焼却炉
読みに来て頂いてありがとうございます。
授業だったのか、レクリエーションだったのかは忘れたけれど、昔遊びをするというのがあって、わらべうたを歌いながら手遊びをするというのをやったんです。
その日は生徒達みんな一日中かごめかごめやずいずいずっころばしとかやってたんです。
その日の清掃の時間になった。
うちの学校は焼却炉があってクラスごとに掃除が終わると当番さんが行ってゴミを入れることになっていた。
私と隣の席の子が当番だったので、焼却炉にゴミを放り入れてさぁ戻ろうという時でした。
さっきまで遊んでたわらべうたが聞こえるんです。
目の前のたった今、ゴミを入れた焼却炉の中から。
2人とも、びっくりして焼却炉を見て止まっていたら、後ろから用務員さんが来て、「時間だね〜」と言って蓋を開けて火を着けたんです。
私あわてて今、起こったことを用務員さんに伝えたら、
「あ〜そうなんだね、大丈夫!すぐ燃えちゃうから」
って。
よくわからないけれど、平気な顔して火かき棒でゴミを動かしてから蓋を閉じたんです。
そしたら焼却炉の中から何人もの声が重なるような小さな悲鳴が聞こえて、私ともう一人の子は怖くて耳に手を当てたんです。
おじさんは「大丈夫だから戻りな〜」って。
二人で教室に戻って、そのことを友達に話たんだけど、作り話だって言われて。
それ以降は当番になってゴミを捨てたけれど
そんなことなくて。
あれってなんだったのかって。
そもそも、あの用務員さん、うちの学校にいたっけ?
いかがでしたか?
ご感想いただけるとうれしいです。




