持久走
読みに来て頂いてありがとうございます。
うちの小学校の持久走は学校の外周を走るんです。
まぁ、村みたいな感じなのであまり周りに住宅もなくて、車もそう通らないので危なくないから。
高学年は一周、ニ周って感じなんですけど
低学年は折り返し地点を作って一年生から順に学年ごとに走る感じなんです。
低学年のコースは高学年のコースとはちょっと違っていて森の中を抜けるような細道なんです。
一応通学路でもあるので通ってる子もいるんですけど、寂しい感じの道でよく幽霊を見たなんて言う子が出るんです。
この間、持久走だったんです。
私の担当は折り返し地点で生徒をチェックして最終走者が来たら連絡を入れて特大コーンを持って学校に戻る。
その折り返し地点には先生一人だけだったらしいです。
木々が風に吹かれてサワサワと音が聞こえるだけで静かなんですけど、その音に混ざって人の話し声が聞こえてきたようで。
ちょうど二年生が終わって次に三年生が走り出す頃だったので何かあったのかな?って。
でも声は小さいままで近寄って来るわけでもない。
耳をすませてみると、
「今日は子供が多すぎる!」
「今のうちに渡っておかないとダメだ」
などと言っていて。
近所の人なのかな?
迷惑をかけているなら一言ご挨拶をしておこうと思って声のする方に近寄っていったそうです。
一瞬だけだけど見えたのは、
小さい人間だった。
リカちゃんくらいのとても小さなおじさん2人だったらしいです。
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