩間違えば自分がされたと思うと少し怖い。
「真姫奈、商品にバイタル符を貼ってください。」
オーキアスが言った。
バイタル符を張り付ける作業中だ。
「あんた、恥ずかしくないのか?」
檻の中の戦士らしい男の抵抗を封じ込め
バイタル符を張り付けた。
「恥ずかしいか…。」
身体は抵抗にきちんと反応して避けたり
封じたりする。
恥ずかしいっていや、恥ずかしいけどね。
なんだろう?
「真姫奈、怪我をしないように、どうせ、あの戦闘マニアが購入するんです。」
オーキアスが言った。
普通、商品の方を気にしませんか?
「おい、この腐れ医師!覚えてやがれ!」
戦士が言った。
「あなたの骨折の治癒部位くらいしか覚える価値はありません、悔しかったら、真姫奈くらいの身体能力を見せてみなさい。」
オーキアスが次の商品に目を向けた。
そ、それだよ、身体能力ってなに?
「こ、来ないで~。」
ウサギ耳の獣人の女性が檻の中で後ずさった。
「大分、怯えてるようですね、安定符をはってください。」
オーキアスが言った。
「はい。」
私は指示された符を女性の額にはった。
安定符は緑がった乳白色の光を放って消えていった。
とたん、女性は倒れかけ慌てて支えて床に横たえた。
「ききがよすぎるようです。」
オーキアスが嬉しそうに笑った。
この、マットサイエンティスト?
「おい、大丈夫か?!」
戦士がさわいでる。
「オーキアス、助手は使えてるみたいだな♪」
筋肉手下パラセアが言った。
「ええ、私の出来ない事のフォローをしてくれて良い娘をもらいました。」
オーキアスが言った。
「ん?なんか嫁でももらったみたいだな…ラリスさんが、ユカリ姫の体調管理も頼むっていってたぞ。」
パラセアが言った。
ユカリ姫?ユカリちゃん無事なんだ!
「そうですか、真姫奈の体調しだいでいきます、まだ、頭が痛いみたいだし。」
オーキアスが言った。
なんで、ばれてるんだろう?
「相変わらず、自分勝手だが…守護戦士は別なのか。」
パラセアが呟いた。
「真姫奈、あと一人みたら、今日は終わりです。」
オーキアスが言った。
基本的にオーキアスは私の世話を焼きまくっている。
学校で習った医療の知識が微妙に役立ってる。
ユカリちゃんが心配なのと、
セキュリティのせいで逃げられない。
こう言うところは通常准一級守護戦士の指揮のもとチームで潜入だしね。
「真姫奈、この治療符を試しなさい、頭痛薬です。」
オーキアスが符を渡した。
なんだろう…この、不思議な模様?
市販符とか処方符にはないよね。
「はってあげますね♪」
オーキアスが符を取り上げて額にはろうとしたので
反射的にさけてオーキアスの手首を持った。
「すみません。」
身体に染み付いてるし。
敵地だと思うから過剰反応中なんだよね。
「真姫奈…あなたは…。」
オーキアスが真剣な目で見た。
なに?なんか不味い?
「やはり、興味深いですね。」
続けてオーキアスが言った。
興味深い?どこが?私は普通の高校生だよ。
武術科の…。
「治療を終えたら、ユカリ姫のところにいきましょう、それから、食堂でパフェを食べますかね♪」
嬉しそうにオーキアスが言った。
うーん、そんなに嬉しいもんかな?
パフェ好きなんだ?
「真姫ちゃん~。」
ユカリちゃんはピンクベビードールを着せられてた。
天蓋付きベッドに座ってるし。
女装男って究極の変態?
「オーキアス、ユカリ体調を見てよ。」
部屋にいた男性が言った。
「もっと着せないと風邪引きますよ、セファムさん。」
オーキアスが言った。
「…男のロマンなのに…。」
男性が妖しく笑った。
男のロマンってなに?
「ガウンだよ。」
男性が空間から膝だけのピンクのフリフリガウンを出してユカリちゃんに着せかけた。
なんか、ユカリちゃん、怯えてる?
「真姫奈、バイタル符を貼ってください。」
オーキアスが言った。
「ユカリちゃん、あの人誰?」
私はユカリちゃんの胸にバイタル符を貼りながら囁いた。
「女装男…セファムだよ。」
ユカリちゃんが振るえながら言った。
なにされたんだろう?
「バイタルは異常ありません。」
オーキアスが言った。
「真姫奈、採血符を貼ります」
オーキアスが言った。
「はい。」
ユカリちゃんの腕を伸ばさせると
オーキアスが採血符を腕の内側にはる。
「真姫ちゃん、私…。」
ユカリちゃんがもう限界らしい。
機械式のセキュリティを誤魔化すのは専門知識が今のところないんだよね。
でも、なんとか、するよ。
「問題はありません、少し寝不足ですか?」
オーキアスがユカリちゃんの顔を見ながら言った。
「まあ、そうだよね。」
元女装男が妖しく笑った。
ユカリちゃんが身を縮めた。
「健康です、きちんと休息は取らせてください。」
オーキアスはそういって立ち上がった。
「真姫奈、帰りますよ。」
続けてオーキアスが言った。
私はもう一度ユカリちゃんを見てうなづいた。
もう一度チャレンジしてみるよ。
守護戦士失格でも、頑張れる。
「真姫奈、スペシャルオレンジパフェがおすすめですよ」
廊下を手をなぜかつながれながらオーキアスに言われた。
「そうですか。」
同じおごって(くれるんだよね、払ったことないし)くれるんでも、ヒフィゼギルド管理官長ならドキドキワクワクなのに。
ため息しかでないよ。
なんとか、五十嵐本家と連絡とれないかな?
多分、動いてくれてると思うけど…。
単なる失踪とか思われて…ないよね。
まあ、難とか機械式のセキュリティを誤魔化してみますよ。
魔法式の方が習ったから少しは時間があるんだけどね。
でも、頑張るんだ。
諦めたら、そこで終わりだもん。
「さあ、甘いものは頭の栄養ですよ。」
オーキアスが嬉しそうにオレンジシャーベットと生クリームがのったスプーンを私の口元に差し出した。
あーん?なの?
ヒフィゼギルド管理官長にいつか
やってもらいたい事のひとつなんですが?
「自分で食べられます。」
私は自分の前にどーんとある、ストロベリーチョコパフェにスプーンを突っ込んだ。
「食べなさい。」
オーキアスがスプーンをニコニコと押し付けた。
もしかして、プチピンチ?
なんか、すごく嫌だよー。
読んでいただきありがとうございます。




