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守護戦士見習いのあれやこれや(仮)  作者: 阿野根の作者
本編 見習い守護戦士バイトする。
12/48

傭兵ギルド管理官長は実は熱愛中3

あの、レヒヤと言う男、腹が立つ。

オレは、忙しくて真姫奈いる世界についていけないのに。

ついていくそうだ。


「グーレラーシャの朝食は甘いな。」

レヒヤがハチミツパンを食べながら言った。

「そうですか?」

真姫奈がヨーグルトソースの掛かったサラダをたべながら言った。

「…口にあわないか?若長殿。」

ならば、私と真姫奈の癒しの時間に顔をだすな。

「今度、上手い朝食を食べさせてやる、主殿。」

レヒヤがオレを無視して真姫奈に言った。


今日は夏休み前の最後のアルバイトの最終日だ。

正確には朝食がすめば真姫奈はかえってしまう。


真姫奈が帰るだけならいいがこの忌々しい男も付いていくと言う。


真姫奈…オレがもう少し理性のない男だったら今すぐ抱きあげるのに…。

抱きあげて一時たりとも離したりしないものを。


「明正和次元は面白い世界だな。」

通信機の情報を調べながらレヒヤが言った。

「空間の歪みとかですか?」

真姫奈が鶏ピラフを食べながら言った。

「それもだが、人参が空をとぶそうだな。」

レヒヤが言った。


何をいってる?人参が空をとぶわけないだろうが。


「ソウトントンですか?まあ、飛んでますよ、明正和高校に行くとよく見られます。」

真姫奈がさらっと言った。


本当にとんでるのか!


「ヒフィゼギルド管理官長、夏休みに沢山計画してくれてたのに出来ずにすみません。」

真姫奈が言った。

「まあ、後進の指導は大切だからな。」

子供のキャンプか…オレも幼年学校時代、傭兵学校のそんな感じの企画に毎年参加したな。


経験は子供にとって必要だからな。


それにしてもうらやましい。

真姫奈に指導してもらえる子供たち…。


オレも行きたい…。

だが…仕事がな…。


「主殿、オレも手伝わせてもらう、馬の乗り方ならいくらでも教えられるぞ。」

レヒヤが言った。


パイナ草原国では歩き始めるより先に馬に乗るというからな…。


「そうですか…まあ、今回はキャンプなので乗馬はありません、むしろ、ヒフィゼギルド管理官長に暗器アンキの使い方のほうが教えてもらいたいです、子供、手裏剣とか好きですから。」

真姫奈が言った。

「オレもぜひ教えたいのだが…。」

オレは言った。


もちろん、行きたい…いつでも真姫奈と一緒に異世界の満天の星空の下…。

まあ…妄想だが…。


「お忙しいですよね、すみません。」

真姫奈が言った。

「すまん。」

オレが役職なんぞに付いてなければ…。


まあ…真姫奈にも会えなかったが…。



「で、あのパイナ草原国の若長と帰っていったんですね。」

イリディアが言った。


今日も仕事は多い。


「そうだ…仕方ないだろう。」

なんだってこんなに仕事が多いんだ。

「…恋する男のくせに…。」

ファイネが言った。


確かにグーレラーシャの男は恋するとつっぱしる奴が多い。

抱き上げまくるし離したがらないし。

オレの祖父上など王族だから余計始末におえないらしく。

今でも祖母上を抱きあげてる事が多い。


まったくあの体力爺。

そう言えば…ケレス森国に婿入りしたダウリウス叔父上も

よく叔母上を抱きあげていたな…。


まあ…オレは真姫奈を抱きあげたら離せる自信が無いと言う事だ。


「変態、元気がないな。」

王宮主任警護官アポロニュウスがやってきた。

「そうですね。」

なぜか、国王メリリノア陛下も一緒だ。


まあ、うちの王族は自分の身は自分で守れるどころか。

戦闘能力まであるからな。


「真姫奈ちゃんがいないからダメみたいです。」

イリディアが言った。


まあ、そうだが…まるでダメな男みたいじゃないか?


「ほー、さすが、変態の面目躍如じゃねぇか。」

アポロニュウスが言った。

「なんとでも言え。」

真姫奈がいないと生きていけないのは本当だ。


「真姫奈さんはちびっこキャンプにいっているのですね。」

メリリノア陛下が言った。

「…はい…。」

ファイネが答えた。


「異世界のちびっこキャンプ楽しそうですね♪」

メリリノア陛下が言った。


「交流にこの変態を送りこんだらどうですか?メリリノア様。」

アポロニュウスがニヤリとした。


「そんなわけにもいくまい。」

大体、仕事はだれがするんだ。


「そうですね…ドーリュム王室管理官長が丁度あいてるみたいなのでかわりにやってもらって、ちゅんさんの恋を応援しますね。」

メリリノア陛下が言った。


たしかにドーリュム王室管理官長ならできるだろうが…王室の仕事はどうするんだ?


「いいお考えです、変態の恋を応援して下さるなんて素晴らしいです。」

アポロニュウスがニヤニヤした。


「王宮はアラルエスさんを呼び戻します、そろそろ経験も必要ですからね。」

メリリノア陛下が言った。


おい、あんなチャランポランな奴で大丈夫なのか?


だが…行けるのは嬉しい。


「だから…ぜったいに、パイナ草原国の若長なんかにまけないでくださいね。」

メリリノア陛下が言った。


そうか…国の威信?もあるのか?


「そうだよな…変態が、大事な真姫奈ちゃんとられて、ほんもんの変態になったら後味悪いしな。」

アポロニュウスが言った。


おい、どういう意味だ。


「…本当のロリコン?…。」

ファイネが呟いた。


「オレはロリコンじゃない。」

真姫奈とそんなに歳もちがわないんだ。


成人しているが。


「まあ、ちゅんさんまだ若いですから…ベテラン傭兵さんたちにガイウスちゅんって呼ばれてるでしょう?まだ。」

メリリノア陛下が言った。


「そう言えば…そうかも、だからちゅんさんなんですか?」

イリディアが笑った。

「ええ、だから、愛黎ちゃんも私もちゅんさんなんです。」

メリリノア陛下が笑った。


「陛下…やめてください。」

なんだってそんな昔の事を…。


まあ、ベテラン傭兵は今でもガイウスちゅんと呼んでる人もいるが…。


「何にしろ絶対にパイナ草原国の男に負けるなよ。」

アポロニュウスが言った。

「全国守護戦士協会には連絡いれ時ますね。」

イリディアが言った。


「…がんばれ…ちゅんさん…。」

ファイネが呟いた。


ちゅんさんってさっそく呼ぶんじゃない。


「メリリノア陛下、ありがとうございます、イルディア後はたのむ。」

なんて恵まれてるんだ。


「ええ、がんばってきてください、後で報告書楽しみにしてますよ。」

メリリノア陛下が微笑んだ。


報告書を…提出するんですか?


「出張ですからね。」

イリディアがニヤニヤした。


「…たのしみ…。」

ファイネが呟いた。


「オレもよもっと。」

アポロニュウスが言った。


おい、それは野次馬根性だぞ。

まあ、出張だから報告書は提出するが…。

個人的な事はかかんからんな。

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