表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/100

図書委員

読みに来て頂いてありがとうございます。

図書室には怖い本のコーナーがある。


あそこは近寄りたくない!

好きな人は好きなのかもしれないけど、あそこは変な感じがする。


クラスメイトの美優ちゃんがそう言っていた。


表紙が暗い色だったり、タイトルも怖いかもしれないけれど、私はそんなに気にしてはいなかった。



そんな私は図書委員になった。


図書の時間と一週間に一回だけ持ち回りで放課後に貸し出しの受付と返ってきた本の整理をしたり、カードのチェックをしたりするようになった。


怖い本はそれほどたくさん借りられるわけじゃなかった。


他の子の時には借りられたり、返ってきたみたいだけど私はそれまで当たったことが無かった。


ある日、私とクラスの違う委員の山本さんと二人で作業をしていた。


受付をしていると返却された中に怖い本が一冊あった。気にしていなかったからいつも通りカードをチェックして、ハンコを押して、他の本と合わせて棚へ戻しに行った。



順調に本を戻していくと最後に残ったのはあの怖い本だったので奥の方にある棚に向かった。



本の位置は棚の上の方だったので私の背では届かなかったので受付横に置いてある脚立を取りに戻った。


受付にいるはずなのにいない・・・


どこにいったんだろうと思いながらもトイレか何かかな?なんて考えながら脚立に手を伸ばした。



その時、ヒタヒタヒタっと奥の方から足音が聞こえた。



なんだ、そっちにいたのかと思って、


「山本さん、トイレにでも行ったのかと思った〜」


と、脚立を持つ手を止めて振り向いた。


でも返事がない。


聞こえなかったのかと思って近づいて行った

ところ入口がガラッと開いて山本さんが入って来た。


「急にトイレ行きたくなっちゃって」と

ヘラっと笑ってた。


じゃぁさっきのは…?


私は怖い本を左手に持ったままだった。


山本さんが私のその本を指さして、

「それで最後なの?」と聞いてきた。


「うん、そうなんだけど脚立を・・・」と言いかけたところで山本さんが、


「あ〜!上の方だった?なら私が戻しておくからそこに置いて先に終わっていいよ、私なら脚立なくてもいけるし」


そう言われてあっさりと私はその本を置いて図書室を出てしまった。



それが委員の最後の仕事だったのでアレが何だったのか、あの後何か無かったのか分からずじまいです。

いかがでしたか?

ご感想いただけるとうれしいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ