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そしてただただ慌ただしく

少女は母の亡骸を前に涙を流しつつ立ち上がった。産婆から男の子を自らの腕の中に受け取り、天へと向けて高く掲げた。

「王子様、お誕生おめでとうございます!」

見るからにひ弱そうなこの生まれたばかりの赤子は、まだ産声をあげなかった。

「さ、きれいなお湯をはって!」

召使いの一人はさっそうと女の子を盥からあげてタオルにくるんだ。一人は慌てて部屋から出て行き、ほかのもう一人と大きな盥を抱えて戻ってきた。数人が代わる代わるに新しい湯を盥に注いだ。盲の老婆はうん、うんと頷いていた。

森を駆け抜けてきた男と、中庭を突っ切ってきた男が部屋に入って来た。一人は王様から顔に痣有する男の子を受け取り、もう一人は湯の入った盥からあげられてタオルにくるまれたばかりの女の子を受け取った。王は王妃の亡骸へと足を向けた。

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