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第14話~のびてるぞ おっさん~

どうしたものかと道の端で佇んでいると、


「どうされました?」


突然後ろから声をかけられた。

びっくりして振り向くと、痩せた背の高いの男がキツネ目をニヤつかせて立っていた。


「見たところ何かお困りの様子ですが、なにかお力になれることはありませんか?」

「えっ、ええ、ちょっと人を探していまして」

「あぁ、ひょっとしてこの地区の区画長ですか? だったら知っていますから、ご案内いたしますよ」


いきなり知っている人に出ることが出来たぞ。


「いいんですか?」

「はい、商人になりたで区画長を探している方は多いですからね。

あっしはそんな人たちをご案内するのが仕事でしてね。

そうだ、あっしの名前はロットっていいやす」

「自分はシゲルっていいます。おねがいします」


ロットの後についていく。

露店が並ぶ通りを過ぎ、段々人通りの少ない裏路地へ入っていく。


「本当にこんなところに区画長が?」

「だからあっしみたいな案内がいないとみんなたどり着けないんですよ。

もうすぐだから、ちゃんと付いて来てくださいよ」


ロットはニヤけ顔のままどんどん進んでいき、ついには行き止まりになってしまった。


「さっ、着きやしたよ・・・ 地獄の1丁目になぁ!!」


ロットの叫び声と共に俺の後ろにあるドアが開き、屈強そうな男が2人出てきた、2人ともご丁寧に剣で武装している。


「さて、命が惜しかったら有り金全部置いて来な!!」

「ひえぇぇ・・・」


震える手で革袋を差し出すと、ロットはキツネ目をさらに細める。


「そうそう、物分かりのいい奴は生き残れるぜ、じゃあ、あばよ!!」


後頭部を強打され、俺はいともたやすく気を失ってしまった・・・

読んでいただき、有難うございます。

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